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手作り6輪タイレルP34とF3000も展示!サンブレフェスタ2024@道の駅おおた(群馬県太田市)

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手作り6輪タイレルP34とF3000も展示!サンブレフェスタ2024@道の駅おおた(群馬県太田市)

運営元:外車王SOKEN
著者 :松村 透

日本最古の自動車倶楽部!ACJ主催『第11回 谷保天満宮旧車祭』の熱量がハンパない!

2024年7月14日、道の駅おおた(群馬県太田市)で『サンブレフェスタ2024』が開催されました。本来であれば6月23日に開催されるはずだったサンブレフェスタ。雨のため延期となり、この日にスライドしたものの…。しかし!この日(7月14日)も朝から雲行きが怪しい…。



とにかく雨が降り出す前に!ということで、今年も当日のエントリー車両を可能な限り撮影しましたので、ぜひご覧ください!



■サンブレフェスタ2024:タイレルP34とレイナード93Dの展示が実現!

「手作り6輪タイレルP34」はというと、昨年秋に1976年日本GP仕様でエントリーした「妙高ヒルクライムHILL G.P2023」においてクラッシュ後、1977年仕様に戻して復活しました!しかし、ブレーキホースなど、足回りの調整が必要なこともあり、現在は展示のみ。



それでも、綿引氏が手掛けたタイレルP34が間近で観られる貴重な機会ということもあり、雨のなか、多くの方が来場していました。



●F3000参戦マシン「レイナード93D」をサンブレフェスタにて初披露

そして今回、昨年秋に綿引氏が入手した実際にF3000に参戦していた「レイナード93D」が初披露ということもあり、注目を集めていました。往時の活躍を知るファンのなかには「懐かしい!」という方も。



本物のフォーミュラーマシンと並べて展示してもまったく違和感がないことに皆さん驚いていました(細部の作り込みの違いが観られる貴重な機会でもあります)。



実は筆者も、搬出時にカウルを持たせてもらったのですが、カーボンコンポジット素材は本当に軽い!コシのあるバスタオルを持っているかのようでした。



今回、キャリアカーの上段にタイレルP34が積まれたこともあり、普段は見ることができない下側からの様子も初めて見ることができました。



金色に輝いているパーツは、隼用ドライサンプキットのひとつであるオイルパン。このキットは、綿引氏がタイレルP34でのサーキット走行を視野に入れて組み込んだもの。YouTubeチャンネルでも解説されているので、ぜひ目を通してみてください。



●タイレル 隼用ドライサンプキット取り付け前編

https://www.youtube.com/watch?v=GhHrUwFejgI



ではここで、過去に展示されたタイレルP34の進化の過程を振り返ってみましょう。



■サンブレフェスタ2021

タイレルP34がサンブレフェスタにお目見目したのは2021年、3年前のことでした。このときは1977年仕様のカウルをまとってエントリー。この時点ではエンジンおよび駆動系は仮組みの状態だったので自走不可。それに加えてリアウイングのステーやメーター周り、コクピットなども未塗装のまま。これはこれで手作りのマシンであることが確認できる貴重なショットでもあります。また、アルミ地の状態からカウルが塗装されたこともあり、P34の実車そのものと勘違いするギャラリーもいたほどです。



■サンブレフェスタ2022

2022年6月に開催された「サンブレフェスタ2022」で展示されたときの模様がこちらです。このときは、新たに制作していた1976年仕様のカウルを装着した状態でエントリー。リアウイング(これも2021年に展示したときとは形状が異なる点にも注目)を除いて未塗装のまま。まさに化粧前の、スッピン状態のタイレルP34タイレルを間近で観ることができたのです!!なお、2022年6月の時点でタイレルP34は自走が可能であり、キャリアカーから展示場所(同じ私有地内)まで綿引氏自らドライブして移動。訪れたファンを沸かせました。



■サンブレフェスタ2023

2023年6月に開催された「サンブレフェスタ2023」に展示されたときの仕様がこちら。昨年のサンブレフェスタ後にカウルが塗装され、1976年日本GP「シェクター仕様」を再現したマシンが完成したときの仕様です。塗装されると本当のフォーミュラーマシンに思えるほど自然な仕上がり。しかも、この時点でサーキットを攻められるほど各部のセッティングが煮詰められており、実際に走行したり、マシンの乗り降りする際についた傷がTカーでは決して出せない味であり、タイレルP34に魂が宿っているように思えてならない取材でした。



