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最高出力665PS、最大トルク800Nm!アストンマーティンが史上最速のスポーツカー、新型「ヴァンテージ」を発表

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最高出力665PS、最大トルク800Nm!アストンマーティンが史上最速のスポーツカー、新型「ヴァンテージ」を発表

アストンマーティンは、後輪駆動の最高峰のスポーツカーとなる新型「Vantage(ヴァンテージ)」を発表した。

このアストンマーティンのスポーツカーの真髄であり、74年の名高いブランドの歴史の中でも最高のドライバーオリエンテッドで、最速となるVantageは、純粋にその伝統的な完成されたパフォーマンスを楽しみ、高い信頼性のもと最高に高揚感を感じられるドライビングを提供できるよう開発された。

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時代の最先端を捉えデザインされてきた今回のVantageは、何世代にも渡り愛好家たちを虜にしてきたものの現代のスポーツカー市場では見られなくなりつつあるような特徴、例えば、圧倒的なパワーやきわめて鋭いハンドリング、精緻にチューニングされたフロントエンジンと後輪駆動のシャシーの絶妙なバランスを兼ね備えている。

新型Vantageの発表は、昨年発売され好評を博しているDB12 CoupeとVolanteに続くものとなる。

Vantageは、アストンマーティンの次世代スポーツカーをさらに強化するブランドとして、ウルトラ・ラグジュアリースポーツGT、SUV、ハイパーカーの分野、そしてモータースポーツの最高峰となる各世界選手権における主導的役割と並び、ウルトラ・ラグジュアリーなパフォーマンス・スポーツカー市場におけるアストンマーティン・ブランドの地位を確固たるものとする。

この新世代Vantageは、レースで実証されたDB2のパワーアップしたエンジン・パッケージの象徴として、Vantageの名称が初めて使用された1950年まで溯ることができる。

1964年にモデル名として初めて採用され、Vantageのバッジを付けたDB5の高性能バージョンがこのクラスの新たなフラッグシップとなった。

単独モデル名としてのVantageは1970年代初めに導入され、それ以降、その名称はアストンマーティンのモデル・ラインアップにおいて、次第に重要な役割を担うようになった。

完璧なスタイル、記憶に残るパフォーマンス、比類のない個性の代名詞であるVantageは、この感情を呼び覚ます名称が、これまで名声を博してきたモータースポーツの本質を体現しているといえる。

今回の新型Vantageはアストンマーティンの111年の歴史の中でも、もっとも躍動的な時期を象徴するモデルとなる。

2023年のフォーミュラ1シーズンで驚くべき力を発揮したアストンマーティンは、今回、最高の成績を挙げた耐久GTレーサーとしての豊富な歴史を背景に、Vantageが圧倒的な存在感を示したFIA GT選手権という舞台で、Valkyrie AMRにより、2025年ル・マン24時間レースでの完全な勝利を目指し、WEC世界耐久選手権の最有力なチャレンジャーとなることを発表した。

アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のアメデオ・フェリーサ氏は、次のように述べている。

「ハイパフォーマンス・カーの世界は180度の転換期に入っており、伝説的なブランドを築き上げてきた資質に忠実であり続けるということがきわめて重要になっています。

Vantageの名を持つモデルには、全てそれに相応しい内容が与えられています。だからこそ、今回の最新モデルが最高に純粋、かつ最大限に分かりやすい形でハイパフォーマンスを実現できるよう揺るぎない取り組みを行っています。

クラス最高のパワーとスピードがそれを確固たるものとしていますが、それはVantageの完璧なバランスの後輪駆動のシャシーに最新のテクノロジーを適用することで、他では味わうことのできない性能を持つスポーツカーを作り上げることに成功しました。

また、独特の主張のあるスタイリング、一新されたインテリア、最先端のインフォテインメントを与えられたVantageは、あらゆる面において世界クラスのモデルとなっています」

エンジン出力の大幅な向上により、これまでにない性能を実現

大幅な改良を受け、手作業で組み立てられた4.0リッターツインターボV8エンジンを搭載した新型Vantageは、アストンマーティン史上最速を誇る。

最高出力665PSと800Nmという巨大なトルクにより、出力とトルクともに前モデルと比較して過去最高の向上となった。155PSと115Nmの増加は、それぞれ30%と15%の向上に相当するものとなっている。

アストンマーティンの開発チームは、カムプロファイルの変更、圧縮比の最適化、タービンの大径化、冷却の強化など、広範囲に渡るチューニングを行い、こうした高出力化を達成し、これまでにない大幅な数値の向上を生み出し、これまで以上にシャープで、感情に訴える、響き渡るサウンドを持つ、特徴あるエンジンを作り出した。

そして8速ZFオートマチック・トランスミッションとの組み合わせにより、最高速度は325km/h、0ー100km/h加速はわずか3.5秒と、この2シータースポーツカーを駆動するのに十分な性能となっている。

最終減速比(3.083:1)を上げ、トランスミッション・シフト・キャリブレーションを行うことで、レスポンスと楽しさを最大限に確保できるようにチューニングされている。

最終減速比の変更により力強い中間加速を実現し、シフト・キャリブレーションにより シフトの時間を短縮して、Vantageのダイナミック・モードに適合するさまざまなシフト特性を提供する。

また、新型のローンチ・コントロール・システムの導入により、発進時の加速も完璧になっている。一体で制御されるパワートレイン、トランスミッション、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム(ESP)とローンチ・コントロール(ドライバーが任意に作動)により、E-Diff、ESPスリップ・コントロール、エンジン・トルク制御を使用して、発進の間に間断なく、ホイールのスリップを最適な範囲に維持し、状況に応じて、最大限のトルクを車両に掛けることができる。

