現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > スズキ 新型「ハスラー」発表

ここから本文です

スズキ 新型「ハスラー」発表

掲載 更新 13
スズキ 新型「ハスラー」発表

スズキは2019年12月24日、5年ぶりにモデルチェンジした軽自動車クロスオーバーSUVの新型「ハスラー」を発表した。新型ハスラーは東京モーターショーに参考出品されたが、ほぼそのままの姿で市販されることになった。

コンセプトとデザイン

「レンジローバー」「レンジローバー・スポーツ」の2020年モデル受注開始

軽自動車SUVとしてヒットしたデザイン性とライフスタイルを強く主張した初代ハスラーの個性をそのままに、2代目ハスラーの開発コンセプトは「もっと遊べる、もっとワクワク、もっとアクティブな軽クロスオーバー・ワゴン」だ。

新型ハスラーのアピール・ポイントは、より力強いスタイルの個性的なデザイン、広く使いやすい室内と進化したパッケージング、さらに充実したスズキ・セーフティサポート、徹底的に鍛え上げた走行性能と快適性能、大きく、楽しい、カラフルなインフォテイメント・システムの採用だ。

デザインは従来のコンセプトを受け継ぎながら、より機能的でタフな力強さを強調している。エクステリアは、よりスクエア感を強調し、リヤ・ハッチドアは直立させている。そしてリヤのクォーター・ガラスを追加し、クラシックなテイストを取り込んだ6ライト・キャビンとなってる。また従来はブラック処理されていたボディサイドのピラーはボディ同色になり、2トーンの場合はC/Dピラーがルーフと同色にして個性を強調している。

ボディフォルムは、ボンネットを高くし、ボディの断面は一見するとスクエアで平面的だが、詳細に見ると微妙な張りを付けることで質感を向上。

ボディカラーは、赤みの強いバーミリオンオレンジ、ナチュラル・テイストを強調するデニムブルーなどの新色を加え、全11色の展開だ。

インテリア

インテリアはタフなクルマであることを強調し、アウトドアグッズのようにプロテクト感を表現したデザインとし、同時に機能性やユーティリティを向上させている。インスツルメントパネルはタフさを感じさせる斬新なデザインを採用。大きな3連フレームを持つインスツルメントパネルのフレームカラーはボディと同色にコーディネイトするなど遊び心も徹底されている。

またフロントシートは、これまでのベンチシートから左右独立シートとなり、左右シートの間には紙袋やバッグなどを置けるスペースを確保。その他に助手席側のグローブボックスを開けるとテーブルになるなど、各所に収納を設置し利便性を高めている。

新世代プラットフォームに最新エンジン、最新CVTを搭載

新型ハスラーはスズキの新世代プラットフォーム「ハーテクト」を採用し、ホイールベースは35mm延長されている。そのため前後シートの間隔も35mm長くなり、リヤシートの居住スペースを拡大。また全高も15mm高くするなど、室内スペースも極限まで拡大している。

前後のオーバーハングも切り詰め、フロントのアプローチ・アングル、リヤのデパーチャー・アングルを増大させている。最低地上高は180mmを確保し、十分な悪路走破性を備えるとともに、SUVらしいスタンスを実現している。

新型ハスラーのボディは、最新技術を投入している点でも注目される。ボディは環状骨格構造を採用した上で、スズキ初となる構造用接着剤を多用して剛性を向上。さらに軽自動車で初となる合成ゴムを主成分とした弾性接着シール剤「高減衰マスチックシーラー」をルーフ周りに採用しており、室内の静粛性を大幅に向上させている。

搭載するエンジンは、従来からの64ps/98Nmを発生するR06A型3気筒ターボエンジンと、新開発の自然吸気エンジン「R06D型」3気筒エンジンをラインアップしている。

新開発のRA06D型はボア・ストロークも一新し、デュアル・インジェクションを採用。スズキ初となる大量クールドEGR、高圧縮比、急速燃焼を追求した新世代エンジンで、出力は49ps/58Nm。燃費性能と実用域での扱いやすさを追求した最新エンジンとなっている。またハスラーは全車がマイルドハイブリッド・システムを採用している。

CVTはアイシン製の最新タイプを採用。2ポート・オイルオンプ、高効率ベルトなどを採用し軽量化も図るなど、最新世代のCVTになっている。

4WDモデルは従来通りビスカス・カップリング式だが、従来のヒルディセント・グリップコントロールに加え、今回からスノーモードを追加。スノーモードをオンにするとエンジン出力を絞り、同時にブレーキ制御によりホイールの空転を防ぎ、アイスバーンや雪道など滑りやすい路面での発進性能を高めている。

サスペンションは、新世代プラットフォームから採用されているフロント・ストラット、リヤ・トーションビーム式を採用。4WDモデルのリヤは従来通りI.T.L(アイソレーテッド トレーリング リンク式だ。またタイヤは全モデルが165/60R-15となっている。

安全装備とインフォテイメント

自然吸気エンジン「G」のベース・グレード以上には安全装備では、より進化したスズキ・セーフティサポートが標準装備される。デュアル・カメラ式で夜間歩行者検知、道路標識認識、自動ブレーキ付き後退時ブレーキサポートなどの機能が追加されている。

またターボ・モデルには、スズキ初となる全車速追従式のアダプティブクルーズ・コントロール、車線逸脱抑制機能を搭載する。

インフォテイメントは、メーカーオプションで9インチサイズのディスプレイを設定。SDL規格のスマートフォン連携機能を備えている。またナビゲーションは天頂衛星、グロナス衛星も併用するなど大幅に自車位置検出精度が高められている。

