レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、現時点でフェラーリのパワーユニット(PU)がグリッド上で最強だと考えているようだ。
2014年にV6ハイブリッドのPUが導入されて以来、メルセデスが絶対的なアドバンテージを有してきた。しかし今シーズン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はフェラーリがその差をオフシーズンの開発で埋めてきたと話していた。
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フェラーリは6月のカナダGPで初のアップグレードを持ち込んだ。一方のメルセデスは、ベンチテストで信頼性の問題が見つかりアップグレードを延期。フランスGPで”フェイズ2.1”と呼ばれるPUを投入した。
先週末のイギリスGP予選では、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネンのふたりが、ポールポジションを獲得したハミルトンに0.1秒以内に迫った。一方、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、0.7秒の大差をつけられた。
ホーナーは、現行の空力レギュレーションではシルバーストンが最もパワーに敏感なサーキットのひとつであると考えている。それはダウンフォースの増加により、コプスを始めとした高速コーナーがアクセル全開で抜けられるようになったため、アクセル全開率が高まったからだ。
シルバーストンでは、フェラーリカスタマーのハースの他、ザウバーも大きく躍進していた。このことからホーナーは、今やフェラーリの方がメルセデスよりもPU開発競争をリードしていると考えているようだ。
motorsport.comが、フェラーリPUが今のF1でベストだと思うかとホーナーに訊くと「今はそれ(フェラーリPU)がベンチマークを設定している」と答えた。
「ハースに加えて、ザウバーも良い成績をあげていることからも分かる」
イギリスGPのレースで、ライコネンの後ろを走っていたフェルスタッペンは、ルノーPUのパワー不足は悲劇的であり、まるで別シリーズを戦っているような感じがしたと話した。
彼はルノーがトップメーカーと比べて70から80馬力劣っていると考えており、シルバーストンでは1周1秒失っていると嘆いた。
レッドブルは2019年からホンダPUにスイッチする予定だが、トロロッソのピエール・ガスリーもフェルスタッペン同様パワー不足を訴えており、こちらもシルバーストンで1周1秒を失っていると述べていた。
レッドブルにとって、トップメーカーと比べてほぼ同じくらいのポジションにいるメーカーの間でPUを交換することをどう思うかと訊かれると、ホーナーはホンダの今後の開発計画が鍵になると話した。
「現時点で、両者のエンジンの状況は非常によく似ていることが分かる」
「今回はルノーにとって非常に厳しい週末であり、そのレベルがどこにあるのかが非常に明確になった。我々が見られるデータに隠されることもない」
「埋めるべき差がある。そしてホンダについては、彼らが進めている開発を我々はかなり信じており、うまくいくことを願っている」
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