現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 楽しいが「一歩間違える」と命の危険も! クルマのDIYで「痛い目」をみがちな点7つ

ここから本文です

楽しいが「一歩間違える」と命の危険も! クルマのDIYで「痛い目」をみがちな点7つ

掲載 更新 57
楽しいが「一歩間違える」と命の危険も! クルマのDIYで「痛い目」をみがちな点7つ

 仕組みを理解したうえで行うのがポイント

 最近のクルマは手出しができない部分も増えているが、DIYでのメンテは愛着が湧くのでオススメしたい。ただ、気軽にやると痛い目に遭うのも事実で、成功のポイントはどのような仕組みや理屈になっているのか、またどんなことをどのような手順ですればいいのかを理解してから行うこと。なんとなくやってみればわかる、ではダメだ。最近はネットにはいろいろな情報が溢れているので、自分でもできるだろうと油断しがちでもある。今回は失敗しやすいポイントを整理してみた。

【ケチった結果が大惨事に!】クルマの消耗品を交換しないと何が起こるか「10のポイント」別に解説

 1)オイルの量

 メカ系DIYの代表格と言えば、オイル交換だ。抜くのはいいとして、問題は新油の量。点検用のスティックを抜いて見たときに油面が確認できないからと言って、ドンドンと入れてしまうのはNG。ザブザブに浸かっていて、油面はすでに越えてしまっていたというのはオイル交換の失敗の定番だ。もちろん少なすぎというのもある。

 2)ネジの締め過ぎ

 オイル交換時のドレインボルトやフィルターの締めるときに心配になって、もう少しもう少しと締め過ぎになることが多い。ホイールナットなど、もちろん他のネジ類も同様で、基本的に慣れないと締め過ぎる傾向にある。

 3)ネジが緩い

 単純に緩いというのもあるが、締め過ぎの傾向にあるという記事などを見て、手加減しすぎたという堂々巡り的な失敗もある。トルクレンチを使うのが一番だが、これもまたネットの記事でとにかく使わないとダメ的なものが多くて、強迫観念に駆られてなんでもかんでも使いすぎているようなことも見受けられる。次第に加減を覚えて、自然にキチンと締められるようになるのもDIYの醍醐味なのだが、加減が難しいのは事実。

 4)ショート

 バッテリーの交換で配線が触れてパチッとすることがある。気をつけていればいいとはいえ不注意もあるので、端子を外したらゴム手袋を被せるなどすると確実だ。また電装品がショートするとヒューズが飛んで守ってくれるが、切れたことに気が付かないこともあるし、そもそもヒューズを入れないで配線してしまうことはDIYでありがち。

 足まわりは片方ずつ手を付けるのがコツ

 5)電装品の不動

 ナビやドラレコ、レーダー探知機など、後付けの電装品を自分で取り付けるのも楽しい。しかしよくあるのが配線が終わって、いざオンにしてみてもうんともすんとも言わないこと。相手は電気だけに発見が難しく、なかでも面倒なのが配線を取る場所は正しくても、接触不良などでじつは電気が通じていなかったというパターン。テスターでなくても、安い検電テスターでいいのであると便利だ。

 6)ブレーキの組み付け

 自己責任ではあるが、ブレーキを自分で分解整備するのは法律的に問題はない。ディスクブレーキであれば、実際のところ簡単にできる。とはいえ、難所はあって、正しい組み付けがわからなくなってしまうことがある。パッドだけならはまる場所は一目瞭然なのだが、ピンや鳴き止めのプレートなどの向きや位置がわからなくなったりする。ブレーキを含めて、足まわり整備の鉄則は左右同時にはできないため、万が一わからなくなっても、片方を手つかずにしておけばどうなっているか確認できる。もし同時にバラバラにしてしまうとお手上げだ。

 またパッドを新品にするとキャリバーのピストンを押し戻さないと厚さが増しているので、元に戻せなくなる。手でなんとかなるだろうと油断すると、固くて途方にくれるという例も多い。

 7)ネジ類のなめ

 旧車の場合はボルトが錆びていてネジ山を舐めたり、頭が落ちたりする。一方、最近のクルマではサビでボロボロになることはないため大丈夫だと思いきや、工具が正しくないと意外に簡単にいってしまう。固いネジを緩めるのにスパナではダメだし、ドライバーも番手を合わせて溝にキッチリとはまるようにしないと舐めてしまう。一旦舐めるとリカバーは大変だ。

 DIYでの失敗といっても、事前の準備や情報収集をしっかりとしておけば、避けられるものは多い。冒頭ではネットでの記事があふれ過ぎていると書いたが、うまく使えば先人からのヒントになるのも事実なので、うまく活用するといいだろう。

