いるいる! 明らかに過積載な車両
【重量オーバー車による運転は大変危険です!】
首都高速道路が2023年9月11日、公式X(旧Twitter)でこのようなメッセージとともに動画を発信しました。
「古いETCが使えなくなる日」近づく NEXCOが改めて周知 規格変更を予定
「重さの最高限度を超えた車両の繰り返し走行が問題となっています。
重量超過で走行すると、道路が傷み、補修工事が増加するため渋滞を生むだけでなく、重大な事故に繋がります」
こう注意喚起を行っており、なかでも「特に深刻なのが」として挙げているものが、「(積載量を増やすため)荷台の枠を高くするなど ごく一部の悪質な重量違反車」です。
道路の老朽化が加速するなか、重量違反の大型車両は、道路の劣化を早める大きな要因のひとつとされてます。国は0.3%の重量を違法に超過した大型車両が、道路橋の劣化の約9割を引き起こしていると試算しています。
車両重量が道路に与える影響度は、軸重(車軸にかかる重さ)の約12乗に比例するとされています。たとえば軸重10tの車が過積載によって20tになった場合、道路には、10t車で“約4000台分”の疲労が蓄積されるといわれます。
首都高速道路は、なかでも前出の“荷台改造ダンプ”で、最大積載量の2 3倍の砂などを積載した車両などを、悪質な車両の一例として挙げています。ただ、積み荷にもよりますが枠を高くすること自体が全て違法ではないため、判断の難しさもあるようです。
それにしても、明らかに荷台いっぱいにモノを積み「荷台から飛んでくるのではないか……」と不安になるような車両や、いかにも重そうに走っているものも見かけます。そうした車両は走行性も悪くなり、横転などすれば重大事故にもなりかねません。首都高速道路はこうした重量違反車に対し、情報提供を呼び掛けています。
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