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FIA、メルセデス”ホイール問題”を各F1チームと話し合い。2019年新規則下での”抜け道”になる可能性も?

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FIA、メルセデス”ホイール問題”を各F1チームと話し合い。2019年新規則下での”抜け道”になる可能性も?

 メルセデスのホイールに関する最近の論争について、F1チームとFIAは話し合いを行うことになりそうだ。

 メルセデスがベルギーGPから使っている、複雑な形状のリヤホイール。この合法性についてフェラーリは、FIAに確認を行った。

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 フェラーリが問題視しているのは、スポークに開けられた穴である。2012年、ハブに開口部を設けたレッドブルは、可動空力パーツだとして違反と見なされ、使用を禁止された。フェラーリは、今回のメルセデスのスポーク形状は、禁止された2012年のレッドブルのアイデアと同じなのではないかと疑っているのだ。

 FIAはアメリカGPを前に、メルセデスのホイールとハブを調査。その結果、レギュレーションに準拠していることを確認した。

 しかしフェラーリは、FIAの解釈に同意できないことを示唆。メルセデスはフェラーリから抗議されるのを避けるため、ホイールに微調整を施したと言われる。

 F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、現在の状況は不安定であるため、テクニカル・ワーキンググループの議題として、この件を取り上げるのが最善の策であろうと考えているようだ。

「明確にすることが必要だとは思わない。なぜなら、すでに我々はそれを行ったからだ。誰もが、我々がどう感じているのかを知っている」

 ホワイティングはそうmotorsport.comに対して語った。

「ただ、まだ意見の違いがあるように思う。おそらくそれは、テクニカル・ワーキンググループで整理される必要があるだろう」

 このメルセデスのホイールの問題は、メルセデスとそのメインのライバルであるフェラーリの間でだけ、闘われてきたことだ。しかしこれに何の対処もしなければ、より問題の重要性が増す可能性があると、他のチームは考えている。

 ルノーF1のテクニカルディレクターであるニック・チェスターは、新しいレギュレーションが導入される2019年シーズンに向け、この”ブロウンホイール”のアイデアを各チームが追求していく可能性が高いと考えている。

「多くのチームが、スポークを通り越して(気流を)吹き出している。だから、それは完全に新しいモノではない。しかし各チームは、さらに外まで気流を吹き出そうとしている傾向にある」

 そうチェスターは語った。

「興味深い解釈がいくつかあると思う。2019年のレギュレーションでは、このことはさらに重要だ。なぜなら、望んだだけの気流をマシンの外側に向けて流すフロントウイングを生み出すのに、苦労しているからだ」

「だから、もしホイールでより多くのことができるのであれば、それはさらに重要になる」

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