さらにアジャスタブル・トラクション・コントロール(ATC)システムを使用してドライバーが変更することで、発進中に必要なスリップ量を正確にダイヤルで調整し、ローンチ・コントロール・システムが許可するホイール・スピンの制御量の増減が行え、ATCをトラクション・コントロール(TC)オフに設定することで、ドライバー自身によるフル・スロットル・コントロールを許可することもできる。

なおエンジン性能をさらに向上させたことで、熱負荷が増大し、エンジン冷却システムを完全に設計し直すことが必要となった。

それにともない、あらゆる条件下で安定した吸気温度が確実に達成されるように、追加の低温ラジエーターがインタークーラーの冷却水回路に取り付けられている。また、既存の中央メイン・ラジエーターに補助クーラーを2機追加することで、熱容量のさらなる増加を図っている。

広範囲に渡るアップグレードは、オイル・システムにもおよび、補助外部オイル・クーラーの表面積は、従来の2倍に拡大し、ラジエーターに達する冷気量を50%増加させ、熱エアフローも強化した。

力強さと独自の存在感のあるエクステリアデザイン

新世代Vantageは、一目見ただけで、ゲームチェンジャーだということが分かる。ボディは30mm拡幅されて力強くワイド・スタンスになり、形状が変更され、横線グリル開口部が38%広がり、デザインが完全に変更されたフロントエンドをアクセントとして加え、冷却システムの追加により必要なエアフローが29%増加している。

グリル両側のバンパーに配置された冷却用インテークを追加することで、フロントエンドの顔つきがさらにシャープになり、新しい一体型スプリッターとワイドローのスタンスにより、劇的なスタイリング効果とエアロダイナミクス機能が追加され、ダウンフォースの増加により高速走行時の安定性が向上した。

こうした個性あふれるフロントエンド処理は、アストンマーティンの新しいライト・シグネチャーを特徴とする、DRL一体のまったく新しいマトリックスLEDヘッドランプ・デザインによって仕上げられている。

また、アストンマーティンのアイコニックなサイド・ストレーク(空気整流板)は、両サイドの変更されたベントにシャープに収束する形状となっている。

標準装着の21インチ鍛造アロイ・ホイールは、拡大されたホイール・アーチに完璧に収まり、パワーと安定感を同じレベルで演出する機能性あふれるスタンスが生まれた。

加えて、Vantageでは初となるフレームレス・ドアミラーと存在感のあるドアハンドルも採用され、サイド・ベントと大径のクワッド・エキゾースト・テールパイプが組み込まれたリア・バンパーも拡幅されたことで、前方からと同様、後方からのルックスも劇的に変化した。

3種類の主要なリバリー・デザインの中から1種類を選択し、オーナー自身で、Vantageのスポーティなキャラクターをさらに高めることができる。用意されるカラーは21色で、購入者は、ピンストライプ、ピンストライプ/リップスティック、またはピンストライプ/リップスティック/リア・インフィルを選択して追加することが可能となっている。

アストンマーティンのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏は、以下のように語っている。

「アストンマーティンは、それぞれに特徴を想起させるモデルに恵まれていますが、Vantageほど高揚感とダイナミズムを呼び起こすモデルは他にはありません。

新型Vantageのパワーとパフォーマンスの大幅な向上を受け止めるため、逞しさを強調し、その彫刻的な造形をさらにシャープにすることで、スタイリングをさらに高めています。私たちは、スーパーカーのOne-77からインスピレーションの一部を得ていますが、Vantageでは、その趣旨と潜在力をさらに明確に表現したいと考えました。

少し見ただけで、真の迫力に満ちていることが分かると思いますが、この車両の持つ剥き出しのパワーの底にある洗練性を思わせる、フォルムとプロポーションの優雅さが見て取れるはずです。この瞬間的な視覚的インパクトとじわじわと感じる強い個性のバランスは、ドライビング体験を反映し、Vantageの神髄を完璧に捉えたものです」

すべてのアストンマーティンのモデルと同様にVantageも「Q by Aston Martin」パーソナライゼーション・サービスにより、制限のないビスポークやカスタマイズを検討することができる。

デザイナーと職人の技により、小規模でも特徴的な1つのディテールから、完全にビスポークな部品を用いたフルスケール設計および生産までのすべてを網羅する、忘れることのできないオーダーの旅に誘い、オーナーは真のワンオフ・モデルを作ることができる。

このVantageは、2024年第1四半期から生産が開始される予定で、納車は2024年第2四半期以降から始まる見通し。アストンマーティンの次世代スポーツカーの2モデル目となる新型Vantageは、高速なスポーツカーによるチャレンジを楽しむドライバーに対するピュア・ドライビングの新たなベンチマークとなるだろう。

【主要諸元】

・エンジン:4.0L V8ツインターボ
· フロント・ミッドマウント・エンジン、後輪駆動
· 最高出力:665PS/6,000rpm
· 最大トルク:800Nm/2,750-6,000rpm
· 最高速度:325km/h
· 0-60mph:3.4秒
· 0-100km/h:3.5秒
· 圧縮比:8.6
· 可変デュアル・カムシャフト・タイミング
· フルCNC加工燃焼室
・トランスミッション:リア・マウント、8速オートマチック・トランスミッション
· トルク・コンバーター
· エレクトロニック・リア・リミテッド・ディファレンシャル
· カーボンファイバー製プロペラシャフト

関連情報:https://www.astonmartin.com/ja

構成/土屋嘉久

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みんなのコメント

4件
  • kao********
    いいね。電動とか無視したこのやり方が好きだわー
  • П П
    史上最速って· · ·
    アストンにはヴァルキリーがあるでしょ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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