現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > セダン受難の時代の最後の砦! 乗るならいまの国産絶品セダン5選

ここから本文です

セダン受難の時代の最後の砦! 乗るならいまの国産絶品セダン5選

掲載 29
セダン受難の時代の最後の砦! 乗るならいまの国産絶品セダン5選

 この記事をまとめると

◼︎今のうちに乗っておきたい国産セダンをピックアップ

同じ車種で同じエンジンでもセダンとワゴンでは走りの性能が異なる理由とは

◼︎同クラスのクルマと比較して半額で買える最新モデルも設定

◼︎純ガソリンセダンは今のうちに楽しんでおくのが吉と言えよう

 クルマの醍醐味はセダンだからこそ味わえる

 セダンの行く末が心配だ。というのも、いまや公用車もハイヤーも、これまでの高級セダンからアルファードのような高級ミニバンに取って代わられ、生活に余裕あるセダン派ユーザーも高級SUVを愛用するケースが激増しているからだ。たしかにアルファードのようなミニバンは、その迫力と存在感ある佇まい、居住空間の広さの魅力はもちろん、両側パワースライドドアによる乗降性にも優れ、一度経験してしまうと後戻りできない(!?)メリットが数多いのである。

 が、それでもセダンにこだわるユーザーはいるわけだが、セダンの未来は決して明るくない。自動車メーカーによってはSUV比率がどんどん上昇し、今後、ますます厳しくなる騒音規制をクリアするのも大変だからである。ここでは、そんなセダン受難時代の今こそ乗っておきたい、買うべきセダンを紹介したい。

 まずは何と言ってもトヨタMIRAIだ。もはやトヨタの最上級セダンと呼んでもいいトヨタの燃料電池車=FCV、MIRAIの2代目は、トヨタ最新の大型車用GA-L、FRプラットフォームを用い、全長4975×全幅1885×全高1470mm、ホイールベース2920mmの、プレミアムカーとしての資質を一段と高めた後輪駆動の高級サルーンとなった。初代よりボディサイズがさらに大きくなったのは、水素ステーションのインフラに対応する航続距離の延長にほかならない。航続距離はWLTCモードでグレードによって約750~850kmと謳われるが、エアコンで車内を暖めるなどすれば、実質500km程度。それでも東京~軽井沢を余裕で往復できるのだから素晴らしい。

 モーター駆動の燃料電池車だから走りが静かであることは当然だが、初代はパワーユニットが静かすぎるがゆえに、かえってほかの音が目立ってしまっていた。しかし、新型はそうした反省点を見事に解決。徹底した遮音、防音に加え、音の発生源そのものを抑えているため、クルマの未来感ある素晴らしく静かでウルトラスムースな走行感覚、クルージングが味わえる。静かすぎるのはクルマじゃない! と感じるユーザーのためにはアクティブサウンドコントロールが用意され、クルマらしい、あるいはスポーティな音さえ聞かせてくれるのだからさすがである。

 そんなMIRAIには、新機能として自動運転レベル2.5に相当する高度運転支援技術のAdvanced Driveが用意されている。ナビゲーションで目的地を設定していることが前提だが、ドライバー監視(カメラがドライバーを見ている)のもと、システムが認知、判断、操作を支援。高度なACC+レーンキープのような車線、車間維持、カーブ手前減速制御を行ってくれるのはもちろん、なんと分岐、車線変更、追い越しまで自動で行ってくれるのだ。もちろん、メーターがブルーに変われば、ハンズフリーのドライブが可能となり、Advanced Driveの本領が発揮される。その機能はノア&ヴォクシーよりさらに広範囲に及ぶ。

 走るほどにまわりの空気さえきれいにするマイナスエミッションを実現した新型MIRAIは、カーボンニュートラルを目指す環境性能、そして絶大なる安全性能だけでなく、ドライバーの高齢化社会にも一石を投じたクルマの未来を標榜する革新的かつプレミアムな1台であり、レクサスLSのAdvanced Driveモデルが1632万円からなのに対して、MIRAIは845万円から手に入るのだから(補助金別)、超お買い得でもある。

