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フィアット・フェスタ2017

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フィアット・フェスタ2017

トレーラー牽引フィアット500や、新旧124スパイダー 続々来場

6月11日に群馬県の水上宝台樹スキー場で開催されたフィアット・フェスタ2017。昨年に続いてイベント・レポートを仰せつかった筆者、愛車パンダ3で会場を目指した・・・と書きたいところだが、我が相棒は昨年末、東名で大型トラックから私を護り天に召されたので、代車の軽自動車で会場入りした。元・若輩フィアット乗りの筆者が言うまでもなく、フィアットをはじめとしたイタリア車ファンにとっての定番イベントであるフィアット・フェスタ。今年でなんと24回目という息の長さからも、その人気の高さがわかるというものである。


ゲートオープンとなる朝7時を過ぎると、会場となるスキー場の駐車場前の道路には入場するエントラントとギャラリーのクルマで行列ができていた。現行のフィアット/アバルト500シリーズの多さには驚かされたが、それぞれにオーナーの個性が現れたモデファイが施されていて楽しい。そして今年は新型アバルト124スパイダーの姿が目立ったが、あわせてオリジナルのフィアット124もまた多く会場を訪れ、一大勢力を形作っていた。その他にも名車から珍車まで、さまざまなイタリア車が集まってくるのはこのイベントの層の厚さを感じさせた。

また、スペシャルショップやパーツメーカーのプロショップブースではプロモーションや会場限定のセールなどが行われ、フリーマーケットではコアなイタリア車ファン秘蔵のパーツやマニュアル類、可愛らしい手作りのグッズなどが大放出されていた。

70台が競う、スラローム/ラリー

走りが元気なイタリア車だけに、モータースポーツを楽しめるのもこのイベントの特長だ。広大な駐車場を利用してパイロンでコースを設置、走行タイムを競う『トロフェオ・スラローム』と、水上高原の自然の中を半日で巡るレギュラリティ・ランの『トロフェオ・ラリー』を開催、両競技を合わせて約70台が初夏の高原で走りを楽しんだ。

そしてエントラントからギャラリーまで、全ての参加者が楽しめるのが、このフィアット・フェスタの特徴。ビンゴ大会(公式ステッカー購入で参加権をゲット)やじゃんけん大会で、協賛各社からの豪華賞品が多数振る舞われた。競技の部分はシリアスながら、会場の雰囲気はあくまでもユル?くも家庭的。老舗イベントの風格を感じさせられた。



フィアット・フェスタ 2017 51枚の写真で詳細レポート

開場と同時にオフシーズンのスキー場駐車場への道にはフィアット車の行列が出来上がっていた。

トロフェオ・スラローム参加者は、走行前に念入りにコースを確認する慣熟歩行を行っていた。

今年もTシャツやブランケットなど、フィアット・フェスタ2017の公式グッズが販売された。

協賛各社から提供された豪華商品がまさに山のように! 競技の副賞やビンゴ、じゃんけん大会で振る舞われた。

’70~’80年代フィアットのレストア&モデファイ・レーベルSTORICAブースには、美しく仕上がったアウトビアンキA112とフィアット128が。

X1/9や128などのフィアット車を得意とするスペシャルショップ、FKRもプロショップ・ブースに出展。

主催のトゥルッコのブースにはデモカーの124スパイダーを展示。フィアット各車のパーツやグッズも販売。

こだわりのパーツスペシャリストMT-DRACO。デモカーのアバルト500には新開発のパーツが装着されていた。

コンピューター&点火系チューニングのT.M,WORKSのブースではフィアット500のデモカーが展示された。

404PSの弩級チューンド500アレスで話題のポゲア レーシング ジャパンもブースを出展していた。

関西のアルファ・スペシャリスト、ユニコルセは、レトロなオーバーフェンダーの500デモカーで参加。

欧州車パーツブランド『CLOS』で知られるRAC(アールエーシー)もシフトノブなど各種パーツを販売。

mCrtのブースでは、本国アバルト公認のクラブ『ABARTH CLUB mCrt』のクラブ員を募集中!

