2024年F1イタリアGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/フリー走行2=14番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=9番手/フリー走行2=15番手だった。
レッドブルは今回アップデートコンポーネントとして、フロントウイングとリヤウイングの変更を申告している。
F1イタリアGP FP2:ハミルトンは最速タイムを記録もシートの加熱問題に悩む。ペレスは予防措置でギヤボックス交換
FIAはFP1開始時、レッドブルがギヤボックスに関し、フェルスタッペン車に4基目の『GBX C & C』と5基目の『GBX DL』、ペレス車に5基目の『GBX DL』を入れたことを発表した。シーズン中に使用が認められている基数であり、ペナルティ対象にはならない。
なお、チームは、FP1とFP2の間に、予防的措置としてペレス車のギヤボックスを交換したことを明らかにしている。
FP2でフェルスタッペンが最初の予選シミュレーションランに出た際、最初のプッシュラップを中止し、次のプッシュラップに入ろうとしたところで、ケビン・マグヌッセン(ハース)のクラッシュによる赤旗が出た。残り17分のところでセッションが再開された後、フェルスタッペンはユーズドミディアムタイヤで燃料を多く積んだ状態でコースに復帰し、データ収集に取り組んだ。自己ベストの14番手タイムは、セッション序盤に新品ミディアムタイヤで出したものだった。
前半に走行時間を失ったペレスは、終盤に新品ソフトタイヤで出たが、セクター3でトラフィックに遭い、上位タイムを記録することはできなかった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=1番手(1分21秒676:ソフトタイヤ/19周)/フリー走行2=14番手(1分21秒610:ミディアムタイヤ/24周)
今日はたくさんのことを試した。FP1ではまずまずの感触を持ち、FP2ではロングランで良い学習をすることができた。
このトラックはタイヤに厳しいので、レースに向けてどのように進化していくのかがとても興味深い。
2回のセッションで異なるセットアップを試したが、うまくまとめることができなかった。でも、さまざまなことを試すためにプラクティスはある。これからマシンについてさらに学んでいきたい。
セットアップに関していくつか良い方向性を見つけたが、すべてを整理する必要がある。いくつかのチームが僅差で戦うことになるだろう。明日の予選でその戦いに加わりたい。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=9番手(1分22秒311:ソフトタイヤ/21周)/フリー走行2=15番手(1分21秒678:ソフトタイヤ/14周)
FP1とFP2の間に、予防的措置としてギヤボックスを交換しなければならず、メカニックたちが午後のセッションに向けてできるだけ早くマシンの準備を整えるために、懸命に作業に当たってくれた。
その時間枠で行うには大変な仕事であり、作業はFP2の序盤までかかってしまった。走り出すのが遅れたため、それが少し不利になり、セッションのプランが大幅に乱れてしまった。
急いでマシンを組み立てなければならなかったので、メカニカルな問題がいくつか発生した。これからデータを見て、マシンの状態を確認し、問題に対処する必要がある。
ロングランは多少有望に思えた。メカニカルな問題は解決が比較的容易なはずだけど、土曜日は望んでいたほど簡単にはいかないだろう。
明日は、特に1ラップランにおいて大きく進歩したい。そして日曜日のレースで良い戦いができるといいね。
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