 自宅の近くに水素ステーションがある、普段の走行ルート上に水素ステーションがあるのなら、使い勝手に弊害も少ないだろう。機能のアップデートも自動で行われるから、長く乗り続けられるクルマでもあるのだ。

 純ガソリンエンジンのセダンを楽しむ最後のチャンスかも

 いやいや、まだしばらくは、最後かも知れないハイパフォーマンスなガソリン車やハイブリッドセダンに乗りたい。乗り納めたい……というなら、日産スカイラインのプロパイロット2.0搭載車だ。高速道路同一車線においてのハンズフリードライブも可能で、ハイパフォーマンスとともに先進感も満載。プロパイロット2.0はアリアのほうが進化しているとはいえ、それでも王道セダン×先端技術を実現した1台として今や希少な存在でもあるのだ。

 MIRAIもスカイラインもそれなりの価格になってしまうが、もっとリーズナブルに今風のセダンを……というなら、約220万円から手に入るマツダ3セダンがお薦めだ。そのエクステリアデザインは、コンパクトセダンとして最上級の美しさを備え、走行性能、シートの出来を含め、なかなかの仕上がりと言っていい。

 後輪駆動のハイパフォーマンスセダンにこだわるなら、レクサスISも今、乗るしかない候補の筆頭の1台。そのデビューは2013年とかなり前になるが、今買えるモデル(2020年のMC以降)の走行性能はフルモデルチェンジに近い真価を遂げたもの。デザイン、機能、装備、走り、乗り心地を含む快適性のどれをとっても決して古さを感じさせないレクサス一流の魅力、商品性がある。

 比較的コンパクトなサイズにして、真正スポーツセダンと呼べるのが、スバルのWRX S4だ。スバルのセダンはB4がなくなり、インプレッサのセダン版のG4とこのWRX S4のみになってしまったが、水平対向2.4リッターターボ+AWD+CVTのS4はスバルのスポーツモデルの代表となるWRXシリーズにして乗りやすく、サーキット走行も得意という純ガソリンエンジンのハイパフォーマンスセダンそのもの。こうしたクルマはマジで、今乗るしかない。

