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マセラティの最新スーパースポーツ「MC20」、もっとも美しいスーパーカーに選ばれる

掲載 更新 10
マセラティの最新スーパースポーツ「MC20」、もっとも美しいスーパーカーに選ばれる

Maserati MC20

マセラティ MC20

フォードとGoogle、コネクテッドカーや自動運転技術に関するパートナーシップ契約を締結

美で他を圧倒するスーパーカー

マセラティが2020年9月に世界初披露した新型車、MC20が第36回Festival Automobile International(国際自動車フェスティバル)で、「2021年の最も美しいスーパーカー」に選出された。

フランスを拠点とする国際自動車フェスティバルは、1986年にシャモニー氷上24時間レースの一部としてスタート。翌年の1987年から、1年で一番美しいクルマを決するアワードを開始している。プロダクト本体のみならず、書籍や広告写真など、自動車にまつわる様々なものを美的な観点で評価する賞として、独自のスタンスを保ち続けてきた。

新たな歴史の序章となる1台

今回の受賞を受けて、マセラティのデザインチーフを務めるクラウス・ブッセは次のように語っている。

「マセラティの歴史に新しいページを加える1台を作るという独創的なプロジェクトへ一意専心してきたチーム全員にとって、誰もがうらやむ栄誉を拝受できたのは大変光栄なことです」

マセラティ初のバタフライドアを採用

完全内製のエンジンやモデナ工場での生産など、オールイタリアンにこだわるMC20はマセラティの新時代を告げる記念碑的なモデルだ。トリノのマセラティ チェントロ スティーレ(デザインセンター)が手掛けたボディには、マセラティ史上初の跳ね上げ式バタフライドアを採用。同社のスーパースポーツカー界への“完全復帰”を全身で主張する。

アッパーボディ部には彫刻のようなアートワークを、下段はテクノロジーの結晶として機能性を重視した2層構造を採用。ボンネット上のエアインテークとリヤフェンダー上部にあるエアダクトが、角度によってほとんど見えなくなる絶妙な配置と形状になっている。

ダラーラが空力開発に協力

MC20の美は機能に裏付けられたもので、流れるようなボディラインは優れたエアロダイナミクス性能を備え、その成立にはダラーラによる開発協力が貢献している。ダラーラの風洞実験室で2000時間以上に及ぶ作業と、流体力学を用いた1000回以上ものシミュレーションを実施し、MC20のボディワークは完成した。

ちなみに“MC”は「Maserati Corse」の頭文字であり、Corse=コルセはレースフィールドとの強い繋がりを示唆している。“20”は彼らの新時代がやってきた2020年を意味する。マセラティはすでにMC20で競技シーンへ復帰することも公言済みだ。

将来的にはコンバーチブルやフル電動化も想定

搭載するのは「Nettuno(ネットゥーノ=海神ネプチューンを意味するイタリア語)」と名付けられた3.0リッターV6直噴ターボエンジンだ。最高出力は630ps/7500rpm、最大トルクが730Nm/3000~5500rpmを発生する。

最新ユニットは開発から組み上げまですべてがマセラティ内製であり、じつに20年以上ぶりの完全自社製パワーユニットとなる。トランスミッションは8速DCTを組み合わせて後輪を駆動。0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は325km/h超を実現するという。

MC20はクーペ、カブリオレの2バリエーションを想定しているのに加え、将来的なフル電動化も見据えた設計となっている。すでに2020年9月より予約受付を開始。生産は、マセラティ本社に隣接する工場(Viale Ciro Menotti=ヴィアーレ・チロ・メノッティ)が担当する。

【SPECIFICATIONS】

マセラティ MC20

ボディサイズ:全長4669 全幅1965 全高1221mm

ホイールベース:2700mm

トレッド:前1681mm 後1649mm

車両重量:1500kg

エンジン:V型6気筒DOHCターボ

総排気量:3000cc

ボア×ストローク:88.0×82.0mm

最高出力:630ps/7500rpm

最大トルク:730Nm/3000-5500rpm

トランスミッション:8速DCT

サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン

駆動方式:RWD

ブレーキ:前ベンチレーテッド(6ピストン) 後ベンチレーテッド(4ピストン)

タイヤ:前245/35ZR20 後305/30ZR20

【問い合わせ】

マセラティ コールセンター

TEL 0120-965-120

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