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【BMW Mの系譜(18)】X3 M(G01型)/X4 M(G02型)は完全新開発の直6ツインターボを搭載!

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【BMW Mの系譜(18)】X3 M(G01型)/X4 M(G02型)は完全新開発の直6ツインターボを搭載!

2019年2月、X5 M/X6 Mの成功を受けて、またコンパクトサイズのSUVの人気の高まりを受けて登場したのが、X3 M/X4 M。搭載エンジンはM3/M4用に開発が進められていたという新世代の3L直6ツインターボ。新型X3/X4に現行M3/M4のメカニズムをドッキングして出来上がったというようなものではなく、本気でサーキット走行を想定して開発したモデルだった。

サーキットで生まれたことを再確認させるハイパフォーマンスSUV
X3/X4シリーズについにMモデルが登場した。以前からその登場が期待されていたが、M社は簡単にブームに乗るようなことはなく、その開発には慎重だった。投入すれば売れることはわかっていても、安易な道は選ばなかった。

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このモデルの真価は、完全新開発の直列6気筒ツインターボエンジンにある。通常仕様で480psの最高出力と600Nmの最大トルクを発揮、コンペティション仕様ではさらに30ps上乗せされるエンジンは、シリンダーブロックからオイルパンに至るまで徹底してサーキット走行を想定して新たに設計された「本物」だ。

このエンジンはM3/M4に搭載されるものをチューニングしたのではなく、次期M3/M4に搭載すべく開発が進められてきたもの。そのエンジンが生み出す動力性能は圧巻だ。とくに高回転に向けてのパワーの伸びは素晴らしく、いかにもBMWのモータースポーツ部門であるM社らしい性能を持っている。

サーキットでの走りも正確でニュートラル。軽量でガッチリとした剛性を感じさせるボディ、タイトなターンではアクセルワークでテールスライドさえ見せる、まるでFRのようなハンドリングを見せる4WDシステムなど、動力性能においても足回りにおいても、ピュアスポーツと呼ぶにふさわしい仕上がりとなっている。

Mモデルを名乗るからには、単なるスポーツモデルというわけにはいかない。コンパクトSUVのブームに乗って、安直に開発されたわけではないことはすぐにわかった。まだ登場して間もないX3 M/X4 Mだが、その本物感たっぷりの成り立ちには、今後、Mモデルのひとつの大きな柱になりそうな雰囲気さえある。



BMW X3 M(2019年)主要諸元
●全長:4726mm
●全幅:1897mm
●全高:1667mm
●ホイールベース:2864mm
●車両重量:1970kg
●エンジン:直6DOHCツインターボ
●排気量:2993cc
●最高出力:480ps/6250rpm
●最大トルク:600Nm/2600-5600rpm
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:8速AT
●0→100km/h加速:4.2秒
●最高速:280km/h
※欧州仕様

BMW X3 M コンペティション(2019年)主要諸元
●全長:4726mm
●全幅:1897mm
●全高:1669mm
●ホイールベース:2864mm
●車両重量:1970kg
●エンジン:直6DOHCツインターボ
●排気量:2993cc
●最高出力:510ps/6000rpm
●最大トルク:600Nm/2600-5950rpm
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:8速AT
●0→100km/h加速:4.1秒
●最高速:285km/h
※欧州仕様

BMW X4 M(2019年)主要諸元
●全長:4758mm
●全幅:1927mm
●全高:1618mm
●ホイールベース:2864mm
●車両重量:1970kg
●エンジン:直6DOHCツインターボ
●排気量:2993cc
●最高出力:480ps/6250rpm
●最大トルク:600Nm/2600-5600rpm
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:8速AT
●0→100km/h加速:4.2秒
●最高速:280km/h
※欧州仕様

BMW X4 M コンペティション(2019年)主要諸元
●全長:4758mm
●全幅:1927mm
●全高:1620mm
●ホイールベース:2864mm
●車両重量:1970kg
●エンジン:直6DOHCツインターボ
●排気量:2993cc
●最高出力:510ps/6000rpm
●最大トルク:600Nm/2600-5950rpm
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:8速AT
●0→100km/h加速:4.1秒
●最高速:285km/h
※欧州仕様

[ アルバム : X3 M(G01型)/X4 M(G02型) はオリジナルサイトでご覧ください ]

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