この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2024が開催
ライバルのハイラックスより100万円以上高い! それでも三菱トライトンに見える勝算
■三菱ブースは見どころが満載だ
■発売直前のトライトンも展示されている
試乗デモコースのトライトンにも注目!
昨年末、デリカミニにシャモニーが追加されたのに続き、2月15日にはフルサイズピックアップトラックのトライトンが本邦でも発売されるとあって、話題の新作が続く三菱自動車。大阪オートメッセ2024におけるブースの見どころはまず、東京ですでにお披露目した「トライトン・スノーシュレッダー・コンセプト」に近づいてみよう。
雪山でのバックカントリーをイメージした装備品や、ピックアップならではのベッド(荷台)の縁エッジを利して、いわゆる「ヤグラ」化しつつも、荷台にパイプで組むよりスマートで荷室容量を犠牲にしない積載の仕方に注目だ。
もうひとつの注目ポイントは、剥き出しの鉄板に雪が張りついては溶融を繰り返したような、ボディそしてバンパーやフェンダーの不思議な質感。もちろんボディそのものにダメージがあってはならないので、カッティングシートによって実現されている。とはいえカッティングシート自体が、印刷レイヤーや透明レイヤーを複数層、重ねた特注モノだという。
三菱の現行ラインアップの主要どころが勢揃いするブース内で、トライトンが大きい側の筆頭とすれば、小さい側筆頭がデリカミニのシャモニー。
とはいえ東京オートサロンのときにはなかった、コンプリートパッケージ装着車両であることに注目したい。つまり、純正オプションのみならず、ディーラーオプションとして選べるパーツが4点、ホワイトパール仕様のエクステリアに装着されている。
まず目が行くのは、ダイナミックシールドをさらに強めるグロスブラック仕上げのフロントグリルガーニッシュ。もちろん6スロットそのままの、純正パーツ同様のカタチだ。ほかにマッドフラップとルーフラックアタッチメント、そしてベースキャリアが「シャモニー・コンプリートパッケージ(14万2010円)」に含まれ、これらディーラーオプションをフル装着した仕様が公開されるのは、今回の大阪オートメッセ2024が初となる。
足もとの10本スポークホイール「マッドクロスレンジャー」と、適度にチャンキーなトレッドパターンを備えつつホワイトレターの入った「トーヨー・オープンカントリーR/T」だけが、実際の純正仕様と異なるところだが、足もとを変えるだけでここまでイケる、というイメージが実車を前に膨らむはずだ。
ちなみに大阪オートメッセでの三菱の見どころは、ブースのみにとどまらない。2号館から南に入った先、屋外の試乗デモコースでも、アウトランダーやデリカの4WDシステムによる走破能力や登坂能力のデモが見られるのだが、コース脇にしれっと市販仕様、ジェットブラックマイカ外装色のトライトンが置かれているのだ。
やはり、本格ピックアップトラックだけに、屋外で確認してこそ映える存在感とディティールではある。まず全天候型のベッドは、頑丈そうなコーティングごと頼もしく、内側のヒッチもゴツいビス止めだ。リヤシートの足もともけっこう広いし、前列2席はかなり快適そう。
すでに受注は全国で1000台以上入っているというウワサもあるが、デビュー前にひと足早く実車をチェックできる千載一遇のチャンスとして、屋外の試乗デモにも是非、足を運んでみて欲しい。
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