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「これは欲しい」 日産ミニバン「リヴィナ」から「エルグランド」の兄弟車まで 日本に導入を熱望!

掲載 更新 17
「これは欲しい」 日産ミニバン「リヴィナ」から「エルグランド」の兄弟車まで 日本に導入を熱望!

■昔は沢山あったのに…。 日産ミニバンの行方はどうなる?

 日本では、ミニバンジャンルが誕生したきっかけとしてトヨタ「エスティマ」とホンダ「オデッセイ」の名前が挙がることが多いですが、日産からも数多くのミニバンがラインナップされていました。
 
 また、海外でも独自の進化を遂げたミニバンが存在。日産のミニバンには、どのようなモデルがあるのでしょうか。特徴的なモデルを紹介します。

日産のカッコいい7人乗り「リヴィナ」にスポーティ仕様登場! 赤の差し色が刺激的

 2020年現在、日産が日本市場で展開するミニバンには「セレナ」と「エルグランド」の2車種がラインナップされているのみです。

 かつて日産が日本市場で展開していたミニバンには、「プレーリー/プレーリージョイ」、「リバティ」、「ラフェスタ」、「バサラ」、「プレサージュ」、「ラルゴ(セレナの兄弟車)」など、さまざまなモデルが展開されていました。

 また、海外に目を向けると現在も東南アジアなどで販売されている「リヴィナ」から、2017年まで北米で販売されていた全長5m超えの「クエスト」が存在。

 なかでも、リヴィナは、2019年2月にインドネシア市場で発売されたMPVで、全車3列7人乗りの仕様。ボディサイズは全長4510mm×全幅1750mm×全高1695mm-1700mmと、セレナと比較すると、リヴィナの全長は175mmから260mmほど短い設定です。

 またリヴィナが、日本市場のミニバンと異なるポイントとして、後部ドアにヒンジ式ドアを採用していることが挙げられ、外観がステーションワゴンに近いデザインとなっています。

 フロントマスクには、日産の共通デザインコンセプト「Vモーショングリル」を採用し、大胆に加飾されたメッキが存在感を演出。

 搭載されるエンジンは最高出力104馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンで、トランスミッションは4速ATと5速MTの2種類を設定しています。

 昨今の日本市場では、ヒンジ式のミニバンが無くなりつつあるほか、リヴィナは東南アジア向けのモデルのため日本に導入される見込みは低いかもしれません。

 また、同じく海外専用モデルとして2017年に販売されていたのがクエストです。

 1992年に発売された初代クエストは、7人乗りの北米専用モデルとして投入され、1995年に日産の関連会社であるオーテックジャパンが輸入。左ハンドルのまま日本で販売していた実績を持ちます。

 その後、2011年に4代目クエストが登場。日本で販売されている3代目となる現行「エルグランド(E52型)」と基本部分を共通化し、日産車体九州で生産されていました。

 フロントとリアのデザインは、エルグランドとクエストで異なります。ボディサイズはエルグランドが全長4975mm×全幅1850mm×全高1805mm-1815mmに対し、クエストは全長5100mm×全幅1970mm×1855mmと、クエストのほうがひと回り大きくなっています。

 パワートレインは、最高出力253hpの3.5リッターV型6気筒エンジンにエクストロニックCVT(無段変速機)を採用。

 また、四輪独立サスペンションと四輪ディスクブレーキに加え、速度感応式パワーステアリングを搭載することにより、安定した走りと快適な乗り心地を実現しました。

 しかし、クエストは2017年に生産終了となり、すでに販売されていませんが、日本ではエルグランドが現在も継続して販売されています。

■エルグランドはまだまだ頑張る! 10年目で再度デザインを刷新へ

 日産は、エルグランドを2020年秋にマイナーチェンジすることを明かしています。

 今回、マイナーチェンジする新型エルグランドの一部情報では、特設サイトで公開し、「ハイウェイスター」と「ハイウェイスターアーバンクロム」の外観デザインをお披露目。

 デザイン面では、2019年8月にマイナーチェンジをしたセレナハイウェイスターと同様の大型メッキグリルを採用。これまでの水平基調とは違うデザインとなっているほか、新しいボディカラーも設定されています。

 内装は、インパネとシートを一新し、ワイドな広がりを感じられるように水平基調に仕立てたブラックとブラック/ダークブラウンの2色を新たに展開。

 また、ディーラーオプションでは10インチに拡大したナビゲーションを用意。地図画面の見やすさや、インテリジェントアラウンドビューモニターの映像も大きく映し出します。

 安全面では、全方位360度に張り巡らされた先進安全装備を設定したことで、従来モデルよりもさらに安心感を高めました。

 日本市場で好調な販売を続けているセレナは、国内のミニバンのなかでもトップクラスの人気を誇るモデルです。

 2018年の年間新車販売台数でミニバン1位を記録し、2019年はトヨタ「シエンタ」にその座を明け渡したものの、人気ミニバンとして堅調な販売を見せています。

 現行モデルの5代目セレナは、2016年8月に登場。2018年3月には日産の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したモデルが追加され、瞬く間に販売台数上位のミニバンとなりました。

 2019年8月のビッグマイナーチェンジでは、エアロ加飾が施されたグレード「ハイウェイスター」のフロントデザインを刷新。「ダブルVモーショングリル」を採用したことで、従来のデザインよりも流行りの「オラオラ顔」へとイメージチェンジしています。

 このマイナーチェンジでは安全装備において、「全方位運転支援システム」を全車標準装備したほか、対向車がいる状態でもハイビームできる「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を日産車で初めて装備。

 また、セレナの好調ぶりを支えるe-POWERについて日産の販売店は次のように話しています。

「セレナを購入されるお客さまの7割近くはe-POWER搭載車を選ばれます。購入の決め手としては、燃費性能が良いのはもちろんですが、他社のハイブリッド車では味わえないe-POWERならではの加速感やアクセルを踏んだ感触が魅力な点です」

 なお、セレナに関してはインドネシア市場でも販売されており、e-POWER車は設定されてないものの好評だといいます。

※ ※ ※

 また、次期型エルグランドは三菱とのアライアンスと関係で「デリカD:5」とプラットフォームを共通化するという噂もありますが、今回のマイナーチェンジによって登場はまだまだ先なのかもしれません。

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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みんなのコメント

17件
  • デザインが古すぎるわ。
  • むしろエルグランドみたいな売れないモデルは切っていかないと会社そのものが倒産しかねない状況なのに、なにを能天気な。クエストなんて現地での評判も悪くまったく売れなかった車。なぜエルグランドが売れないのにこれが日本で売れると思うのだろうか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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