アストンマーチンは7月18日(月)に、短いティザー映像を公開した。
映像には「五感: スタンバイOK」とあり、その文字の後ろには緑色の波が脈を打つ心臓の鼓動のようにドクドクと動いている。映像はTwitterなどのソーシャルメディアに投稿されている他、同社の公式WEBサイトでも公開されている。
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映像は今後の展開や新たなクルマに関する情報などは何も明らかにされていない漠然としたモノではあるが、たった4秒の映像が想像を掻き立てている。
投稿のキャプションには「鼓動、レースを始めよう。アストンマーチンの新しい定義が間もなく登場する」とコメントが付けられている。今回のティザーがサーキットに関連するモノである可能性が示唆されており、サーキット専用のレーシングマシンか、サーキット特化のハードコアなロードカーなどが開発されているのだろう。
ただ具体的な情報がない以上、今はアストンマーチンからの続報を待ちつつ、想像を膨らませるしかない。
アストンマーチンのロードカーの基本ラインナップは現在4車種。クーペ/ロードスターモデルの『DB11』と『DBS』、『ヴァンテージ』、そして同社初のSUVモデル『DBX』だ。
また、アストンマーチンはプラグインハイブリッドスーパーカー『ヴァルハラ』の開発を続けており、登場は2024年を予定している。4.0リッターツインターボV型8気筒エンジンに150kWのハイブリッド機構を搭載することで、システム全体で950PSを発生させるという。
なおアストンマーチンは、2025年に新型『ヴァンキッシュ』をデビューさせる計画だとも言われている。
アストンマーチンは先日、サウジアラビアの政府系ファンドから新たな出資を取り付けたことを発表。オーナーのローレンス・ストロールは「アストンマーチンにとっては、ゲームチェンジャーのような出来事」だとコメントしていた。
この新たな資金調達は、将来的なラインナップの電動化に向けられたモノ。ヴァルハラはその尖兵として登場するモデルで、まだ見ぬフルEVモデルがそれに続くことになる。
どうなるかは分からない。しかし、オーナー変更後もCEOの変更や負債などの障壁に直面してきたアストンマーチンが、変革期にある自動車業界で存在感を示す強固は地盤は整ったと言えるだろう。
アストンマーチンが言う”新しい定義”がいつ示されるかは分かっていないが、どんな驚きが飛び出すかはその時のお楽しみだ。
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