2023年のロレックス24(通称:デイトナ24時間)を前にした練習走行で大クラッシュを喫し、負傷したルーカス・アウアー。背骨を折る重傷を負ったことで、彼は週末に行なわれるバサースト12時間を欠場することとなった。
アウアーがクラッシュしたのはレースウィークの木曜日だった。メルセデスAMG GT3をドライブするアウアーはピットウォール出口のウォールに激突。ロールケージを切り開いて救出されたという目撃情報もあるなど、大きなクラッシュとなった。
■ルーカス・アウアー、デイトナ24時間のプラクティス中に大クラッシュ。救出後搬送も腰椎に“重大な”骨折
幸いアウアーの命には別状なかったものの、彼は椎骨を骨折。手術は成功したが今後リハビリが必要な状況であり、今週末にクラフト-バンブー・レーシングから参戦予定だったインターコンチネンタルGTチャレンジの開幕戦、バサースト12時間は欠場することとなった。
アウアーの代役を務めるのはフィリップ・エリス。メルセデスのファクトリードライバーである彼は、ダニエル・ジュンカデラとニッキー・キャッツバーグと共にメルセデスAMGを駆る。
エリスの起用を発表したチームはSNSで「我々は引き続き、ルギ(アウアー)の1日も早い回復を願っている」と投稿した。
またアウアー本人も、事故後初めてSNSを更新。Instagramには歩行器を使って歩くアウアーの動画が添えられており、彼は次のようなメッセージを添えた。
「みんな、たくさんの愛とメッセージを本当にありがとう。手術はうまくいったし、僕自身調子もいい」
「僕のことを看てくれる素晴らしいメディカルチームにも心から感謝したい。リバビリの次のステップに向かう準備はできているし、近々サーキットでみんなに会えることを楽しみにしている」
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