1月26日に300台限定の「T5 AWD R-デザイン・ファーストエディション」のみ先行予約受付が開始された、ボルボの新たなるコンパクトSUV「XC40」。そのカタログモデルが3月28日、ついに正式発表された。
ファーストエディションでは252ps・350Nmの2.0L直4ガソリンターボ+8速AT+AWDの組み合わせとされていたが、こちらを搭載するのは「T5」を名乗り、スポーティ仕様「R-デザイン」(539万円)と上級モデル「インスクリプション」(549万円)を設定。ミッションと駆動方式が8速AT+AWDとなるのはいずれのグレードも共通だ。
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その一方、必要充分なパワー・トルク・装備を備えながら手に届きやすいモデルとして、190ps・300Nm仕様の2.0L直4ガソリンターボと8速ATを搭載する「T4」を用意。こちらは標準仕様がFFのみ、中間グレード「モメンタム」がFFとAWDから選べ、「R-デザイン」と「インスクリプション」はAWDのみとなっている。
なお、2.0L直4ディーゼルターボを搭載する「D4」や、1.5L直3ガソリンターボエンジンの「T3」は、残念ながら現時点では日本仕様に設定されず。「モア・トルク!」というヘビーユーザーや、「レス・プライス!」とよりお買い得なXC40を望む人は、もうしばらく待つ必要がありそうだ。
以上、日本仕様のグレード構成をまとめると、このようになる。
【190ps・300Nm 2.0L直4ガソリンターボ+8速AT】
XC40 T4…389万円
XC40 T4モメンタム…439万円
XC40 T4 AWDモメンタム…459万円
XC40 T4 AWD R-デザイン…489万円
XC40 T4 AWDインスクリプション…499万円
【252ps・350Nm 2.0L直4ガソリンターボ+8速AT】
XC40 T5 AWD R-デザイン…539万円
XC40 T5 AWDインスクリプション…549万円
XC40 T5 AWD R-デザイン ファーストエディション…559万円 *完売
この中でも際立った個性を持つのがT4およびT5の「R-デザイン」だろう。外装のルーフやグリル、スキッドプレートやドアミラーはグロッシーブラックで、室内も専用のヌバック/ファインナッパレザーシートやルーフライニング、シフトノブなどがチャコール色で仕上げられる。19インチアルミホイールも専用のダイヤモンドカット/マットブラックだ。
さらに、スポーツサスペンションとパドルシフト、アルミ製スポーツペダルを専用アイテムとして装着。見た目だけではなく実際の走りもスポーティに楽しみたい人にとっては唯一の選択肢となる。その他の装備はほぼ「インスクリプション」に準じたものとなるため、「スポーティかつ豪華」という実に贅沢なモデルと言えそうだ。
標準仕様と「モメンタム」、「インスクリプション」は主に、タイヤ&ホイールとシート、オーディオ類に大きな違いがある。まずタイヤ・ホイールは、標準仕様→「モメンタム」→「インスクリプション」の順に235/60R17→235/55R18→235/50R19と、幅はそのままホイール径が上がりタイヤの偏平率が下がっていく。
シートは標準仕様が運転席・助手席・後席とも手動調整式のテキスタイル(ファブリック)、「モメンタム」は運転席8WAY電動調整式+電動ランバーサポート&後席電動可倒式のテキスタイル・コンビネーション、「インスクリプション」は運転席・助手席8WAY電動調整式+電動ランバーサポート+マニュアル調整式クッションエクステンション&後席電動可倒式の全席シートヒーター付き本革となる。
なおシート色は、標準仕様はチャコールのみだが、「モメンタム」はボディカラーに応じてチャコールかグレイッシュ・ライトベージュ、「インスクリプション」は同じくチャコール、オキサイドレッド、ブロンド、アンバーのいずれかが組み合わされる。内装色にこだわりの強い人は、よく注意してグレードを選ぶべきだろう。
オーディオは標準仕様がナビなしの80Wアンプ+3スピーカー、「モメンタム」がナビ付きの250Wアンプ+8スピーカー、「インスクリプション」がナビ付きのハーマンカードン製600Wアンプ+13スピーカー+サブウーファーと、その差は非常に大きい。ただしハーマンカードン製オーディオは「モメンタム」と「R-デザイン」でも10万円でオプション装着可能なため、“原音再生”を良しとする音楽好き・オーディオマニアならば必ず装着してほしい。
さて、ここまで目を皿のようにしてカタログとスペック表、資料を読み、筆者がベストバイと感じたもの、つまり筆者がXC40を買うなら選ぶ仕様は、「T4 AWDモメンタム」のハーマンカードン製オーディオ付き、である。
「T4」各グレードの車重は現時点では不明だが、最上級の「T5」系が1680kgに留まっていることから、「T4」でも必要充分な加速力を得られると推察できる。また最低地上高210mm、全長4425mm、ホイールベース2700mmと、悪路走行に適した素性を持つXC40ならば、AWDを選んで積極的にアウトドアへ出掛けたいものだ。
そして「モメンタム」は、前述の通り内装色が2色あり、筆者のように暗い内装が嫌いならグレイッシュ・ライトベージュ、汚れが目立ちにくい方が良いという人はチャコールを選ぶことができる。しかも外装色は6色あり、かつホワイトカラールーフのオプションは「モメンタム」にのみ設定されているため、明るく派手な外観に仕上げたいなら「モメンタム」を選ぶしかないのである。
貴方なら、どんなXC40を選びますか?
【Specifications】
<ボルボXC40 T4 AWDモメンタム(AWD・8AT)>
全長×全幅×全高:445×1875×1660mm ホイールベース:2700mm 車両重量:不明 エンジン形式:直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボ 排気量:1968cc ボア×ストローク:82.0×93.2mm 圧縮比:11.3 最高出力:140kW(190ps)/4700rpm 最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1400-4000rpm JC08モード燃費:不明 価格:4,590,000円
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