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1400馬力超えの「紅旗S9」爆誕! 価格は億超えもある? 最高時速400キロ以上のハイパーカーとは

掲載 更新 286
1400馬力超えの「紅旗S9」爆誕! 価格は億超えもある? 最高時速400キロ以上のハイパーカーとは

■1400馬力超えのハイパーカー「紅旗・S9」爆誕!

 2021年4月19日から中国・上海で開催中の上海モーターショー2021にて、中国の第一汽車は自社の高級ブランド「紅旗」から同社初となるハイパーカー、「S9」の量産モデルを公開しました。

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 S9が初めてコンセプトカーとして登場したのは2019年9月に開催されたフランクフルトモーターショーです。

 中華人民共和国建国70周年を記念するモデルとして発表されており、70周年にちなんで世界70台を市販することも明らかにされていました。

 しばらく音沙汰がなかったのですが、2021年2月には第一汽車からS9を含むスーパーカー「Sシリーズ」の量産化に向けた発表がおこなわれています。

 この際、第一汽車とアメリカのEVスタートアップ「シルクEV」、イタリアのエミリア・ロマーニャ州政府との間で合弁事業の立ち上げを発表したのです。

 新たに設立される合弁企業を通して、エミリア・ロマーニャ州のモデナにて新しいハイパーカーを開発していくという内容でした。

 この新しいプロジェクトのデザイン部門トップには著名カーデザイナーのワルター・デ・シルヴァ氏が抜擢され、彼主導のもとで量産版が開発されていくこととなりました。

 ワルター氏は1972年からフィアットをはじめ、アルファロメオ、フォルクスワーゲン、アウディなどでデザイン部門のトップを努めてきた人物です。

 アルファロメオ「156」やアウディ「TT」、フォルクスワーゲン「シロッコ」など、数々の名車を世に送り出してきた実績を持ち、今回の紅旗スーパーカー計画も非常に期待が膨らむものでした。

 そしてついに、今回の上海モーターショー2021にてワルター氏が担当した新たな紅旗ブランドの量産モデルS9がお披露目となったのです。

 エクステリアデザインは、より広くより低いスタイリングとなりました。

 フランクフルトで発表された際のイメージカラーはエメラルドグリーンでしたが、量産モデルは中国で縁起が良いとされるレッドを全体的に採用しており、フロントやサイドの黒い部分との絶妙なバランスがより引き締まった印象を与えます。

 フロント中心部には今までの紅旗モデルでお馴染みとなっている赤いLEDの電飾が施されており、まさに最新のハイパーカー技術とブランドが重んじる伝統が最高の形で組み合わさったデザインとなっています。

 リアスポイラーなどの各種エアロパーツもフランクフルトでのコンセプトモデルから形をガラリと変え、公道走行を可能にするための各種法規に合わせた形状となっています。

 性能面については基本的にコンセプトモデルの発表時に公開された情報とほぼ同じです。

 基本的な構成はV型8気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドとなっており、合計出力はなんと1400馬力超。

 ちなみにコンセプトモデルの排気量は4リッターと発表されていましたが、量産モデルの排気量は未だ公開されておりません。

 最高速度は時速400キロ以上、そして静止状態から時速100キロまでの加速をわずか1.9秒でおこなう性能を持っています。

 コンセプトモデルの参考価格は1000万元(約1億6300万円)となっていましたが、量産モデルの販売価格は明らかになっていません。

 また生産台数は、コンセプトモデル発表時の70台から若干増えた99台限定となるようです。

 紅旗ブランドを展開する第一汽車のトップである徐留平 董事長(CEO)は2017年の就任以来、「新・高尚主義」というスローガンを掲げ、保守的な傾向であった第一汽車の大幅な構造改革を打ち出してきました。

 ラインナップの電動化のみならず、今まで紅旗がリリースしなかったクロスオーバーSUVなどの車種も取り揃えました。

 そして次は初となるハイパーカーと電動化技術を組み合わせたモデルの投入により、紅旗ブランドをより世界に誇れるブランドへと変えていくようです。

■中国版センチュリー!? 新たなコンセプトモデルをお披露目!

 また、同じ場で第一汽車は紅旗から「L-Concept」というフルサイズセダンのコンセプトモデルも発表しました。

 紅旗Lシリーズとは中国の要人専用車として長年愛されてきたシリーズです。

「L5」とそれをベースとするロングホイールベースモデルの「L7」、「L9」は初代紅旗モデルを彷彿とさせる保守的な見た目を持っており、日本でいえばトヨタ「センチュリー」のようなVI」のためのクルマです。

 最近では2019年6月に大阪で開催されたG20サミットに参加する習近平国家主席の専用車として、よりモダンな見た目を持つ「L4」が大阪の地に持ち込まれ、外務省が発行する外交官車両用プレート(通称 外ナンバー)を装着しながら日本の公道を走行しました。

 今回、発表された「Lコンセプト」は最上級モデルであるL5をはじめとするLシリーズの未来を示すモデルであり、2023年ごろの製品化を目指しているといいます。

 ボディは4ドアのグランドツアラー風なシルエットを持ち、フロント部は日本での販売が明らかになった「H9」同様、近年の紅旗が採用する「滝」をモチーフとしたグリルを採用しています。

 リアのテールライトは片側それぞれに4本の水平な線が引かれており、これは「落ち着いている、堅実な様子」を表す中国の成語「四平八穏」から着想を得ています。

 現在、発売されている保守的なL5をベースに、未来志向のダイナミックさを掛け合わせた唯一無二の独創的なデザインはこれからの紅旗デザインを象徴するものだといえるでしょう。

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みんなのコメント

286件
  • 中国ももうバカには出来ないよ。
    量より質な日本が量も質もダメになってきてるからね。毎日痛いほど感じてる。メイドインジャパンなんてもう幻想です。
  • 未だに、中国の車なんでダメだとか言ってる、頭悪すぎる日本人がいるのか。
    もう日本は中国に負けているのですよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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