車いす仕様車でもN-BOXは人気だった
ホンダのスーパーハイト軽自動車N-BOXといえば、日本一売れているクルマとして知られているモデル。さすがに通称名別のセールスランキングでは2020年度のトップをトヨタ ヤリス軍団(ヤリスとヤリスクロスと合わせた数字でカウント)に奪われそうですが、軽自動車市場においては絶対王者的な存在です。
そんなN-BOXは“福祉車両”のカテゴリーでも2018年度、2019年度と2年連続で販売台数トップになっていて、車いす仕様車としても人気(順位はホンダ調べ)なのだとか。
ビジネス利用ではなくファミリーにフォーカス
福祉車両には大きく2つのニーズ(市場)があるといいます。ひとつはビジネスユース、もうひとつがファミリーユース。ようは老人ホームやデイサービスを運営する企業や団体のニーズと、車いすを利用する家族がいるファミリーのニーズです。
N-BOXなどのホンダの福祉車両は後者(ファミリー)のニーズを中心に置いているのが特徴。たとえば、車いす仕様で必須となる手すりは、ビジネスユースをメインターゲットとしている他社の福祉車両では、白内障などでも見やすいオレンジ色でカバーするのがスタンダード。しかしホンダの場合は、オレンジ色は普段使いで違和感があるということで、あえてグレーやブラック系のカバーを巻いています。愛車として使うのであれば、位置は覚えるので目立つ色にしなくても問題ないという判断です。
標準車だけでなくN-BOXカスタムにも福祉車両を設定
ファミリーユースであれば、福祉車両ですべてのニーズを満たす必要があります。ホンダの調査でも通院などでの利用は20~30%で、それ以外は普段の買い物など。そのためN-BOXは車いすを乗せないときは後席がしっかりと使えるようになっています。
先進運転支援システムであるホンダセンシングの標準装備や4WDも設定するほか、標準車以外にカスタム仕様も選べます。
また、カタログモデルとしてスロープ仕様車もラインアップしているため、福祉車両を別枠のモデルとせずに通常のラインで生産できるのも強みで、価格や納期の面でのハードルを下げているのだとか。
超高齢化社会では自宅が介護の起点となることが求められていますが、取り回しやすい軽自動車の福祉車両は最適解のひとつになり得るポテンシャルがあります。いつ介護が自分事になるともわからない時代だけに、各メーカーの福祉車両情報もチェックしてみるといいかもしれません。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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泥縄で車イス対応後付けとは物が違う。