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【東京オートサロン2020】新型eKスペース登場!! 三菱の日本市場「勝負車」が来た!!!!

掲載 更新 22
【東京オートサロン2020】新型eKスペース登場!! 三菱の日本市場「勝負車」が来た!!!!

■大ヒット市場に満を持して投入

 2020年1月10日から幕張メッセで開幕している東京オートサロン2020にて、三菱自動車は(日本市場における最量販カテゴリーである軽スーパーハイトワゴン市場に向けて)「新型eKスペース/eK Xスペース」を出品した(世界初披露)。

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【画像ギャラリー】世界初披露!! 新型eKスペース これは売れそう!!

開幕中の東京オートサロンに世界初披露された新型eKスペース(写真はSUV風の外観を持つ「eK Xスペース」)。幕張メッセ北ホール三菱ブースに出展されている(もう少し目立つところに置けばいいのに…)


 先日発表された車種別の2019年1~12月累計販売台数によると、1位ホンダN-BOX、2位ダイハツタント、3位スズキスペーシアと、上位を「軽スーパーハイトワゴン」のモデルが占めた。今回展示された三菱の新型eKスペース/eK Xスペース(プロトタイプ)は、まだ市販前の仕様とはいえ、ほぼこのままの姿で市販される軽スーパーハイトワゴンの「本命」モデル。

 最大の特徴である広大なドア開口部や室内スペースは従来型よりさらに進化しており、スライドドア開口幅は650mmで先代比95mm拡幅、室内高は1400mmとなっている。会場で見たかぎりでは、もうなんというか、めちゃくちゃ広い。

電動アシスト付きの両側スライドドアで、後席シートはスライド機能付き

 内装にも力が入っており、ダッシュボードやシート地、ステッチ、小物入れの仕上げには「SUVっぽさ」が演出されていて、軽自動車とは思えない品質を持つ。

内装も公開。これはそのまま市販型だなとわかるほどの完成度。東京オートサロン会場(幕張メッセ)では自由に乗り込める。おそらく明日以降はすごい人だかりになりそう

 高速道路同一車線運転支援技術(MI-PILOT)や衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシストなど、先進安全技術もさらに進化して搭載されるという。

 三菱は「本年度中の発表」と明言しており、今春、具体的には2020年3月までに発表発売される(三菱ディーラーでは見込み客への声掛けが始まっている、という情報もある)。近日中に先行予約が開始される見込みだ。

 実績や市場規模から考えると、おそらく日本市場において三菱車の最量販車になるだろう。

こちらはノーマル仕様にあたる「eKスペース」。かなり特徴的なフロントマスクで、「eKワゴン」とも大きく違うところがポイント

■こだわったのは「三菱らしさ」

 東京オートサロン会場でこの新型eKスペースを担当したデザインの責任者、三菱自動車デザイン本部の大石聖二氏に話を聞けたので、以下、紹介したい。

――デザインで「こだわったポイント」は?

大石聖二氏(以下、大石氏)「三菱らしさを出すことです。やはり多くのヒット車が出ているカテゴリーなので、そのなかに埋没しないよう、個性を出す必要がありました。結果的に、三菱のSUVっぽさを出すことができたと思っています。また、現行モデルまでは「eKスペースカスタム」という車名でカスタム仕様を用意していたのですが、新型から「X(クロス)」の発展ということで、「eK Xスぺ―ス」としました。そうした意図を車名に込めています」

――今回の出品車が「市販型」と言ってよいか?

大石氏「昨年(2019年)秋の東京モーターショーに出品したコンセプトカー(三菱スーパーハイトKワゴン)よりはかなり市販型に近づいています。たとえばタイヤやホイール、ルーフレールやボディカラーは市販モデルと同じ。とはいえあくまで今回のモデルはプロトタイプで、市販型そのままというわけではありません」

――三菱車のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」は、(大きいSUVにはよく似合うが)小さい軽自動車に装着するのは難しかったのではないか?

大石氏「そういうご指摘は前回(2019年3月のeK X発売時)もいただいたのですが、コンセプトが明確なので、やりやすかったです。うまくまとまっていて、理にかなったデザインになっていると思っています」

三菱車のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」(「X」のように見えるメッキグリルが特徴)を採用


――2019年3月に新型eKワゴンとeK Xが発売された際に、多彩なボディカラーと安全装備が話題となりました。今回のeKスペースとeK Xスペースも、その部分は継承・発展しているのでしょうか?

大石氏「はい。ボディカラーは2トーンカラー(ルーフが別の色)を中心に、20色以上のバリエーションを用意していますし、先進安全技術も昨年より進化しています」

★    ★    ★

 今回は三菱の「eK」が先行して披露されたかたちとなったが、近い将来、プラットフォームを共有する日産版、「デイズルークス」も発表されるだろう。三菱・日産連合軍が、先行する王者ホンダN-BOXや対抗ダイハツタント、スズキスペーシアに挑むことになる。

 今春に予定されている発表発売が楽しみだ。

文:ベストカーWeb編集部 写真:西尾タクト、ベストカーWeb編集部

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みんなのコメント

22件
  • 母が昨年旧型を買いました。
  • こだわったのは三菱らしさだって(笑)
    どこが?何が?
    他社と変わりませんがぁ?。

    個人的な思いだが、ekクロスに求める三菱らしさってさ、デリカの様な最低地上高の高いスライドドア車じゃないかな?
    豪華な内装なんかより、安いグレードには電動スライドもいらない、手回し窓でもいい、使えるベース車が欲しい人が多いのでは?
    様々な用途に気軽に使え、雪の多い地域や、道の狭い限界集落への配送配達、その地域へ住む老人達の最後の交通手段を目的とし、として、突き抜けた個性を見せて欲しかった。

    最後にメーカーさん、コメント評価乙。
    badの数が関係者の数だと思ってます(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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