2020年はルノーからF1に参戦するエステバン・オコン。チームのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、そんな彼を高く評価しているようだ。
オコンは2019年にF1のレギュラーシートを失い、メルセデスのシミュレータードライバーを務めていた。しかし、2020年はニコ・ヒュルケンベルグと入れ替わる形でルノー入りを果たし、再びF1を戦うこととなった。
■”混乱期”にあるルノー。F1活動の継続は”2021年改革”の行方次第?
フランス人ドライバーであるオコンはかつて、ルノーの育成ドライバーとしてレース活動をしていた。メルセデスと育成契約下ではあるものの、ルノーに戻ってきた形のオコンについて「新たなる力が加わった」と、アビテブールは語った。
「彼はチームに新たなエネルギーやアグレッシブさをもたらすだろう。個人的にそれはポジティブなものだと思っているし、彼にはメルセデスと仕事をした経験だってあるんだ」
「それは良いことだ。つまるところ、ドライバーに関しては期待ができる。我々が良くするべきなのは間違いなくマシンの方だ」
ルノーは2019年、F1通算7勝の実績を持つダニエル・リカルドを獲得。リカルドは“勝てるマシン”を持つレッドブルから、中団争いからの脱却を目指すルノーへチームを移った。しかし初年度は表彰台に手が届かず、レッドブル時代のような成績を残すことができなかった。
2019年シーズンはリカルドがトップチームから移籍してきたことによって、必然的にルノー、そしてリカルド自身に対する期待を高める結果となり、それが双方にとってプレッシャーになったと考えられる。
アビテブールはそんな2019年シーズンと今季は状況が異なると語り、オコンはフォースインディア(現レーシングポイント)時代を上回る成績が残せると自信を持っている。
「(置かれた状況が)少し違うと思う。彼(オコン)はまだ成長段階の途中だ。第一、彼は2年ぶりにレースに戻ってきたんだ」
「2019年の不振の原因がダニエルの獲得にあると言う人もいる。一方で、彼(オコン)が以前にレースを戦ったマシンよりも良いマシンを手にすることができれば、それはポジティブなものをもたらすと思う」
「よりポジティブなものがエステバンによってもたらされるだろう。それは決してダニエルがダメだったということではない。私はダニエルがチームを後押しするために取り組んでくれたことを称賛している」
「しかし、彼(リカルド)が加入したことによって、メディアなどを中心にチームに期待がのしかかったのは事実だ。それ(リカルド獲得)自体は我々の望んだことだが、結果的に彼は想像以上に大きなプレッシャーをチームに与えた」
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