う~む、カッコイイのである。かつてこれほどスタイリッシュなボルボがあっただろうか。というようなフレーズが2016年に国内発売となった新世代ボルボの第1弾である「XC90」以来、何度繰り返されてきただろう。
それでも、繰り返しちゃうのである。2018年春のジュネーブ・ショウで発表となり、秋に日本に上陸したボルボのミドサイズ・ステーションワゴン、「V60」の第2世代は、ため息が出るほどカッコいい。
ディーゼルでも上質さはそのまま──ボルボXC90 D5試乗記
電動化に急旋回するボルボはV60の日本仕様にもプラグイン・ハイブリッドを2種類用意しているけれど、これらは納車が4月からということもあって、今回試乗したのは最高出力254psのガソリン2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するT5である。
例によって内外装の違いでモメンタムとインスペクションの2種のグレードがあり、より贅沢仕立てのインスペクションである試乗車はナッパレザーが奢られ、19インチ・ホイールを履いている。
丸みを帯びていた先代V60とは異なり、新型はスクウェアなシルエットが与えられている。かつて「四角い」という形容詞は、ボルボと同義語だった。
半世紀前の1960年代に登場した「140」シリーズ以来、「200」シリーズ、「900」シリーズ、「700」シリーズときて、1990年代の「850」やその後の「V70」に至るまで、ほぼ直線と平面で構成されていた。
ふたたびスクウェアに回帰した2代目V60は、しかしながら単にスクウェアなわけではない。地を這うように低くて、日本の道路では狭いぐらいワイド・トレッドで、筋肉を思わせる膨らみがボディのサイドに陰影をつくり出している。サイズは先代よりおよそ50mm低くて、125mmほども延びている。
2870mmのホイールベースはおよそ100mm長くなって居住空間を稼ぎ、フロントのオーバーハングは大胆に100mmもカット。一方、リアのオーバーハングは125mmも継ぎ足されてカーゴ容量を増やし、おしゃれであることと実用性という対立しがちなコンセプトを両立させている。
全幅は「日本市場に配慮して」先代15mm狭くなっているという事実がインクレディブルで、われわれニッポン人は依然「ニッポンに配慮して……」という西洋人のことばに自動的に好感を持つほどに純情無垢なわけだけれど、それはさておき、そのことばが意外に思えるほどガッシリしている。
2代目はトレッドが80mmほども広げられ、撫で肩だった先代に対して、2代目は肩幅がガバッと増えた。でもって、撫で肩の部分が削られた。かくしてスクウェア感が生まれた。
スクウェアだけれど、面には張りがある。筋肉質なボルボというのも丸い四角のようだけれど、XC90以降の新世代ボルボはいずれも、それをサラっと実現している。このデザイン力がここのところのボルボの躍進を支えている。
仮にヘッドライトのT字型に光るLEDライトと、“VOLVO”と書かれたバッヂと四角いグリルがなかったら、別ブランドのクルマに見えるのではあるまいか? と、思うほど。グリルの下のF1カーのフロント・ウィングのステイを思わせる造形なんて、精悍でたくましい。
<後編ではインテリアや走行性能についてリポートする!>
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