■海外進出は良いけどSUV化には疑問も…
トヨタが2022年7月15日に世界初公開した新型「クラウン」。16代目モデルはセダンのほかに、「クロスオーバー」「スポーツ」「エステート」という4モデル体制になることが明らかになりました。
【画像】これが新型クラウン! 攻めたデザインでイマドキSUVに! チョイ悪セダンもカッコいい!(20枚)
なかでもクロスオーバー、スポーツ、エステートは、SUVスタイルを取り入れており、長年セダンのイメージがあったクラウンの概念が大きく変わったように感じます。
また、これまでのクラウンは、一部地域を除いては基本的に国内専用車として販売されていましたが、新型クラウンは約40の国・地域で販売されるグローバルモデルになることが発表されました。
クラウンのSUV化や海外進出について、ユーザーはどう思ったのでしょうか。アンケート調査をおこない、SNSユーザーの意見を聞いてみました。
新型クラウンのSUV化およびグローバル化には、さまざまな意見が寄せられています。
多くの回答者は「良い」と感じており、「クラウンのイメージを変える良い機会なのかもしれない」「新たなことに挑戦する意志を感じる。良いと思う」「積極的にやるべきだ。メルセデス・ベンツやBMWなどと同じ土俵で戦ってほしい」「昔はクラウンにもワゴンがあったのでバリエーションを増やすのは賛成です」など、好意的に受け止められているようです。
さらに、「クラウンが生き残るためには仕方なかったと思います。同時に、クラウンは常に最新の装備を纏って登場する、ある意味チャレンジし続けるクルマですので流れとしてはおかしいとは思いません」「時代の流れ、セダンが無くならなければそれでいいです」などといった意見もありました。
賛成の声があがるなか、SUV化にはやや批判的な声もあります。
SUVスタイルのクラウンについては、「ほかの車種でもSUVはあるので、クラウンである必要なし」「時代のニーズで合わせた変化は歓迎するが、クラウンという名前でなくていいのでは?」「今までセダンをベースにやってきたためにSUVなどは違和感がある。セダン以外は別の車名で出したほうが良いのではと思う」など、トヨタはSUVのラインナップが多いだけに、クラウンの名でSUVを登場させることに必要性を感じないというコメントも見受けられました。
その一方、グローバルで販売されることには賛同する回答者が多く、「海外でもバンバン売って稼いで、クラウンの歴史を次期型へと繋げていってほしい」「これだけバリエーションを出していれば国内だけで開発費を回収するのは無理なので世界戦略車にするのは当然」「クラウンの名称がグローバルに展開されることにはとても良いと思いますが、クラウンという名に相応しいクルマであってほしいと思います」など、クラウンという名前を継続させるためには、国内にとどまらず海外に進出する意味があると捉えられているようです。
※ ※ ※
ほかにも「海外で売るのは良いが、王冠マークも込みで輸出して欲しかった」というコメントが寄せられましたが、日本仕様は、クラウン伝統の王冠マークも刷新され、ボンネットやステアリングの中央に配置されますが、北米仕様はどちらも普通のトヨタエンブレムに変更されます。
海外でもクラウンの名称で販売されるようですが、肝心の王冠マークがつかないのは、クラウン慣れ親しんだ日本人としては少々寂しく感じてしまうのではないでしょうか。
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みんなのコメント
販売台数稼げなくても
日本のクラウンを続けて
将来につなげてほしかった。以上