現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ディーゼルの常識を打ち破れ スポーツディーゼル搭載!最新型となったBMWアルピナD3 Sは一味違う

ここから本文です

ディーゼルの常識を打ち破れ スポーツディーゼル搭載!最新型となったBMWアルピナD3 Sは一味違う

掲載 更新 4
ディーゼルの常識を打ち破れ スポーツディーゼル搭載!最新型となったBMWアルピナD3 Sは一味違う

 BMWチューナーである「アルピナ」が、最新世代のBMW3シリーズをベースとしたクリーンディーゼルモデル「D3 S」を発表した。

 同モデルでは、日本仕様のBMW3シリーズで非設定となる3.0L、 直列6気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載するが、アルピナマジックによってスポーツカーへと変貌させている。

この値段で買えるのか!! 200万円で買えるおすすめ名門中古輸入車 5選

 アルピナ初のハイブリッド機能も組み合わせる新型D3 Sの概要をお伝えしたい。

文:大音 安弘、写真:ニコル・オートモビルズ

戻る|【画像ギャラリー】驚異のスポーツディーゼルBMWアルピナ D3Sの全容!

新型3シリーズのクリーンディーゼル車ベースのアルピナが登場

 ニコル・オートモビルズは、2020年5月11日、アルピナの最新モデルである「BMW ALPINA D3 S」の日本導入を発表した。

 価格は、4ドアセダンの「リムジン アルラッド」が、1078万円。ツーリングワゴンの「ツーリング アルラッド」が、1117万円。いずれも右ハンドル仕様の8速AT車のみとなる。

 本国での生産開始は、2020年7月頃となり、日本での納車開始は、2020年12月を予定している。

新型BMW3シリーズベースとなるBMWアルピナD3 Sを発表。なんとクリーンディーゼル搭載のコンプリートカーだ

クリーンディーゼルに走る喜びを与えたアルピナマジック

 ドイツのアルピナ社は、BMWをベースとしたコンプリートカーメーカーだが、ガソリンエンジンだけでなく、クリーンディーゼルエンジンのチューニングも行うチャレンジングなチューナーでもある。

 日本市場では、BMWよりも早くクリーンディーゼル車を投入。それが高い評価を受け、後に展開されたBMWのクリーンディーゼル車人気に弾みをつけたとも言われる。そのアルピナが腕を振るった最新ディーゼルモデルが「D3 S」だ。

 ベース車は、BMWの主力モデルのひとつである新型3シリーズのセダンとツーリング。既に、新型3シリーズベースに、3.0L直列6気筒ターボガソリンエンジンを搭載する「B3」が投入されており、ビジュアル面は、このD3 Sも、基本的な部分を共有している。

 エクステリアは、ベースとなる3シリーズのスタイリングを最大限活かしながら、機能的かつ質感の高い専用エアロパーツを装着。

 エンブレムやオリジナルデザインのアルミホイールなどの専用仕様が、特別なBMWモデルであることを、控えめに主張する。高性能モデルながら、あくまでさりげない演出に拘るのもアルピナらしい魅力のひとつである。

「形態は機能に従う」というアルピナ哲学に基づき、エアロダイナミクスを向上させたエクステリア。伝統の控えめな仕上げにも好感を持つファンは多い

驚異のディーゼルエンジン

 アルピナマジックにより生まれ変わった3.0Lの直列6気筒クリーンディーゼルエンジンは、最高出力355ps/4000~4200rpm、最大トルク730Nm/1750~2750rpmを発揮。しかもレッドゾーンまで、しっかりと吹け上がるように躾けられているというから驚きだ。

 その実力は、0-100km/h加速が4.6秒。0-200km/h加速も17.5秒に過ぎない。さらに最高巡航速度は、273km/hを誇る(※全てリムジンでの値)。

 この高性能化に大きく貢献するのが、2基のターボチャージャーと最新のインジェクションシステムを組み合わせたアルピナによるチャージングシステムだ。

 その性能を存分に発揮すべく、アルピナ製インタークーラー、大容量ラジエーター、ATオイルクーラー、2基の外部クーラントクーラーと電動ポンプ・クーラントポンプなどの各部の冷却性能も強化されている。

 またアルピナとして初となるBMWのマイルドハイブリッド技術の採用もトピックのひとつであり、48Vバッテリーとベルト駆動式スタータージェネレーターで構成されるマイルドハイブリッドシステムを搭載。

