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この4点がランキング争いに響くかも……ウイリアムズ代表、ペレスの好調アルボン撃墜で怒り収まらず「信じられないほどイライラする」

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この4点がランキング争いに響くかも……ウイリアムズ代表、ペレスの好調アルボン撃墜で怒り収まらず「信じられないほどイライラする」

 ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、F1シンガポールGP決勝でアレクサンダー・アルボンがレッドブルのセルジオ・ペレスから接触を受けなければ、8位にも手が届いたと考えている。これがウイリアムズのコンストラクターズランキング7位争いにも影響が出る可能性があるとして、それだけに痛い無得点だったとボウルズ代表は語っている。

 ウイリアムズの今季マシンFW45はマシン特性上、舞台のマリーナ・ベイ市街地サーキットには適していないと予想されていたが、チームのエースであるアルボンは14番手から堅実なレースを展開。バーチャル・セーフティカー(VSC)がコース上に提示された際には、ニュータイヤへ切り替え、レース後半にペースアップを果たした。

■セルジオ・ペレス、アルボンを撃墜したとしてシンガポールGPで5秒加算ペナルティ。しかし順位に影響はなし

 レース後半、アルボンは10番手でアルファタウリのリアム・ローソンを追っていたものの、後方からペレスがアルボンを追い抜こうとする際に接触。レース後、ペレスは接触を引き起こしたとして5秒のタイム加算ペナルティとペナルティポイント1点が科された。

 接触によって一時ポジションを失ったアルボンは結果11位でフィニッシュ。ボウルズ代表は、最終ラップでジョージ・ラッセル(メルセデス)がクラッシュを喫し、アルボンはローソンを抜けたはずだとして、8位入賞も十分に見えていたと考えている。

 ウイリアムズは実質的に4ポイントを失った一方で、ローソンが2ポイントをアルファタウリに、ケビン・マグヌッセンが1ポイントをハースに持ち帰ったことで、コンストラクターズランキング7位争いが接近した。

 今季7レースを残す段階で、ウイリアムズは計21ポイントを獲得して7番手につけており、その後ろをハースが12ポイント、アルファロメオが10ポイント、アルファタウリが5ポイントで追っている。

「机上でかなりのポイントを奪われてしまった」

 ボウルズ代表はmotorsport.comにそう語った。

「ポイントを争うランキングを戦っていて、直接のライバルを相手にリードしていたのに、それを奪われるのは悔しい」

「正当な理由もない。あれは追突だ。賢明なオーバーテイクのやり方があるが、あれはそうじゃなかった」

「ペレスは何周も前からイン側につけ、ノーズを前に出そうとしていた。それ自体に問題はないが、アグレッシブなテクニックを使う必要がある」

「でもアレックスはターンインのポイントを既に決めていた。(ペレスのマシンがアルボンの)リヤ部分に重なって、サイドポッドに接触した。上手くいくはずがなかった」

「だから、信じられないほどイライラしている。本当に細かいマージンの中で戦っているんだ。これがランキングの順位を決めることになるかもしれない」

 ボウルズは不満を漏らす一方で、シンガポールGPではポジティブな面もあったと考えている。

「チームが全力を尽くしていた姿を見ることができたのが一番だ。アレックスも全力だった」

「今週末、我々は後手後手に回ってしまったけど、本当にいい判断を下せた。レースで必須の判断ではなかったが、(新品の)ミディアムタイヤを2セット残しておくという決断を数週間前に行なっていたんだ」

「そしてVSCが出た時に、それが実を結んだ。そういうチャンスを掴める能力は素晴らしいことだ。アレックスが再び抜いていくのを見るのは素晴らしかったよ」

 そしてボウルズ代表は、伝統的にウイリアムズが苦手としてきたシンガポールGPでポイント争いに加われたことで、残る7レースでも再び競争力を発揮できると考えている。

「このチームの歴史を振り返ると、2016年以来シンガポールでQ2に進出できるマシンがなかった」と彼は言う。

「実際、問題は我々がベースとしてやっている基礎的な部分にあるということだ」

「ザントフールト(オランダGP)のレベルではないかもしれないが、再び競争力を発揮できると思う。チャンスはあるが、良い方向にも悪い方向にも転がる可能性もある。他のマシンが大きなポイントを得る可能性もあれば、我々がより多くのポイントを稼ぐ可能性もある」

「チームとしての進歩を見れば、ほとんどのレースでウイリアムズはポイントを狙えるマシンに仕上がっている」

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みんなのコメント

1件
  • 「信じられないほどイライラする」

    中国EVにテスラが世界一を奪われ、自身もボロ敗けに言い負かされ八つ当たりで言い負かした相手のレスを1レスだけコピペして粘着荒らしの、テスラ電厨の今ですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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