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【注目モデル詳報】スタイリッシュSUV、BMW・X2上陸! クルマ好きを魅了するマルチなキャラクターをズバリ解説

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【注目モデル詳報】スタイリッシュSUV、BMW・X2上陸! クルマ好きを魅了するマルチなキャラクターをズバリ解説

BEVも新登場。時代を半歩リードするクーペモデル

 ジャパンモビリティショー(JMS)で、BMWは2世代の新型X2と、そのBEVモデル、iX2を世界初公開した。ワールドプレミアの場に日本を選んだのは、BMWが日本市場を重視していることの表れであり、X2が日本のユーザーにぴったりのモデルだからだろう。

第2世代のBMW X2が日本上陸。電気自動車のiX2も登場

 ラインアップは、ガソリン仕様のX2 xDrive20i M Sportが628万円、その高性能バージョン、X2 M35i xDriveが810万円、BEVのiX2 xDrive30 M Sportが742万円となっている。右ハンドルのみで、内燃エンジン車には7速DCTが組み合わされる。

 iX2が意外にリーズナブルと感じるのは、BMWの電動車戦略の賜物。内燃エンジン車とBEVの価格差は小さく、ユーザーが検討しやすい設定になっている。X1にはディーゼル車が少し遅れて加わったが、いまのところX2にディーゼルの設定はない。

 BMWにとって、2/4/6/8などの偶数シリーズは、スポーティなスペシャルモデルを意味する。X2は、いまやBMWの主力になったSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)のX1をベースとするSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)という位置づけ。初代は2018年に誕生。日本でも人気を博してきた。

ダイナミックなクーペフォルム。最新BMWのよさが実感できる意欲作

 2代目となる新型X2の個性は、これまでにも増してスタイリッシュなクーペデザインを取り入れた点だ。走りのよさを予感させる先進的なモデルに生まれ変わっている。

 フロントデザインは、力強くシャープな印象を与える大型キドニーグリルと、BMWデザインを特徴づける環状のシグネチャーを2回繰り返すツインサーキュラーを進化させたアダプティブLEDヘッドライトが印象的だ。光ファイバー技術を用いてキドニーグリルの輪郭を光で浮かび上がらせるアイコニック・グローをこのクラスで初採用したことも特筆に値する。

 リアではワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクターライン、立体的なLEDリアコンビネーションライトが目をひく。ボディサイドはドアハンドルをパネルと一体化させたフラッシュハンドルの採用により空力特性を洗練。エレガントな印象としている。

 ボディサイズは全長×全幅×全高4555×1845×1575mm(20i)。初代比で全長は180mm長く、幅は20mmワイド、全高は40mm高い。全高は1550mmを超えた。一方、X1比では55mm長く、10mm幅広く、45mm低い。初代比で20mm長くなった2690mmのホイールベースはX1と共通だ。

 インテリアは最新世代のBMW各車と同様に大幅なデジタル化を実施し、ユーザーインターフェースを一新した。BMWカーブドディスプレイを採用するとともに、シフトレバーやiDriveコントローラーを廃止。フローティングタイプのセンターアームレストに操作系をすべて収める構成で、モダンでプレミアムな雰囲気を演出している。シートは新規開発された多機能のスポーツシートだ。

 リアは大人3名が座れる空間を確保するとともに、40対20対40分割可倒シートの採用により、ラゲッジスペースの有効活用を追求した。ラゲッジ容量は、内燃エンジン車が560~1470リッター、BEVのiX2が525~1400リッター。内燃エンジン車とBEVの差が小さい点と、外見から受けるイメージよりも容量がだいぶ大きいのは、BMWがスタイリッシュさとともにユーティリティを重視したことをうかがわせる。

 メカニズムも最新世代。エンジン車の高性能モデルであるM35iには、最高出力317㎰を発生する2リッター直4ガソリンターボエンジンが搭載される。0→100km/h加速は5.4秒だ。

 BEVのiX2は前後に1基ずつモーターを搭載し、システムで最高出力313㎰、同最大トルク494Nmを発揮する。0→100km/h加速はM35iに迫る5.6秒、最高速は180km/hに達する。なかなかの高性能ぶりだ。バッテリー容量は64.7kWhで、WLTPサイクルでの一充電走行距離は417~449km。アダプティブ回生機能とMAX RANGE機能により効率的な走行を実現するという。

 先進運転支援装備も充実しており、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入した“ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能”が搭載される。さらに、車両が35km/h以下で直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能(パーキングアシスト)が標準装備になる。

 車載通信モジュールによる総合テレマティクスサービスのBMWコネクテッドドライブや、AI技術の活用により音声会話で車両の操作や情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナルアシスタントを装備するほか、全世界で利用されているAmazon Alexaにも対応している。
 X2のデリバリーは2024年春以降。夏すぎにはディーゼル車や第2の電動駆動車などさらなる展開も予定されている。

BMW X2 主要諸元

モデル名=X2 xドライブ30
全長×全幅×全高=4555×1845×1560mm
ホイールベース=2690mm
パワートレーン=交流同期電動機(200kW/494Nm)
一充電走行距離(WLTP)=417~449km(WLTC)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:マルチリンク
タイヤサイズ=245/45R19
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
※一部スペックは欧州仕様

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みんなのコメント

11件
  • oce********
    日本でも人気を博した?
    あまり見掛けないぞ!
    かく言う私はX2オウナーですけど
  • hsj********
    2でも、日本ならデカいし高いのよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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