11月15日、トライアンフは2024年のMoto2チャンピオンを獲得した小椋藍(MT Helmets – MSI)が『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞したと発表した。
『トライアンフトリプルトロフィー』は、Moto2クラスでエンジンサプライヤーを務めるトライアンフが、その年に最も際立ったパフォーマンスを発揮したライダーへ送る特別賞だ。
小椋藍がMoto2タイトル初戴冠。青山博一氏以来の15年ぶり、日本では7人目のチャンピオン誕生に/第18戦タイGP
2024年シーズンはファン投票が初めて導入され、各レースごとに素晴らしい走りを披露した3人のライダーを選出。SNS上で行われるファン投票で順位を決める。トライアンフの765ccエンジンにちなみ、得票数が1位に7ポイント、2位に6ポイント、3位に5ポイントが付与される仕組みだ。
第18戦タイGPで残り2戦を残してMoto2チャンピオンに輝いた小椋は、ファン投票で5回のトップを含む最も多くの票を得て、最終戦を前にトライアンフトリプルトロフィーを受賞することとなった。小椋は、トライアンフトリプルトロフィーを受賞したMoto2チャンピオンとしては5人目、ファン投票での受賞は史上初、日本人としても初めて受賞者となった。また、副賞として特別なカラーリングが施された『Street Triple 765 RS』が贈呈された。
小椋は、「多くのファンからの投票によりチャンピオンだけが手にする事が出来る、この特別なトライアンフを受け取ることができてとても光栄です。年間チャンピオンにはトライアンフのバイクが贈られると期待していたので凄くうれしいです」と嬉しさを語り、「応援して頂いたすべてのファンに感謝いたします」とファンへの謝意も述べた。
「サスペンションが凄くよく、ブレーキタッチもとても素晴らしいです」とStreet Triple 765 RSの印象を語った小椋だが、このクラスのバイクに乗るための二輪免許を持っていないとのことで、「このバイクをどう使うかを考えなければいけないのですが、もしかしたらスタントバイクにするかもしれません」と語った。
Moto2チャンピオンに加え、トライアンフトリプルトロフィーをダブル受賞した小椋は、2025年からMotoGPへステップアップを果たし、トラックハウス・レーシングから最高峰クラスに挑戦する。
小椋にとってMoto2でのラストレースとなる11月15日~18日に開催される第20戦ソリダリティGPでは、どのような走りで2024年を締めくくるのか、ぜひ注目したい。
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みんなのコメント
チャンピオンには失礼だけど、かわいく感じちゃいました。