ハースF1は2023年シーズン、コンストラクターズランキング最下位で終了した。シーズン前半は後半に比べればポイントを稼いだが、これはライバルが苦戦したことで、その弱点が隠されていただけだったとニコ・ヒュルケンベルグは語る。
ハースはシーズン前半に4戦で入賞し、11ポイントを稼いだ。しかしシーズン後半はシンガポールGPでの1ポイントしか稼げず、最終的にはコンストラクターズランキング最下位でシーズンを終えた。今季のベストリザルトは、オーストラリアGPでヒュルケンベルグが記録した7位だった。
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そのヒュルケンベルグは、ライバルたちがマシンを開発し始めるとハースは後退し、特にレース中のタイヤのオーバーヒートなど、問題がより明白になったという。
「もちろん、それはプロセスの結果だけど、シーズン序盤から(問題の)兆候はあった」
Autosport/motorsport.comの取材に応じたヒュルケンベルグは、そう話した。
「でもシーズン序盤は、他のチームももっと苦戦していたから、僕たちは逃げられた」
「そして彼らが問題を解決し、本格的にマシンを開発し始めると、僕たちは代償を支払い始めることになったんだ」
「シーズン後半から終盤にかけては本当に厳しかった。シンガポールだけはもう1、2ポイント獲得するチャンスがあったと思うが、戦略ミスで逃してしまった」
「それを除けば、僕たちにはペースがなかった。多くのクルマが脱落していった時でさえ、僕たちはそこからあまりにも遠かった。もちろん、それは良くないことだ。もっとうまくやる必要があるんだ」
ハースはシーズン最後の2レースでマシンの仕様を分け、ヒュルケンベルグが旧型、ケビン・マグヌッセンが新型パッケージのマシンをドライブした。これにより、マシンの開発がうまくいっていないことが浮き彫りになったとヒュルケンベルグは認めた。
「大きな違いはなかったと思う。些細な違いだ」
「ダウンフォースをあまり必要としないラスベガスでは、新パッケージのほうが旧パッケージより有利だと感じた」
「アブダビでは、金曜日はもちろんほぼ走らなかったけど、土曜日からはかなりいい感じだった。ケビンはあまりハッピーに感じなかった。つまり、どちらも似たようなものだ」
「明らかに、そのアップデート自体は十分ではなかった。アップデートはマシンをより良くし、問題を解決するものだ。残念ながら、それは実現しなかった。だから、来年はもっとうまくやる必要がある」
「もっといい結果を出したいから、足元を固めて、もっといい仕事をする必要がある」
「チームの全員がもっと良くなりたいと思っていると思う。だから、より良い解決策を考え出すよう努力するだけだ」
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