現在のF1では、各チームに年間の予算制限が課されており、さらに厳しいテクニカルレギュレーションが制定されている。そのため、独創的なマシンが登場しにくいという声が上がることが多い。
一部では、予算制限があるのだから、もっとテクニカルレギュレーションを緩くすればいい……そんな声も聞かれる。
【ギャラリー】もっとたくさんの独創的なマシンを見たい方に……”爆発”する個性。史上最もワイルドなデザインのF1マシントップ50
かつてのF1では、各チームが思い思いのデザインを形にし、ファンをはじめ見る者の度肝を抜いてきた。本稿ではその爆発するアイデアを具現化したマシン5台をご紹介する。
■ウイリアムズFW08B:たいれるだけが6輪じゃない?? もしかしたらトレンドになっていたかも……
ティレルだけが6輪F1マシンを目指したわけじゃない。ウイリアムズも6輪車を登場させようとしていた。そのテストマシンが、FW08Bである。
ティレルと違うのは、フロントが4輪になったわけではなく、リヤが4輪化した6輪車であるということ。空気抵抗を減らすだけでなく、トラクションの増強も目指されたのだ。
テスト走行のみで実戦デビューはしなかったが、車両は現存しており、グッドウッドなどで走行することがある。
このマシンが成功していたら、もしかして6輪F1はブームになった?
この他マーチやフェラーリも6輪車をテストしていた。
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