■ホンダの“ハリアーサイズ”な「クーペSUV」生産開始
ホンダと中国東風汽車の合弁会社・東風ホンダは2024年6月6日、新型クロスオーバーEV(電気自動車)「e:NS2(イーエヌエスツー)」の生産を始めたと発表しました。
【画像】超カッコイイ! ホンダ 「新型”クーペ”SUV」を画像で見る(58枚)
ホンダは中国において2027年までに10車種のEVを投入するとともに、2035年までにEV販売比率100%を目指しています。
そんな販売戦略のもと、2022年に起ち上げたEV専門サブブランドが「e:N」シリーズです。
第1弾の「e:NS1」が「ヴェゼル」とほぼ同じサイズ感であるのに対して、第2弾のe:NS2はそれよりひと回り大きめ。
全長4788mm×全幅1838mm×全高1570mm、ホイールベース2735mmとなっており、トヨタ「ハリアー」ほどのサイズ感となっています。
スタイリングは近年流行りのクーペ風SUV。パキパキの折れ線デザインを採用したヘッドライトと、フロントフェイスには横一文字のライン発光を配しているのが特徴です。
インテリアはシンプルで、水平基調のインパネ中央にある12.8インチタブレット型ディスプレイが目をひきます。
モーターの最高出力は150kW(203hp)、バッテリーの容量は68.8kWhで、航続距離は545kmとなります。
ボディカラーはホワイト、シルバー、ブラック、レッド、ブルーの5色。インテリアはホワイト、ブラックの2色で、どちらもシートにレッドのステッチが施されます。グレードは4種類で、価格帯は15万9800元(約345万円)から17万9800元(約390万円)です。
中国の「もうひとつのホンダ」である広州ホンダも、「e:N」シリーズの生産を進めており、それぞれが新たなEV専用工場を建設。従来工場と合わせると、中国におけるホンダの四輪生産能力は年173万台規模だといいます。
今後はe:Nシリーズに加え、「ye」(イエ)という新EVシリーズも展開していく計画です。
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