■サンブレフェスタ2024:輸入車編

サンブレフェスタの魅力のひとつに「ノンジャンル」であることが挙げられます。なかには「今日はたまたまこのクルマで来たけど、他にも持ってる」なんてオーナーさんがいる場合も。ご覧のとおり、ドイツ・フランス・イタリア・イギリス・アメリカ。欧米各国の主だったクルマは誰かしら乗ってくるか、所有しています。例えば、ハチロクが好きだけど、ポルシェ911も気になってる…など、興味はあるけれどなかなか接する機会がない。あるいはじっくり観られる機会がないといった方にとって、間近で観られるだけでなく、オーナーさんから生の声が聞ける(しかもすごくていねいに答えてくれます)点も大きな魅力です。



■サンブレフェスタ2024:日本車編

貴重なハコスカことスカイラインGT-R(KPGC10型)が2台も!そして、スバルのお膝元らしくスバル360もエントリー。エントリーしている日本車の多くが昭和か、平成初期のクルマです。輸入車よりも純正部品の入手が難しい場合が多い「国産旧車」ですが、こうして維持しているオーナーさんがいます。オーナーさんそれぞれにネットワークを持っていたり、ある程度は自分でメンテナンスできるだけのスキルや作業環境を確保しているようです。「買ったらどうなるの?どうにかなるの?ならないの?」次回のサンブレフェスタ(あるいは毎月第2日曜日朝に道の駅おおたで開催されているサンデーブレックファースト)に足を運び、思い切って相談に乗ってもらうのも手です。



 



■サンブレフェスタ2024:まとめ

あいにくの雨降りとなってしまった「サンブレフェスタ2024」。それでも多くの来場者の方が足を運んでいました。本来であればタイレルP34とレイナード93D用の日よけとして用意したテントが、まさかの雨除けになってしまったものの、業務用だけに造りは本格的。見事に2台のフォーミュラーマシンを守っていました。



参加車のなかには数台のオープンカーもいて、急いで幌を被せることになったり、雨が止まず、お昼過ぎでイベントが終了となってしまったことは残念ではあります。しかし、来年も開催してくれることでしょう!次回こそは晴天(曇りでもいいですが)であることを願って!



 



■「道の駅おおた」について

・所在地:〒370-0421 群馬県太田市粕川町701-1

https://goo.gl/maps/E3vus5Vmbpjn8mz68

・電話:0276-56-9350

・FAX:0276-56-9351

・駐車場;普通車:126台、大型車:40台、身体障害専用:4台

・URL:http://michinoeki-ota.com



●道の駅 おおた <公式> Facebookページ

https://www.facebook.com/michinoeki.ota/



●道の駅おおた広報「おっくん」 Facebookページ

https://www.facebook.com/ekicho.ota/



■巴自動車商会/カスタムビルド&レストア WATAHIKI 店舗情報

住所:〒310-0912 茨城県水戸市見川3-528-2

TEL:TEL/FAX 029-243-0133

URL:http://cbr-watahiki.com

お問い合わせ:http://www.cbr-watahiki.com/mail.html



●綿引氏のYouTubeチャンネル"cbrwatahiki"

※「アルミのイオタ」および「タイレル P34」の製作風景も紹介されています



https://www.youtube.com/@cbrwatahiki



※YouTubeで動画を配信している「ぺーさんxyz」さんがイオタの製作過程を詳細にまとめた動画。手作業で造られていったことが分かる構成となっています。



●板金職人の技炸裂!アルミ板叩き出しでランボルギーニ・イオタを製作するまで【前編】

https://www.youtube.com/watch?v=hvAf5PfcSJg&t=8s



●アルミ板叩き出しでランボルギーニ・イオタを製作するまで【後編】

https://www.youtube.com/watch?v=WidFHqbp4QA



●道の駅 おおた <公式> Twitter

https://twitter.com/michinoekiota



[ライター・撮影/松村透]



 



 



 

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