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アバルト、世界初のバーチャルリアリティによる試乗体験サービスをスタート 【動画】

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アバルト、世界初のバーチャルリアリティによる試乗体験サービスをスタート 【動画】

英国のエクセターで試験的にサービスを導入

アバルトは、世界初となるバーチャルリアリティ「テストドライブ」パックを発表した。潜在的なアバルトのカスタマーが、家庭のソファからイタリアのスポーツカーブランドを体験できるようになったのだ。

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現在、世界は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染下という不確実性に見舞われている。一時的なロックダウンやディーラーの閉鎖があった場合でも、バーチャルリアリティ(VR)を使うことで、自宅にいながらにしてアバルトを運転するスリルを楽しむことが可能になった。もちろん実際に現実世界でアバルトをテストドライブすることに勝る経験はないが、VRによる“試乗”でも、カスタマーとその家族に完全没入できる爽快なドライブ体験を提供する。

この画期的なサービスは、2021年2月8日から、イングランド南部の都市エクセターのディーラー「ヴォスパース・アバルト(Vospers Abarth)」において試験的に導入。この試みが成功すれば、英国内の他のディーラーでもサービスが展開される可能性があるという。

システムがインストールされたVRシステムを自宅まで

VRテストドライブを申し込むと、ディーラーから派遣されたスペシャリストにより、カスタマーの玄関先にアバルト特製木箱が届けられる(COVID-19の英国政府感染防止ガイドラインを遵守)。木箱の中には、テストドライブ映像が事前にインストールされたVRヘッドセットとBOSE製ヘッドフォンが入っており、カスタマーがアバルトの官能的なエキゾーストを十分に体験できるようになっている。

この箱にはBluetoothスピーカーや、ベースボールキャップなど、アバルト特製アイテムも付属。さらに、アバルトのラインナップの詳細な情報が盛り込まれたカタログも同梱されている。

例えば特別仕様車「アバルト 595 スコーピオーネオーロ」のバーチャルテストドライブ申し込んだ場合、ドライバーはまずヘッドセットを装着。コントロールユニットからシステムをスタートすると、実際にアバルトのオーナーであり、自動車業界の有名インフルエンサーでもあるステフ・ヴィラヴェルデ(@Stef_ABTV)が、バーチャル体験を案内してくれる。

ヴィラヴェルデは、アバルト 595 スコーピオーネオーロで、英国最高のドライビングロードに向かう際に、車両に関する製品情報なども伝えてくれる存在だ。

Abarth 595 Scorpioneoro

アバルト 595 スコルピオーネオーロ

英国屈指のドライビングルートをVRで体験

今回、用意されたルートは、グレート・オルムのワインディングロード、ルリン・オグウェン湖畔の美しい景色、ブラック・ロック・サンズのオフロードなど。これらのドライビングロードは、アバルト・オーナーが参加するオンライン・コミュニティ「アバルティスティ(Abarthisti)」によって選ばれたもの。特に北ウェールズのルートは、アバルトを体験するには最高の場所だと推奨されている。

フィアット・クライスラー・オートモービルズUKのマネージングディレクター、アルノー・ルクレールは、今回の試みについて次のようにコメントした。

「この革新的な試乗システムを、お客様とアバルト・ファンに提供できることを嬉しく思います。このVR体験により、お客様はアバルト 595をドライブするスリルを、自宅の安全な場所から楽しむことができます」

この素晴らしいVRドライブを体験するには、ふたつの方法がある。すでにVRヘッドセットを持っていれば、下記にアップされているYouTube動画から360度ドライブを体感することが可能。また、英国内では3月7日の締め切りで、アバルトのVRドライビングシステムを搭載したVRヘッドセットが当選するキャンペーンも行われている。

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