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タイム抹消祭りの予選でもフェルスタッペンの強さ変わらずポールポジション獲得。フェラーリ勢が肉薄|F1オーストリアGP

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タイム抹消祭りの予選でもフェルスタッペンの強さ変わらずポールポジション獲得。フェラーリ勢が肉薄|F1オーストリアGP

 レッドブルリンクを舞台にF1第10戦オーストリアGPの予選が行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

 今回のオーストリアGPは、今季2度目となるスプリントを行なうフォーマット。グランプリ2日目にはスプリント用の予選“スプリントシュートアウト”とスプリントレースが控えている。そのためグランプリ初日には、決勝に向けた予選セッションが行なわれる。

■マクラーレン、F1オーストリアGPで大型アップデート第1弾を投入。サイドポンツーンやフロアなどを全面改良

 60分のフリー走行を経て迎えた予選開始時は、気温28度、路面温度43 度というコンディション。午後にかけて天気が崩れる可能性も指摘されていたが、ドライコンディションのまま予選は行なわれた。

 1周4.318kmと短く、コーナー数が少ないレッドブルリンクはラップタイムも短く、クリアラップを取ることが難しい。その上、トラックリミット違反によってタイム抹消になることも多いサーキットだ。18分間のQ1が開始された直後からトラックリミット違反が相次ぎ、序盤からフェルスタッペンが1分5秒190でトップに立ったものの、これがトラックリミット違反になった。

 バルテリ・ボッタス(アルファタウリ)のスピンによって残り12分というところで出された赤旗からの再開後も、各車がとりあえずの“バンカータイム”を出しておこうと、慌ただしくコース上へ出ていった。

 フェルスタッペンはここで1分5秒116をマークし再びトップへ。フェラーリ勢とオーストリアGPで大型アップデートを投入したランド・ノリス(マクラーレン)がその後ろに並んだ。

 その後、レッドブルのセルジオ・ペレスは1分5秒177までタイムを上げて2番手に。ノリスは3番手タイムを記録していたものの、こちらはトラックリミット違反によるタイム抹消で6番手となった。

 アルファタウリ勢はソフトタイヤを3セット投入したものの、角田裕毅が16番手、ニック・デ・フリーズは20番手と2台揃ってQ1で姿を消した。その他、アルファロメオの周冠宇、ウイリアムズのローガン・サージェント、ハースのケビン・マグヌッセンがここでノックアウトとなった。

 15分間のQ2では、序盤から“トラックリミット違反祭り”となったものの、全マシンが1回目のタイム計測を終えた時点でトップタイムはフェルスタッペンの1分4秒951。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)が2番手、3番手にノリスが並び、トップ3の顔ぶれは終盤まで変わらなかった。

 ジョージ・ラッセル(メルセデス)やペレスはトラックリミット違反によって残り2分の段階でもタイムを残せていない状況。その後もラッセルは通過に十分なタイムを出せず、ペレスは再び最終コーナーでのトラックリミット違反を取られ、2台はQ2敗退となった。

 ここまで好調だったマクラーレンのオスカー・ピアストリやエステバン・オコン(アルピーヌ)、ボッタスも同様にタイム抹消によってQ3進出圏外へポジションを落とし、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが繰り上がりで10番手Q3進出を果たした。

 迎えた12分間のQ3。まずはアルボンが1分5秒823のターゲットタイムをマークするも、すぐさまフェルスタッペンが1分4秒503で上回る。その後も各車が1回目のタイム計測を行ない、2~3番手にフェラーリ勢が並んだ。

 残り2分から各車は最終アタックへ。フェルスタッペンからタイム計測を開始し、1分4秒391まで自身のトップタイムを更新した。

 シャルル・ルクレール(フェラーリ)がセクター2で全体ベストを記録して、フェルスタッペンに肉薄したものの0.048秒足りず2番手。サインツJr.はフェルスタッペンから0.190秒遅れの3番手となった。

 フェルスタッペンを上回るドライバーはその後も現れず、フェルスタッペンのポールポジションが確定。自身26回目のポールポジションとなった。

 トップ3の後ろ4番手にはQ1から好ペースを見せていたノリス。アップデートを武器に、ハミルトンやランス・ストロール、フェルナンド・アロンソ(共にアストンマーチン)を上回った。

 8番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、9番手にピエール・ガスリー(アルピーヌ)が並び、アルボンはQ3で単独でタイム計測を行なったもののトラックリミット違反によるタイム抹消となり、10番手となった。

 この予選を持って各マシンにはパルクフェルメルールが適用され、大きな変更を加えることはできない。しかし、グランプリ2日目のスプリントシュートアウトでは降雨も予想されており、スプリントのグリッド順は今回の予選結果からまた大きく異なるモノになるかもしれない。

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