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6年ぶりのフルモデルチェンジが凄い! 三菱ふそう新型スーパーグレートは2024年問題に対する新兵器だった

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6年ぶりのフルモデルチェンジが凄い! 三菱ふそう新型スーパーグレートは2024年問題に対する新兵器だった

 この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショー2023が開催中

マジメなドライバーも乗用車も迷惑! コンプラが厳しい現代にもいる一部トラック乗りの悪しきマナー4選

■三菱ふそうブースは新型スーパーグレートを公開

■スーパーグレートのフルモデルチェンジは6年ぶり

 ふそう伝統のブラックベルトを未来的に継承

 2023年10月28日(土)~11月5日(日)、東京ビッグサイトで開催の「ジャパンモビリティショー2023」。三菱ふそうブースのトピックスは、同社フラッグシップモデルの大型トラック、スーパーグレートのフルモデルチェンジとその実車の世界初公開だった。

 2017年の「17スーパーグレート」のリリースから6年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型スーパーグレートは、経済性、安全性、快適性、そして操作性の向上をコンセプトに開発。キャブは空力特性を考慮した新たなデザインを採用し、さらに高性能で低燃費な12.8リッターエンジンも新たに開発している。

 これは、2050年までのカーボンニュートラルの達成を表明した日本と、その社会の要請に応えるため、EVトラックの実用化などCO2削減策を進めてきた三菱ふそうの取り組みのひとつで、低燃費で地球環境に優しい大型トラックの開発をこの新型スーパーグレートでさらに推進しているわけだ。

 新デザインのキャブは、空気抵抗を徹底的に抑えたスーパーハイルーフを採用。さらに1970年代の同社の大型車Fシリーズやキャンターなどのトラックに採用されていた「ブラックベルト」のフェイスを未来的に継承。そのフロントグリルやバンパーもなめらかな空気の流れを生み出す造形になっている。また、新開発の6R30エンジンは圧縮比の増加とターボチャージャーの改良によってブースト圧を増大。燃焼圧力を上げて熱効率を改善し、パワフルかつ燃費性能を向上させている。

 この外装デザインとパワーユニットの組み合わせにより、JH25モード(2025年度重量車燃費基準)も達成。まさに脱炭素社会の実現のためさらに進化したトラックになっている。

 スーパーハイルーフを採用したキャブは室内の居住性も向上。耐荷重47kgの収納性を実現したスーパートップシェルフを装備。そこにもふそうのデザインアイデンティティであるブラックベルトをあしらっている。また、ダッシュボードやコンソールには従来のブラックのほかダークレッドも追加。高級感あふれるインテリアとなっている。

 さらに、電動パーキングブレーキも新たに標準装備。手動操作のほか、自動解除や自動作動の機能も搭載し、操作忘れによるトラブルも低減させるとともに使い勝手もさらに向上させている。また、衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト6(ABA6)」や自転車や歩行者、車両との衝突を防ぐ「アクティブ・サイドガード・アシスト2.0」を新規搭載。さらに、リヤビューカメラを標準装備するなど、より進化した安全サポートも実現している。

 物流・運送業界における「2024年問題」に伴い輸送の効率化が急務となるなか、新型スーパーグレートは長距離輸送が多い大型トラックに求められる快適性や安全性、操作性をさらに強化。より優れた燃費性能とパワフルな走りにより、より効率的で働きやすいドライバーたちの愛機になってくれるはずだ。

 この新型スーパーグレート、デリバリーは来年(2024年)春の予定。まさに2024年問題をクリアする新兵器のひとつになるに違いない。

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みんなのコメント

6件
  • トラックメーカーが2024年問題や運転手不足を意識して訴求してもあまり意味がないように思う。
    大型車の荷台はこれ以上大きくする余地はないし、買ったところで労働時間を減らせるわけではない。
  • イスがすぐにダメになるのをなんとかして欲しい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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