現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なんとエンジン付きの「初代サバンナRX-7」!レベル製1/24プラモ「SA22C」を日本仕様にアレンジ!!【モデルカーズ】

ここから本文です

なんとエンジン付きの「初代サバンナRX-7」!レベル製1/24プラモ「SA22C」を日本仕様にアレンジ!!【モデルカーズ】

掲載 6
なんとエンジン付きの「初代サバンナRX-7」!レベル製1/24プラモ「SA22C」を日本仕様にアレンジ!!【モデルカーズ】

冬の時代を明るくしたロータリー・スペシャリティ

初代RX-7(SA22C型)は、コスモスポーツ以来久々のロータリー専用車として1978年春にデビューした。サバンナという車名こそ引き継いだものの事実上全くの新型車であり、ロータリーエンジンの特性を最大限に生かした本格的スポーツカーとして開発されたものである。

出た!「ハコスカGT-R」の「ハイリフト」! リアは「ピックアップ」で砂漠を走る? 【モデルカーズチューニング】

【画像78枚】一分の隙も無く国内仕様化されたRX-7と、その制作工程を見る!

レシプロなら2Lクラスに相当する出力を発揮しながら、圧倒的にコンパクトな2ローターの12Aユニットは、エンジン本体を前車軸より後方に置くフロントミッドシップ・レイアウトを可能とし、軽量な車体も相まって、優れた動力性能と高い運動性能を両立した。最大の輸出先アメリカの路上で異邦人的に見えることを狙ったというスタイリングは、ジェット戦闘機の風防にヒントを得たグラスキャノピーと、国産車としてはトヨタ2000GT以来となるリトラクタブル・ライトの採用により、日本車離れしたエキゾティシズムを獲得し、スーパーカーブームの余韻の中で大人気となった。

ただし国内では、スポーツカーに対して厳しい目線が注がれていた当時の社会情勢に鑑み、あくまでスポーツカーではなく高級スペシャリティカー、というエクスキューズの下で販売された。美しいルックスと優れた性能をアフォーダブルに実現したRX-7は世界中でヒットし、オイルショック時に被った「ロータリー=ガスイーター」という汚名の返上に成功した。その優れた資質からモータースポーツでも活躍し、デイトナやルマン、ETC、WRCなどで大きな成果を上げている。

ロータリー好きなら見逃す手はない傑作キット!
初代RX-7のプラモデルは実車現役当時に1/24や1/20で多くのメーカーからリリースされたが、現行品は長らくフジミとアオシマ(旧イマイ)のレースカー、マイクロエース(旧LS)の前期型ロードカーの3種のみという状況が続いていた。いずれも決定版とは言い難い内容だったが、その状況は2021年秋にハセガワから新規キットが登場したことで解決されている。

しかし、その少し前(2017年)にレベルから再販されたRX-7は、旧モノグラム金型によるキットの久々の復活版で、前期型ロードカー/レースカーの2in1、エンジン/シャシーが精密に再現されたフルディテール・キットであった。アメリカ製ながらスケールは1/25ではなく1/24、ボディのプロポーションはきわめて良好で、モノグラム絶頂期の製品らしく饒舌な質感モールド、そして何より、ハセガワ製キットには含まれていないエンジンもしっかりパーツ化されているのが魅力的だ。

ただし2シーターのアメリカ仕様なので、国内仕様を作る場合はサイドモールやフェンダーミラー、ステアリング位置、リアシート追加といった工作を要する。エンブレム・デカールにも「サバンナ」の文字が無いため、自作が必要だ。作例はそのあたりをきっちり作り込んで、国内仕様のトップグレード「リミテッド」を再現している。

アメリカ製プラモデルにしては部品の合わせも悪くなく、意外なほど作りやすい。そのままアメリカ仕様として作るのも一興だろう。エンジン付きで考えると初代セブンの決定版と言えるこのキット、今も入手できるようであれば読者の皆さんにもぜひ制作をお勧めしたい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
AUTOSPORT web
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
バイクのニュース
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レスポンス
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
Auto Messe Web
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
WEB CARTOP
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
Webモーターマガジン

みんなのコメント

6件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

294.8399.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

355.91520.0万円

中古車を検索
RX-7の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

294.8399.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

355.91520.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村