関連タグ

こんな記事も読まれています

【ヤマハ】クリエイティブチーム12名が Netflix オリジナルアニメ「Tokyo Override」の制作に協力
【ヤマハ】クリエイティブチーム12名が Netflix オリジナルアニメ「Tokyo Override」の制作に協力
バイクブロス
日産「カクカク“ワゴン”」実車公開! 旧車デザイン×コンパクトボディが超カッコイイ!ウッド内装もオシャレすぎる“斬新キューブ”「SETO」大阪で展示!
日産「カクカク“ワゴン”」実車公開! 旧車デザイン×コンパクトボディが超カッコイイ!ウッド内装もオシャレすぎる“斬新キューブ”「SETO」大阪で展示!
くるまのニュース
[15秒でわかる]世界初のリアウイングライト…テールランプとリアウィングが一体化!
[15秒でわかる]世界初のリアウイングライト…テールランプとリアウィングが一体化!
レスポンス
レアすぎるよ…! 約940万円! ケータハムセブンの[中古価格]が驚愕すぎる件
レアすぎるよ…! 約940万円! ケータハムセブンの[中古価格]が驚愕すぎる件
ベストカーWeb
グループAのころにゃなかったぞ! おじさんファンにはちんぷんかんぷんなイマドキ「レース用語」10選
グループAのころにゃなかったぞ! おじさんファンにはちんぷんかんぷんなイマドキ「レース用語」10選
WEB CARTOP
苦しみ続けるマクラーレンのノリスが予選6番手「良いラップをまとめることが、あまりにも難しい」/F1第22戦
苦しみ続けるマクラーレンのノリスが予選6番手「良いラップをまとめることが、あまりにも難しい」/F1第22戦
AUTOSPORT web
先代「695」と乗り比べ アバルト500e 長期テスト(5) 魅力はそのまま 未来感が凄い!
先代「695」と乗り比べ アバルト500e 長期テスト(5) 魅力はそのまま 未来感が凄い!
AUTOCAR JAPAN
「なんで!? スマートキーが作動しない!?」焦るクルマのトラブル 便利だけど大きな弱点もある理由とは
「なんで!? スマートキーが作動しない!?」焦るクルマのトラブル 便利だけど大きな弱点もある理由とは
乗りものニュース
2列目シートも快適でフラットスペースも広いトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
2列目シートも快適でフラットスペースも広いトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
なつかしすぎて涙。タミヤのRCバギー「グラスホッパー」が誕生40周年を記念し“トミカ”&“ミニ四駆”になった!
なつかしすぎて涙。タミヤのRCバギー「グラスホッパー」が誕生40周年を記念し“トミカ”&“ミニ四駆”になった!
くるくら
タナクがまさかのクラッシュ。ヌービルが悲願のタイトル獲得。トヨタが逆転ランキングトップ/ラリージャパン最終日
タナクがまさかのクラッシュ。ヌービルが悲願のタイトル獲得。トヨタが逆転ランキングトップ/ラリージャパン最終日
AUTOSPORT web
アルピーヌのガスリーが驚きの予選3番手「アグレッシブな低ダウンフォースパッケージを選択。予想外の結果を出せた」
アルピーヌのガスリーが驚きの予選3番手「アグレッシブな低ダウンフォースパッケージを選択。予想外の結果を出せた」
AUTOSPORT web
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
くるまのニュース
レクサス『LBX MORIZO RR』やマツダ『CX-80』、最新4車種にブリッツ「OBDモニター」が適合
レクサス『LBX MORIZO RR』やマツダ『CX-80』、最新4車種にブリッツ「OBDモニター」が適合
レスポンス
マジ!? 今が[ベストタイミング]!? 新車は買えなくなったホンダ[S660]を中古で探すぞ!!
マジ!? 今が[ベストタイミング]!? 新車は買えなくなったホンダ[S660]を中古で探すぞ!!
ベストカーWeb
トヨタWRC代表、タイトル獲得に向けラリージャパンで“チームプレー”徹した勝田貴元の「マネジメント力を見ていた」
トヨタWRC代表、タイトル獲得に向けラリージャパンで“チームプレー”徹した勝田貴元の「マネジメント力を見ていた」
motorsport.com 日本版
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
レスポンス
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

57件
  • ブレーキのスライドピンに何のグリースを使えば良いか迷った。ラバーグリスが良いだの、シリコングリスが良いだの。
    ネットで人の言う事は正解ではないから難しいよね。
  • DIYも良し悪し!

    確かに自分でやった方が安上がりですが、準備と作業、安全性に見合った価値があるか判断する必要があします。

    オイル交換も廃油の処理問題があり、固めて燃えるゴミに出せず、可燃ゴミ不可だと余計な手間が掛かります。

    エレメントも同じく・・・

    尚、中のフィルターだけ交換するタイプは、パッキンの使用にコツがいるので、出来れば自分での作業は避けたいですね。

    また、LLCの交換、作業自体は簡単ですが、抜いたLLCを集めて処分となると一般の方には手に負えません。(側溝に垂れ流しじゃないよね?)

    同じように、サスペンション、ブレーキパッドも安全性に直結する為、正直、DIYで行うのはお勧めしません。

    サスペンションなりショックの交換となると、内装のバラしも必要になってくることが多い為、意外に時間が掛かります。

    安全と時間、金額だけでは無い部分がありますので、DIYをされる方は自分で出来る範囲で楽しんで下さい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村