スパルコ・ジャパンのブースではレーシングギアの他、スパルコ・ブランドのアパレルなどを販売していた。

モータースポーツ派から支持されるオイルブランド、モチュール。300V指名買いのラテン車乗りも多い。

競技系ユーザーが絶大に信頼を置くミッション&デフオイルのオメガは今年もブースを出展していた。

車内アクセサリーのハンドメイドショップ、azzu mijasのブースでは、革製のドリンクホルダーやキーホルダーを販売。

フィアット/ベルトーネ X1/9のオーナーズクラブとして有名なgroup RUNABOUTのクラブブース。

フリーマーケットではレアパーツから手作りのグッズまでが並び、人気を博していた。

メインのギャラリー駐車場もたちまちいっぱいに。もう一箇所用意された駐車場も満車状態になっていた。

やはり最大の勢力を誇るのが現行フィアット/アバルト500シリーズ。それぞれにオーナーのセンスが現れていた。

今年目立ったのが新旧の124スパイダー。この写真を撮った後、さらに台数は増えていた!

こちらはギャラリー駐車場で発見したフィアット124スポルト・クーペ。スパイダーとはまた違った味わいがある。

フィアット/ベルトーネ X1/9でガンガン走っているオーナーの多さに驚かされる。コンディションも上々だ。

後ろ半分のトレーラーを牽引するフィアット500を発見。ボディカラーのアッズーラもお揃いでオシャレだ。

トロフェオ・ラリーは朝に会場を出発し、半日をかけて近隣100kmほどのコースを巡るレギュラリティ・ランだ。

1968年型ジュリア・スーパーでラリーに参加するのはオートモービル・クラブ・ジャパンの是枝会長。

ダッシュのフィアット・ベアぬいぐるみが愛らしいアバルト695ツーリスモもラリーに参加。

イベント当日の朝は肌寒かったものの、日が昇ると暑いくらいに。絶好のバルケッタ日和だったのでは?

アルファ4Cもトロフェオ・ラリーに参戦。初夏の高原ドライブをたっぷり堪能されたことだろう。

ラリーから戻ってきた一行は、駐車場に特設のスペシャルステージへ。今年の設定タイムは33秒だった。

ラリー参加の124スパイダーのドアに「猫が乗っています」ステッカーが貼られていたのだが……

……車内を覗き込んでみると、本当に猫が乗っていたのでビックリ! 一緒にラリーを楽しんでいた。

トロフェオ・スラロームは、駐車場にパイロンで仮設されたジムカーナコースで走行タイムの速さを競う。

トロフェオ・スラロームに参加の初代パンダ。今や少数派となったが、MOMOカラーも勇ましく快走した。

ブルーのボディにイエローホイール、バンパーレスとレーシーなモデファイのアウトビアンキA112。

トロフェオ・スラロームの参加車両で最も多かったのがアバルト500シリーズだった。

最新の2017年モデルのアバルト595もトロフェオ・スラロームに参戦。アグレッシブな外装デザインが特徴だ。

アバルトだけが500じゃない! スタンダードなフィアット500もスイスイと踊るように駆け抜けていた。

フィアット600をベースに排気量を1000ccにまでアップさせたツーリングカー、アバルト1000 TCも走る。

2代目フィアット・パンダのホットモデル、パンダ100HP。コンパクトボディに高出力エンジンで意外に速い。

2気筒ターボのツインエア・エンジンを積む、現行フィアット・パンダもボディを盛大にロールさせながら走る。

コアな人気を持つ2代目ランチア・イプシロン。この個体はシックなツートンカラーのモモ・デザイン仕様だ。

プントの3代目モデル、199系はフィアット、アバルトを含め多数がトロフェオ・スラロームに参加した。

フィアット/ベルトーネ X1/9も走行安定性の良さから、大挙してトロフェオ・スラロームに参戦。

ストラトスに代るグループ4マシンのフィアット131アバルト・ラリーは、オーリオフィアット・カラーを纏う。

最新のアバルト124スパイダーも多数参戦。FRマシンらしくテールをスライドさせながら走っていた。

こちらはオリジナルのフィアット124アバルト・ラリー。もちろん赤と黒のカラーリングもこちらが元祖だ。

競技終了後は各クラスごとに表彰式が行われ、上位3名には賞状と賞品が贈呈された。

記念撮影もそこそこに恒例のペリエ・ファイトに興じる入賞者たち。副賞のアンブレラで防御!

表彰式の後は大じゃんけん大会が行われ、本部横に山盛りの賞品たちが広く参加者に行き渡った。

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