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BMWの最上級セダンは大胆に生まれ変わった!──新型740i Mスポーツ試乗記

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BMWの最上級セダンは大胆に生まれ変わった!──新型740i Mスポーツ試乗記

フルモデルチェンジしたBMWの新型「740i Mスポーツ」に小川フミオが乗った。これまでの7シリーズとは異なる乗り味について言及する。

こんな7シリーズ、はじめて!

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クルマは、運転するのもいいけれど、後席で安逸な気分を味わいたくなることも……。新しいBMWの740iは運転だけでなく、後ろに乗っても楽しめることうけあいだ。

2022年7月に日本発売された新型7シリーズ中、唯一のガソリンエンジン車が、この740iである。あとはディーゼルと電気という、ゆたかなバラエティだ。

私が乗ったのは740i Mスポーツ。フロントまわりでブラックの面積をあえて大きくとって、スポーティな印象を強めたモデルだ。

しかし、私が感心したのは、フワフワした乗り心地である。こんな7シリーズ、はじめてだ。しかもMスポーツで……。雲に乗ったような気分というのか。路面のショックはまったく感じない。

ロールス・ロイスとどこか似ているような気もした。あの、静かな湖面を進むようなワフタビリティや、静かな“マジック・カーペット・ライド”とかをつい思い出す。

上記のような理由で、これまでの7シリーズとまったくちがうように感じられたのは特に印象的だった。

BMWは大ぶりなサイズのセダンを手がけても、ドライビングプレジャーを追求するという定評どおり、しっかりしたハンドリングを追求してきた。

740iのステアリングフィールはたしかに路面の情報を確実に伝えてくれる。でも、「3シリーズ」、「5シリーズ」といったスポーティセダンの大型版という感じはない。

ただし、ソフトな足まわりを反映して、キビキビと動く感はちょっと薄い。慣れないうちには、へたをすると、切り遅れてアンダーステアを出してしまうかも。

でもそれがイヤかというと、独特な操縦感覚に慣れるのも、クルマ好きの楽しみともいえる。

ひょっとしたら、さきごろフルモデルチェンジを受けた新型5シリーズのラインナップに、おなじような印象のモデルが入っているかもしれない。

これがダメというわけではない。よくこんな味つけが出来たものだ! と、感心してしまう。新しいBMWの幕開けであるのだ。

最新のエンターテインメント機能がスゴい!とりわけ、後席に身を置いていると、もう最高! 試乗車は「エグゼクティブラウンジシート」を装備するモデルだった。リヤドアのアームレストに、スマートフォンを思わせるモニターが組み込まれていて、それで各機能を操作する。

モニターから専用のリラックスモード用アイコンを選ぶと、助手席がすっと前に動きバックレストが前方に折り畳まれていく。

自分が腰かけている助手席側のリヤシートは、座面が前に出ていくとともに、バックレストが寝ていく。ゆっくりゆっくりと動くのが、意外といえば意外。安全のためだろうか。

フルフラットにはならないが、3215mmもあるホイールベースの恩恵で、脚を伸ばしてくつろいでいられる。そして前記のとおりの乗り心地だ。とても快適である。

天井に眼をやると、水晶の結晶を思わせるエッジの効いた立体的なライナーが貼ってある。V8のプラグインハイブリッドである「XM」といい、最新BMWのとんがりかたはハンパじゃない。

さらに「リヤシート・エンタテイメントエクスペリエンス」なるオプションを装着すると、スイッチひとつで、天井から31.3インチの巨大モニターが展開する。

アマゾンFire TVを観ることの出来るシアタースクリーンと謳われ、「ドアに内蔵された高性能なスピーカーがすべての旅で映画ファンのこだわりを満たします」(カタログより)という。

オーディオ、は1965Wのアンプリファイアと組み合わされた、Bowers&Wilkinsの40ものスピーカーシステムで構成されていて、品がいい再生特性だと感じられた。

ただしこのスクリーンが展開されると、リアビューミラーが影響を受ける。まあ、ドアマウントミラーでなんとか事足りる高速走行向けの機能かもしれない。

とにかく、ここまで振り切った新しい7シリーズは、車内にいること自体をエンターテインメントと化している。百聞は一見に如かずというので、いちど乗ってみることをお勧めする。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)

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