この記事をまとめると
■トラックの「輪止め」の役割について詳しく解説
宅配トラックのミラーや四隅に付けられる謎テープ! 「安全」のための重要な取り組みだった
■停車中のトラックが動くのを防ぐことができる
■外さずに発進してしまうと弾き飛んでしまうこともある
停車中のトラックが動かないようにするためのアイテム
日々、わたしたちの暮らしを支えるために駆けまわる物流トラックたち。
大手運送会社の小型トラックが個人宅への配送をするため、狭い住宅地を走る光景は毎日のように目にする。そんな彼らが納品などでトラックから離れる際、フロントタイヤに三角形状の「モノ」を噛ませているのを見たことがないだろうか。なかには、運転席のドアハンドルなどと紐で結ばれることもあるその「モノ」は、一体どのような役目を果たしているのだろう。
その謎めいた三角形状の「モノ」の正体は、輪止めとよばれるアイテム。読んで字のごとく、輪(タイヤ)を止めるためのモノである。ほかにも手歯止めや車止め、車輪止めなどの呼ばれ方が存在しているが、無人のトラックが道路のわずかな傾斜やトラブルなどで動きだしてしまわないように、活用されているのだ。
近年では、トラックでもAT化が進んでいるため、Pレンジにギヤを入れてあれば車両が動いてしまうということはないに等しい。MT車であっても、サイドブレーキさえ引いておけば動かないと考えるのが妥当だろう。しかし、プロとはいえドライバーも人間である。ましてや1日に何十件も配達するようなケースであれば、数日の間に1度ぐらいミスが起きても不思議ではない。
時間に追われる業種でもあるため、ドライバーの気の緩みや焦りが勝ってしまうこともあるだろう。また、外部から予期せぬ力が与えられてしまうこともある。他車にぶつけられた場合などでも、自車が動き出さないような策を講じていれば、被害を最小限で済ますことができるのだ。
万が一、無人のトラックが動き出してしまえば、とても大きな事故へと発展してしまう可能性が高い。住宅路であればなおさらで、市民を巻き込んでしまうことになりかねないのだ。世のなかに、絶対大丈夫ということはない。法的には輪止めの装着は義務付けされていないが、そのようなさまざまな理由から、輪止めを徹底する運送会社が増えているのである。
安全確保やドライバーの意識向上に寄与
それは無人のトラックが動かないようにするという物理的な理由があるのはもちろんだが、ドライバーの意識向上のために徹底している会社も多い。安全管理を徹底させるという狙いも込めているのである。
そんな輪止めであるが、ときとして危険な凶器へと姿を変えることもある。それは荷役作業などを終えたドライバーが、輪止めを外すことなく乗車してしまうという場合だ。輪止めとはいえ、もちろん完璧なものではない。そもそも自然にかかるわずかな力で車体が動き出さないようにするものであるため、アクセルを踏み込むなどの激しい負荷に耐えられるようなシロモノではないからだ。
輪止めというものは、宅配ドライバーであれば運転席側のフロントタイヤに噛ませる傾向にある。それはもちろん、ドライバーの利便性を考慮したものだ。基本的にふたつでワンセットとなっているため、タイヤの前後に噛ますのだ。
そんな輪止めを噛ませたままでトラックを発進させたら、どうなるか。
輪止めにはそのような大きな力に耐えられるような構造ではないため、最悪の場合は勢いよく弾き飛んでしまうのだ。そんな凡ミスを防ぐために運転席側のフロントタイヤに輪止めを噛ませ、かつ弾け飛ばないようにふたつの輪止めを紐で結び、その紐をドアハンドルなどと結ぶドライバーが多いのだ。そうすることで、悲惨な事故を未然に防ぐように努めているのである。
どのような仕事でもいえることであるが、慣れから生じるヒューマンエラーは大きな被害を引き起こしてしまいがち。熟練だから手を抜きたくなる気もちもわからないでもないが、ほんの些細な気の緩みが取り返しのつかない事態を招いてしまうことにもなりかねない。キャリアはもちろん重要だが、そのような万が一に対する対策ができてこそ、真のプロだといえるだろう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
トヨタが「100万円以上」安い「8人乗りの“新”アルファード」発表! 「待ってました!」 510万円の「Xグレード」 どんな仕様?
ゴールド免許だと「違反が消える」ってホント? 5年後の“更新”で「ブルー免許に格下げ」される条件は? 実は難しい「ゴールド維持」条件とは!
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
高速道路で「なんか急に詰まり出した……」 実は前では“ノロノロ通せんぼ!”道路会社があえて行うワケ
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
今日から「ガソリン“5円”値上げ」に国民ブチギレ!「“25年1月さらに値上げ”…ふざけるな」「生活苦しくなるやん」「もっと国民に寄り添って」の声! 消えゆく「ガソリン補助金」今後どうなる?
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
日本国民ブチギレ! 政府「ガソリン価格“5円”あがります」 1月に「さらに5円!?」 「年末年始にやめて…」の声も 話題の「ガソリン減税」どうなった? 不満多し理不尽な政策に怒り
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
特に一運行の中で何回も乗降を繰り返し、そのたびに必ず輪止めをする宅配便や配送業のドライバーは大変そう。