こんな記事も読まれています

松下信治の交代経緯をTGM Grand Prix池田和広代表が説明。第4戦に向け「外国人ドライバーと交渉中」
松下信治の交代経緯をTGM Grand Prix池田和広代表が説明。第4戦に向け「外国人ドライバーと交渉中」
AUTOSPORT web
F1イギリス決勝速報|ハミルトン、母国で2021年以来の優勝! フェルスタッペン&ノリス下す。角田裕毅10位でポイント獲得
F1イギリス決勝速報|ハミルトン、母国で2021年以来の優勝! フェルスタッペン&ノリス下す。角田裕毅10位でポイント獲得
motorsport.com 日本版
ルノー・セニック 詳細データテスト 及第点の走り 長い航続距離 乗り心地や質感は今後の向上に期待
ルノー・セニック 詳細データテスト 及第点の走り 長い航続距離 乗り心地や質感は今後の向上に期待
AUTOCAR JAPAN
英国の自動車博物館ハシゴ旅! 空港でのトラブルを乗り越えて、ジム・クラークが乗った「BRM P83」を見ることができました
英国の自動車博物館ハシゴ旅! 空港でのトラブルを乗り越えて、ジム・クラークが乗った「BRM P83」を見ることができました
Auto Messe Web
色々許せちゃう多能ぶり! スズキ・イグニスへ英国試乗 オフロードタイヤなら悪路も得意
色々許せちゃう多能ぶり! スズキ・イグニスへ英国試乗 オフロードタイヤなら悪路も得意
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】今季初表彰台と好調オリベイラ、その要因はよく分からない? 「バイクは前戦オランダと似たようなものなんだ」
【MotoGP】今季初表彰台と好調オリベイラ、その要因はよく分からない? 「バイクは前戦オランダと似たようなものなんだ」
motorsport.com 日本版
マルティン痛恨の転倒0ポイント! バニャイヤ4連勝でランキング首位浮上&マルケス兄弟が表彰台|MotoGPドイツ
マルティン痛恨の転倒0ポイント! バニャイヤ4連勝でランキング首位浮上&マルケス兄弟が表彰台|MotoGPドイツ
motorsport.com 日本版
SUVでも参加OK! コスパ最高の”価値あり”イベント「マツダ スピリットレーシング ジムカーナ エクスペリエンス」を体験
SUVでも参加OK! コスパ最高の”価値あり”イベント「マツダ スピリットレーシング ジムカーナ エクスペリエンス」を体験
くるまのニュース
プリウスに嫉妬した男 「ボブ・ルッツ」が携わった名車・迷車 25選 BMW、GMで活躍
プリウスに嫉妬した男 「ボブ・ルッツ」が携わった名車・迷車 25選 BMW、GMで活躍
AUTOCAR JAPAN
「現状EVスーパーカーの需要は極めて低い」とマクラーレン。10年先まで販売されるHVスーパーカーの未来も含めて英国政府に要望したこととは
「現状EVスーパーカーの需要は極めて低い」とマクラーレン。10年先まで販売されるHVスーパーカーの未来も含めて英国政府に要望したこととは
Auto Messe Web
1日にスピード違反2回! ミドルブリッジ・シミターGTE(2) 王室へピッタリのグランドツアラー
1日にスピード違反2回! ミドルブリッジ・シミターGTE(2) 王室へピッタリのグランドツアラー
AUTOCAR JAPAN
生産を継いだのはリッチな「日本人」 ミドルブリッジ・シミターGTE(1) 王女ご愛用スポーツワゴン
生産を継いだのはリッチな「日本人」 ミドルブリッジ・シミターGTE(1) 王女ご愛用スポーツワゴン
AUTOCAR JAPAN
史上最強330馬力! 国産スポーツカーの代表格 ホンダ新型「シビック タイプR」は年収いくらなら買えますか? 60回払いのローンならどうでしょう?
史上最強330馬力! 国産スポーツカーの代表格 ホンダ新型「シビック タイプR」は年収いくらなら買えますか? 60回払いのローンならどうでしょう?
VAGUE
あおり運転 コロナ禍後に遭遇率が「大幅上昇!」依然として深刻だが期待される“装備”の存在も
あおり運転 コロナ禍後に遭遇率が「大幅上昇!」依然として深刻だが期待される“装備”の存在も
乗りものニュース
ハミルトン初日6番手「マシンは改善しつつあるが、マクラーレンほど速くない」メルセデス/F1第12戦
ハミルトン初日6番手「マシンは改善しつつあるが、マクラーレンほど速くない」メルセデス/F1第12戦
AUTOSPORT web
500馬力超え! 日本専用の「新型スーパーカー」発表! 鮮烈レッドの「V8エンジン」をミッドシップ搭載! 情熱の“炎” モチーフの「レッドフレイム」とは
500馬力超え! 日本専用の「新型スーパーカー」発表! 鮮烈レッドの「V8エンジン」をミッドシップ搭載! 情熱の“炎” モチーフの「レッドフレイム」とは
くるまのニュース
素人から見れば「お客」を乗せるか「荷物」を載せるかの違い! じつは大型バスとトラックは「運転感覚」も「運転手法」もまったく異なる乗り物だった
素人から見れば「お客」を乗せるか「荷物」を載せるかの違い! じつは大型バスとトラックは「運転感覚」も「運転手法」もまったく異なる乗り物だった
WEB CARTOP
セルジオ・ペレス、F1イギリスGP決勝を前にPU交換。ピットレーンスタート決定もポジションの損失は少なく
セルジオ・ペレス、F1イギリスGP決勝を前にPU交換。ピットレーンスタート決定もポジションの損失は少なく
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

29件
  • セダンの行く末が心配って、SUVをこれだけさんざんヨイショし続けている張本人たちがよく言うわとあきれるばかりです。
  • いきなりMIRAIって、笑わせないで!W
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村