アルピーヌのガスリー、3位表彰台獲得！ 今年は上層部に混乱も「正しい方向」に進んでいる証と自信｜F1オランダGP

　F1第14戦オランダGPの決勝レースで、アルピーヌのピエール・ガスリーは3位表彰台を獲得した。彼は今回の結果について、チームの上層部に生じていた混乱の後、“正しい方向”にチームが進んでいることを示すものだと語った。

　アルピーヌは今季の夏休み前最後のレースであるベルギーGPをもって、チーム代表を務めたオットマー・サフナウアーの他、スポーティングディレクターのアラン・パルメインがチームを去った。また、アルピーヌのローラン・ロッシCEOも更迭されるなど、上層部に混乱が発生していた。そしてモータースポーツ担当副社長のブルーノ・ファミンがチーム運営を引き継ぐことになった。

　そうした“お家騒動”と夏休み明けのオランダGPで、ガスリーは3位表彰台を獲得。彼はアルピーヌが正しい方向に進んでいることを示す結果だと語っている。

「僕らは仕事を続けて、マシンを改善し続けて、年末までこうやって取り組み続ける事が必要だ」

　オランダGP終了後、Canal+に対してガスリーはそう語った。

「チーム内で物事がうまくいきつつあるのが分かって嬉しいし、協力して働くことをどんどん学んでいっている。正しい方向に進んでいるし、今日はそれを証明することができた」

　オランダGP決勝でガスリーは12番手スタートだったが、レース1周目の雨に素早く反応し、即座にタイヤ交換に動いたことが、今回の表彰台に向けた鍵となった。

　ガスリーは当時の状況を振り返り、次のように語った。

「非常に重要な決断を下す必要があった。1周目の最終コーナーで、僕はアルピーヌに大きなチャンスがあるとすぐに理解して、今すぐピットに入ることをチームにお願いしたんだ。そして、それは報われた」

「今日はうまく機能してくれるクルマがあった。それでフェラーリとの戦いをなんとかできて、フェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）に近づくことができた」

「色々な事が起きたけど、落ち着いている必要があった。チームの仕事ぶりと、今回達成したことに本当に満足しているよ」

Comments

速いヤツは何に乗っても速いね

マシンのポテンシャルを引き出した結果だと思うが、スムーズな成績は危険の様な気がする。