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トヨタ「ランドクルーザー70」再再販が決定! 本格オフローダー「ナナマル」が8年ぶりに復活へ

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トヨタ「ランドクルーザー70」再再販が決定! 本格オフローダー「ナナマル」が8年ぶりに復活へ

2024年は「70系」40周年

トヨタが「新型ランドクルーザー250」を公開し、その会場で、本格オフローダー「ランドクルーザー70」の再再販も正式発表された。

【画像】壮観! 再再販のランクル70発表 デザイン/内装を見る 会場には歴代モデルも【新しいナナマル】 全125枚

8年ぶりに販売され“再再販”となる今回のモデルは、丸目ヘッドライトと独立したウインカーレンズで構成される顔付き。

サイズは全長4890×全幅1870×全高1920mm。エンジンは2.8Lのディーゼル・ターボ(204ps/51.0kg-m/1GD-FTV )を積む。

再再販としての日本導入は今冬を予定している。

2024年には40周年となるナナマル。ここでは、ランドクルーザーの歴史と「70系」の歩みを簡単に紹介しておこう。

ランドクルーザーのルーツは、1951年に登場した「トヨタ・ジープ(BJ型)」になる。

警察車両として採用されるが、「ジープ」という名称は米国ウイリス・オーバーランド社の商標権に抵触するため、1954年に「ランドクルーザー」と車名を変更。

ランドクルーザーは、その後、20/30系、40系と進化し、中でも1960年に発表された40系は走破性・耐久性に優れたヘビーデューティ4WDとして人気を馳せるロングセラーとなった。

ランクル3つの系統 70は本格派

そして、40系の後継として1984年に誕生したのが「70系」。よりヘビーデューティなモデルとして、日本はもちろん世界で人気を集め、日本では2004年まで生産された。

ランドクルーザーには3つの系譜が存在し、1つがここで扱う「ヘビーデューティ系」と言われる「70系」。

もう1つの系譜は、現在の「300系」のような「タフ・プレミアム系」だ。

この系譜は1967年に登場したロングボディの50系からで、4WDながら静粛性や快適な乗り心地も追求された。

50系から60系~80系~100系~200系~300系と続き、レクサス・ブランドでは同じプラットフォーム&パワートレインを用いた「LX」がラインナップされている。

そして最後の1つが、今回同時発表された「新型ランドクルーザー」、かつてのランドクルーザー「プラド」にあたる「ライトデューティ系」だ。

1990年に、70系をベースに「オフロードを走れる乗用車」をイメージして生まれた。したがって、サスペンションは70系の四輪リーフスプリングに対して四輪コイルスプリングを採用。

プラドは、2代目(90系)~3代目(120系)~4代目(150系)と続き、本日フルモデルチェンジされた250系で「プラド」の名は消滅した形になる。

70系 2004に国内販売終了 

前述したが、それまでの40系に代わって1984年に登場したのが「70系」だ。

日本はもちろん、欧米、中東、オセアニアなど、世界中で愛されたヘビーデューティ4WDである。

50系以降のタフ・プレミアム系は4ドアのロングボディのみというバリエーションだが、この70系(のホイールベース)はショート/ミドル/セミロングという3タイプが存在。

2ドアのショートボディにはハードトップとソフトトップがラインナップされ、2ドアのミドルボディにはハードトップとFRPトップがラインナップされた。

このように70系は仕向け地によってバリエーションが豊富で、また、さまざまな職種で採用されていた。日本では消防指揮車などでも活躍。ボディ形状では、ピックアップトラックも設定されていた。

日本仕様のエンジンはディーゼルのみを搭載。そのため、排出ガス規制などの問題もあり、2004年に日本国内の販売は終了したが、海外では販売が継続された。

再販時は期間限定 2014~15年

しかし2014年8月、トヨタはランドクルーザー70系のデビュー30周年を記念して、70系を1年間の限定で日本国内で再販売した。

ボディタイプは、セミロングの4ドアボディと、ダブルキャブのピックアップトラック(日本仕様のランドクルーザーでは初)という2種。日本と同じ右ハンドルである南アフリカ仕様をベースにしている。

搭載されたパワーユニットは、日本仕様のランドクルーザーでは初の4L V6 DOHCのガソリンエンジンで、トランスミッションは5速マニュアルのみ。駆動方式は、トランスファーレバーを備えたパートタイム4WDだった。

基本のボディパネルやシャシーなどは以前のものを踏襲しているが、フロントグリル、ヘッドランプ、前後バンパーなどは現代的なデザインに意匠を変更。

インテリアも、インパネのデザインを水平基調にしてオフロード走行時の車体の姿勢をつかみやすいように。パワーウインドウやキーレスエントリーなどの快適装備も充実し、運転席・助手席SRSエアバッグやABSを標準装備するなど、安全装備も現代の基準に合わせた。

この復活した70系は、当時の新保安基準に対応できないために1年間(正確には2014年8月から2015年6月生産分まで)の限定生産となったのだが、それが奏功して大いに人気を集めた。

トヨタでは予想を超える反響とオーダーが集まったため、海外向けの生産分の一部を、この日本仕様限定モデルに振り分けたといわれている。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

35件
  • 70のインテリアは、どうなん?
  • この形で オーストラリア仕様ですと
     MTがあるとの事ですが?
    本当でしょうか?
     日本国内仕様はATのみだとか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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