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言わば「群馬のイタ車」! 武闘派スバルの隠れた傑作「スポルヴィータ」がお洒落過ぎた

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言わば「群馬のイタ車」! 武闘派スバルの隠れた傑作「スポルヴィータ」がお洒落過ぎた

老舗革メーカー「マリオレヴィ」とコラボした500台限定モデル

 2015年11月にスバルWRX S4に設定された特別仕様車「スポルヴィータ」。イタリア語のSporvita(スポーツ)とVita(人生)を組み合わせた造語であることからも、イタリアの風が感じられるクルマだ。500台限定で販売されたこのモデルは、WRXでありながら、走りよりもインテリアに特徴のあるモデル。とくにイタリアの老舗革メーカー「マリオレヴィ」とのコラボで、シートやステアリングなどにタン×ブラックの内装をあしらい、大人のスポーツセダンというコンセプトのS4を、さらに昇華させたといえる仕立てだ。

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過去にはWRX STI AラインやBRZの特別仕様車にもタンレザーを採用

 スバル車でタンレザーの内装といえば、2010年に3代目WRXシリーズに設定されたAT専用モデル「WRX STI A-LINE」に、メーカーオプションとして「プレミアムタンインテリア」が設定されたのが初めて。

 スポーツモデルのWRXにタンレザーと2ペダル(AT)の組み合わせはこの時から具現化されていた。 その後も2013年にピュアスポーツクーペのBRZにタンレザー内装を採用した特別仕様車「BRZプレミアムスポーツパッケージ」が設定されるなど、スバルのスポーツモデル×タンレザーの組み合わせは、意外と歴代モデルに設定されてきたのだ。

ピアノブラックのパネル加飾でさらに落ち着いた雰囲気に!

 スポルヴィータに採用されているタンレザーを手掛けるマリオレヴィ社は、革のなめしから縫製まで、一貫生産を行う数少ない専門サプライヤーとして75年にも及ぶ自動車用革製品製造の歴史がある企業だ。プレミアム感を演出してくれるタンレザーのシートやアームレスト、ステアリングは、カラーや縫製だけでなく、その手触りにもこだわった。 ほかにもインテリアで注目したいのが、エアコンベンチグリル周りの加飾をシルバーからピアノブラックへ変更したことで、落ち着いた印象になっている。もちろんインパネ加飾やセンター部分のナビパネルもスポルヴィータのベースモデルとなる前期型WRX S4ではカーボン調とであったが、こちらもピアノブラックへと変更。こうしたシートやトリム類のレザー部分とパネル類の組み合わせにより、暖かみのあるインテリアカラーながら落ち着いたイメージをうまく演出していたといえる。

大人なセダンを感じさせる「ラピスブルー・パール」の外板色を特別設定

 そして、インテリアが傑出していたスポルヴィータだが、じつは控えめながらエクステリアも専用アイテムが多く装着されている。ボディカラーに「ラピスブルー・パール」を2016年1月17日受注分までの期間限定で特別設定したほか、光輝タイプのウインドモール、高艶ベロアメッキのWRXエンブレム付サイドガーニッシュ、トランクガーニッシュなどを設定。

 ヘッドライトもベースモデルのブラックベゼルモデルに対し、光輝タイプとして普通のS4と“ちょっと違う”と感じさせてくれる。

スバルがこだわる先進安全装備を標準化

  また、走りの部分では、ベースモデルの基本性能が高いこともあり、特別な装備はないが、当時のWRX S4ではオプションとして設定されていた245/40R18サイズのハイパフォーマンスタイヤを標準装備。ほかにも、後側方からの接近車両をリヤバンパーに内蔵したセンサーで検知し、ドアミラー内のインジケーターで知らせるリヤビークルディテクションやハイビームアシスト、アイサイトアシストモニターなどをパッケージとしたアドバンスドセーフティパッケージも標準装備されていた。ベースモデルではオプション設定となるこのパッケージを標準装備することで安全性にも力を入れていることがうかがえる。 このようにWRX S4のキャラクターに見事にマッチしたスポルヴィータは好評を博し、2016年には兄貴分のレガシィB4にも300台限定でスポルヴィータを設定。プレミアムスポーツというカテゴリーを育んできたスバルだからこそ実現した上質なスポーツセダンだが、同社は現在アイサイトXなど次々と先進技術を投入して商品力を高めているだけに、次期モデルでもこうしたコンセプトの特別仕様車の登場に期待したい。

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みんなのコメント

6件
  • インテリアの写真。1枚BRZになってますよ。なんで間違い気づかない?
  • スバル車は元の内外装デザインがあれなので、部分的におしゃれにしてもね…ちぐはぐにしかならんよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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