メーターパネルもスズキの軽自動車初となる4.2インチカラー液晶メーターを採用。カラー表示を生かし、多彩な車両情報などを見やすく表示できるようになっている。

スズキ ハスラー 主要諸元表

【グレード構成・価格】

スズキ ハスラー 関連情報
スズキ 関連情報
スズキ 公式サイト

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

FIA-F4第2戦富士で複数エントラントが参戦見合わせの異常事態発生。原因不明のエンジントラブルが理由
FIA-F4第2戦富士で複数エントラントが参戦見合わせの異常事態発生。原因不明のエンジントラブルが理由
AUTOSPORT web
ルノーが小型SUV『シンビオズ』発表…「E-TECHハイブリッド」搭載
ルノーが小型SUV『シンビオズ』発表…「E-TECHハイブリッド」搭載
レスポンス
GT500次期車両はモーター搭載を検討も方針は未定。投入タイミングは2029年か【GTA坂東正明代表/第2戦会見】
GT500次期車両はモーター搭載を検討も方針は未定。投入タイミングは2029年か【GTA坂東正明代表/第2戦会見】
AUTOSPORT web
物議を醸すマグヌッセンのペナルティ上等ディフェンス。マクラーレン代表も語気強める「この業界にはフェアな人間が生き残るべき。全く容認できない」
物議を醸すマグヌッセンのペナルティ上等ディフェンス。マクラーレン代表も語気強める「この業界にはフェアな人間が生き残るべき。全く容認できない」
motorsport.com 日本版
空港アクセスが改善! 国道238号「紋別防雪」15kmが2024年度開通へ 冬の“過酷条件”を軽減
空港アクセスが改善! 国道238号「紋別防雪」15kmが2024年度開通へ 冬の“過酷条件”を軽減
乗りものニュース
全長3m級で470万円!? 「小さな超高級車」がスゴかった! “匠”が仕上げた「豪華すぎ内装」採用! 日本でも販売した「老舗ブランド」の激レア車とは
全長3m級で470万円!? 「小さな超高級車」がスゴかった! “匠”が仕上げた「豪華すぎ内装」採用! 日本でも販売した「老舗ブランド」の激レア車とは
くるまのニュース
【SL誕生70周年】メルセデス・ベンツ「300SLガルウイング」と「SLS AMG」の共演! 京都を感じる「280SL」にも注目です
【SL誕生70周年】メルセデス・ベンツ「300SLガルウイング」と「SLS AMG」の共演! 京都を感じる「280SL」にも注目です
Auto Messe Web
muta Racing INGING 2024スーパーGT第2戦富士 予選レポート
muta Racing INGING 2024スーパーGT第2戦富士 予選レポート
AUTOSPORT web
F1第6戦、マシンセッティングに苦しみながらフェルスタッペンがまずスプリントを制す【マイアミGP】
F1第6戦、マシンセッティングに苦しみながらフェルスタッペンがまずスプリントを制す【マイアミGP】
Webモーターマガジン
公道走行可能なKTMの新型「X-Bow GT-XR」はミッドシップ5気筒で後輪駆動で500馬力のレーシングカー
公道走行可能なKTMの新型「X-Bow GT-XR」はミッドシップ5気筒で後輪駆動で500馬力のレーシングカー
AutoBild Japan
定番オールテレーンタイヤが最新世代へ  横浜ゴム「GEOLANDAR A/T4」試乗インプレッション
定番オールテレーンタイヤが最新世代へ  横浜ゴム「GEOLANDAR A/T4」試乗インプレッション
月刊自家用車WEB
アウディ『S3セダン』改良新型、進化したパフォーマンスをデザインで表現
アウディ『S3セダン』改良新型、進化したパフォーマンスをデザインで表現
レスポンス
メルセデス育成アントネッリ、2024年にウイリアムズからF1デビュー!? 過熱憶測にウルフ代表「全部噂に過ぎない」と鎮火はかる
メルセデス育成アントネッリ、2024年にウイリアムズからF1デビュー!? 過熱憶測にウルフ代表「全部噂に過ぎない」と鎮火はかる
motorsport.com 日本版
「泊まれる高速SA」に神設備誕生! 「カプセル」新設で“脱・雑魚寝の休憩室”!?  ハイウェイホテルの老舗
「泊まれる高速SA」に神設備誕生! 「カプセル」新設で“脱・雑魚寝の休憩室”!? ハイウェイホテルの老舗
乗りものニュース
クラシックベントレー31台による日本一周大冒険ツアー 「BENTLY RISING SUN RALLY 2024」その一端をレポート
クラシックベントレー31台による日本一周大冒険ツアー 「BENTLY RISING SUN RALLY 2024」その一端をレポート
AUTOCAR JAPAN
ついにカムリも消えて……。 「日本のセダン」に足りないものは何なのか
ついにカムリも消えて……。 「日本のセダン」に足りないものは何なのか
ベストカーWeb
上海発! ロールス・ロイスが「スピリット・オブ・エクスプレッション」を発表。世界中の風景をイメージした個性的な3台とは
上海発! ロールス・ロイスが「スピリット・オブ・エクスプレッション」を発表。世界中の風景をイメージした個性的な3台とは
Auto Messe Web
アストンマーティン初の住宅設計および建設プロジェクトが完成。 米フロリダ州マイアミの超高層マンションを公開
アストンマーティン初の住宅設計および建設プロジェクトが完成。 米フロリダ州マイアミの超高層マンションを公開
Webモーターマガジン

みんなのコメント

13件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

138.7183.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0316.8万円

中古車を検索
ハスラーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

138.7183.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0316.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村