MotoGP第6戦カタルニアGPでフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は決勝を勝利したものの、タイトル争いにおける差を縮められていない。彼としてもこの状況は歯がゆく思っているようだ。
バニャイヤは決勝レースで今季3勝目を収めるなど強さを見せている。しかしその一方で、タイトル争いをする上でで重要な役割を果たしているスプリントレースでしっかりとポイントを積み重ねることができていない。
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カタルニアGPのスプリントレースでは首位を独走している最中に転倒してしまったが、彼はこれまでのスプリントレース6戦全てで表彰台に上がれていないうえ、直近3レースではスプリントで1ポイントも稼げていない。
ライバルのホルヘ・マルティン(プラマック)はスプリントレースでも結果を残しており、カタルニアGP終了時点ではランキング首位。2番手のバニャイヤとの差は39ポイントまで広がってしまった。
バニャイヤとしてもスプリントレースは課題だと認識していて、今のポイントをとり逃がしてしまっている状況には、忸怩たる思いがあると語った。
「スプリントレースは無くならないんだから、僕が自分自身を改善しなくちゃいけないんだ」とバニャイヤは言う。
「僕らは常に競争力を発揮している。過去3戦のスプリントレースでも強さがあったんだ。だけど2回はクラッシュして、1回はバイクに問題が起きてしまった。それでポイントを沢山とり損なってしまった」
「(カタルニアGPの)土曜日も、最終ラップにクラッシュするまで僕は勝っていたんだ。だからこそ、僕が改善すべき何かがあるのは確かだ」
「これまで僕はもう少し苦戦して来たけど、今年はスプリントレースで毎回いいフィーリングがある。だから完走してポイントを獲得する事が大事になっている。昨年は実際苦戦してしまっていたとはいえ、スプリントは完走していたからね」
「ポイントは少ないけれどチャンピオンシップ争いにおいてはとても大事だ。毎週末6、8、9、12ポイントと追加して獲得するのは、大事なことなんだ」
「もちろん日曜日に競争力があるのは良い事だ。でも土曜日にこういう形でポイントを失うのにはウンザリしているよ」
一方でバニャイヤはスプリントレースで思うように行かない状況でも、自らの能力に対する自信がある点があるからこそ、決勝レースで力強い結果を出せるのだとも語った。
「僕は目的に対して超集中することができるからね。ミスやクラッシュをしたとき、問題があったときにがっかりしたりナーバスになったり、怒ったりするのは分かる。でも、自分のポテンシャルもしっかりと理解しているんだ」
「何も問題がなければ、僕は優勝や先頭を争えると分かっている。そしてその事が、僕が常に戦う準備ができていることの一因になっているんだ」
「土曜日に苦しいレースになったとしても、僕は日曜日に良いレースができると完全に分かっている。ポテンシャルはあるし、チームもバイクも競争力と速さを発揮できるように準備されているんだ。自分のパッケージにはとても自信があるよ」
なお開幕6戦のポイント獲得を分析すると、バニャイヤは日曜日の決勝レースではマルティンの獲得ポイントを3点上回っている。つまり今のポイント差は完全にスプリントレースによって生まれているものと考えてよいため、今後バニャイヤが改善を果たしてくれば、またチャンピオンシップ争いの趨勢も変わってくるかもしれない。
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みんなのコメント
コケるとその後のセッションやレースにも影響するし、下手すりゃ怪我で次戦欠場だから。