メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2018年6月25日、7年ぶりにフルモデルチェンジされた新型「CLS」を発表。全国の正規ネットワークを通じて発売を開始した。
■ミニヒストリーと新型プロフィール
メルセデス・ベンツ クリーンディーゼル搭載のEクラス&CLSクラスを導入
流麗でダイナミックなクーペスタイルとサルーンの快適性と機能性を融合したCLSは、2005年に初代がデビュー。“4ドアクーペ”という新しいセグメントを創出したトレンドセッターだ。その後は2011年に2世代目にバトンタッチし、今回は第3世代となる。新型CLSはメルセデス・ベンツの新しいデザイン語法を採用した初のデザインコンシャスなモデルとなり、最新のパワートレインを搭載。最先端の安全運転支援システムも標準装備している。
新型CLSの日本国内でのラインアップは、2.0Lの直列4気筒DOHCディーゼルターボを搭載する「CLS220dスポーツ」と、3.0Lの直列6気筒DOHCガソリンターボとISG(インテグレーテッド・スターター・モーター)を組み合わせる「CLS450 4MATICスポーツ」の2グレード。前者が2WDで、後者は4WDのみという設定だ。ボディサイズは全長5000×全幅1895×全高1425(CLS220dスポーツは1430)mmとなっている。
■エクステリアデザイン
フロントにはシングルルーバータイプのダイヤモンドグリルを採用。メルセデスのクーペモデルに共通するデザインとなっている。また下部の幅が広がる“台形型”のデザインもポイントだ。細く、幅の広いデザインのヘッドライトは側面が内向きに傾斜していて、グリルのデザインと相まってシャープでダイナミックな印象を与える。サイドビューは緩やかにアーチを描く高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、そしてそれらにより創出される細いサイドウィンドウにより、エレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出。またメルセデスのクーペモデルに共通するサッシュレスウインドウを採用している。
最新のメルセデス・デザインの基本思想であるSensual Purity(官能的純粋)に基づき、キャラクターラインやエッジをできるだけ廃し、曲面で表現されたボディは、シンプルでありながら陰影による豊かな表情を表現。前傾するフロントエンドはサメの尖った鼻先を想わせるデザインで、実際よりも長く見え、シャープさが強調されている。力強い印象を与えるリヤのショルダーラインはリヤエンドへとスムーズに回り込み、そこにコンビネーションランプが配される。コンビネーションランプが低い位置に置かれたことでワイドなプロポーションを強調し、エクステリアデザインにスポーティな印象を与えている。
■インテリアデザイン
新型CLSのインテリアは上質な素材を使用し、ディテールへのきめ細かな配慮とクラフトマンシップから生まれた高級な質感を訴求。エクステリアと同様に、官能的で流麗なデザインとなっている。2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素となっている。このディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るべきさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備えている。なお、コックピットディスプレイのデザインは、クラシック/スポーツ/プログレッシブの3種類の中から好みで設定することができる。
新型のインテリアで最も目を引くアイテムが、イルミネーテッドエアアウトレットだろう。スポーティな雰囲気を醸し出す、タービンエンジンをイメージしたフォルムを持つこの送風口は、全体がシルバーシャドー仕上げとなっているほか、64色から選択可能なイルミネーションが送風口の内側に仕込まれており、未来的な雰囲気を創出。またエアコンの温度を上げる操作を行なった場合はアンビエントライトが赤く光り、逆に温度を下げる操作を行なうと青く光るなど、操作内容が直感的に感じられる機能も備えている。
ステアリングにはSクラスと同じくメルセデスの最新世代タイプを採用。上質かつスポーティなデザインとなっているほか、ステアリングから手を放さずに、ナビゲーションの操作や車両の設定などが行なえるタッチコントロールボタンや、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付き)を操作するスイッチも備えており、操作性の向上にも寄与している。ちなみに新型は、CLSとして初めて5人乗りとなっている。後席の乗降性が向上したほか、バックレストは40:20:40の分割可倒式を採用。容量490Lから520L(VDA方式)のカーゴスペースはさらに拡大が可能となるなど、ユーティリティも十分に考慮されている。
■パワートレイン
CLS220dスポーツに搭載されている2.0Lの直列4気筒BlueTECエンジンは、すでにEクラスでも導入済みのクリーンディーゼルだ。最高出力は143kW(194ps)、最大トルクは400N・m(40.8kg・m)を発生。摩擦の低減や排出ガスの浄化に注力して開発されたこのエンジンは、欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制にも適合している。
一方、CLS450 4MATICスポーツに搭載されるユニットは、コンパクトでバランスに優れた新型直列6気筒エンジンM256型と、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システムなどの新技術を組み合わせることにより、効率性/快適性/高性能化を同時に実現したパワートレインだ。M256型は単体で最高出力270kW(367ps)、最大トルク500Nmを発生。直列方式の採用でエンジン左右のスペースに補器類を配置することが可能になったほか、従来はエンジン回転を動力源としていたエアコンやウォーターポンプなども電動化されたため、エンジン前部のベルト駆動装置が不要となり、よりコンパクトな設計を実現。またエンジン近接型の触媒を採用し、より効率的な排出ガス処理を可能にしている。
ISGとはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生し、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。この電気モーターと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行なって、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンが低回転の時にはその電力を利用して動力補助を行なうことで、高い効率性と力強い加速を実現。スターターが従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの
際の再スタートの快適性を向上している。
また2秒以下のエンジン停止は、アイドリングストップをしない時よりも燃料消費量を増加させることから、ドライバーの走行データやレーダーセンサーからの情報をもとに、エンジンが2秒以上停止しないと予測した場合には、あえてエンジンを停止しない機能を採用している。さらに、アイドリング時には電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を毎分520回転という低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性や快適性および静粛性に寄与している。
■インテリジェントドライブ
メルセデス・ベンツの自動運転開発の次のステップとなる技術は、特に高速道路での渋滞の際に、運転支援機能によりドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムだ。新型CLSには昨年発表されたSクラスセダンと同等のシステムがすべてのモデルに標準装備。先行車との車間距離のみならず周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視して、従来よりもステアリングアシストが作動する状況を大幅に拡大している。もし車線が不明瞭または表示されていない場合には、先行車を追従する。またシステム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減する。
高速道路を走行中、アクティブステアリングアシスト作動時に起動するアクティブレーンチェンジングアシストとは、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更してくれるもの。さらに、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止するアクティブエマージェンシーストップアシストも搭載されている。
■テレマティクスサービス
新型のCLSには、自動車が通信することにより顧客の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービスMercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)を搭載している。これは24時間緊急通報サービスなどを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」、駐車位置検索などを3年間無償で提供する快適サービス、メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービスを1年間無償で提供する「おもてなしサービス」の3つのサービスカテゴリーから構成されている。
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