 最大8kW(11ps)の回生電力を瞬時に活用できるため、低回転域のエンジンレスポンスが向上。もちろん、エネルギー効率の改善にも、ひと役買っている。

 ハイパワーを受け止める駆動系は、高トルクに耐える8速ATと4WDを全車に採用。4WDシステムは、xDriveをベースに、アルピナが開発を行ったものだ。

 後輪側に備わる電子制御式アクティブLSDとの相乗効果で、コントローラブルな操縦性と優れた高速安定性を両立させている。

 もちろん、サスペンションは専用チューニングが施され、ブレーキシステムも強化されるなど、隙のないトータルチューニングが施される。

アルピナマジックにより高いスポーツ性を発揮する3.0Lの直列6気筒クリーンディーゼルターボエンジン。

 アルピナ色を強めたインテリア

 特別感が高められるのは、インテリアも同様。各部に、アイコンとなるアルピナ特有の専用装飾が加えられ、センターコンソールに、アルピナモデルを示すシリアルナンバー付きプレートが装着されるのは、歴代モデル同様だ。

 新たな試みとして、新世代モデルの象徴のひとつであるデジタルメーターパネルも、アルピナ専用デザイン表示となる。また3シリーズに装備されるナビゲーションシステムやパーキングアシストなどの基本的な機能は、アルピナにも装備されている。

 さらにインテリアのカスタマイズには、一切制限がなく、如何なるオーダーでも、ユーザーのために受け付けるとしている。

上質なインテリアもアルピナの魅力のひとつ。デジタルメーターもアルピナ仕様に改良される

戻る|【画像ギャラリー】驚異のスポーツディーゼルBMWアルピナ D3Sの全容!

こんな記事も読まれています

ジャガー「Dタイプ」がたったの約54万3000円! カーディーラーで販売された空冷単気筒2ストロークを搭載したジュニアカーとは
ジャガー「Dタイプ」がたったの約54万3000円! カーディーラーで販売された空冷単気筒2ストロークを搭載したジュニアカーとは
Auto Messe Web
3代目では「エアー」と「クロスター」の2つのタイプを設定!ホンダが新型「フリード」をHPで先行公開
3代目では「エアー」と「クロスター」の2つのタイプを設定!ホンダが新型「フリード」をHPで先行公開
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタ ランドクルーザー 250【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
トヨタ ランドクルーザー 250【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
アンドレッティの参戦を拒否したF1を米国下院司法委員会が調査へ。評価プロセスに関連する全文書提出を要求
アンドレッティの参戦を拒否したF1を米国下院司法委員会が調査へ。評価プロセスに関連する全文書提出を要求
AUTOSPORT web
一世を風靡したレーサーに見る名人と天才の違いとは?
一世を風靡したレーサーに見る名人と天才の違いとは?
AutoBild Japan
ヤマハ発動機、元会長の長谷川武彦氏が死去 トヨタ2000GT製造責任者やパッソルの開発を主導
ヤマハ発動機、元会長の長谷川武彦氏が死去 トヨタ2000GT製造責任者やパッソルの開発を主導
日刊自動車新聞
宮田莉朋のチームメイトが緊急交代/6年ぶりの事態/ハプスブルクからのメッセージetc.【WECスパ走行前日Topics】
宮田莉朋のチームメイトが緊急交代/6年ぶりの事態/ハプスブルクからのメッセージetc.【WECスパ走行前日Topics】
AUTOSPORT web
MotoGPでの苦戦続くホンダ、2027年新規則が浮上の契機に? しかしマリーニ「あまりにも先すぎる」
MotoGPでの苦戦続くホンダ、2027年新規則が浮上の契機に? しかしマリーニ「あまりにも先すぎる」
motorsport.com 日本版
画質よし、価格よし! 彩速ナビ「TYPE S」がHD画質になって新登場 2024年モデルの注目は?
画質よし、価格よし! 彩速ナビ「TYPE S」がHD画質になって新登場 2024年モデルの注目は?
AUTOCAR JAPAN
「軽自動車」と「普通車」どっちがイイ? 大きさ・走り・維持費はどう違う? 「軽」に適してるのはどんな人?
「軽自動車」と「普通車」どっちがイイ? 大きさ・走り・維持費はどう違う? 「軽」に適してるのはどんな人?
くるまのニュース
馴染み始めがタイミング 新しく購入した自転車は初回点検を忘れずに!
馴染み始めがタイミング 新しく購入した自転車は初回点検を忘れずに!
バイクのニュース
新UI・オーガニックGUIプラス搭載で特大サイズ2画面表示対応、ケンウッド“彩速ナビ”2024年モデル・TYPE Sシリーズ4モデル発売
新UI・オーガニックGUIプラス搭載で特大サイズ2画面表示対応、ケンウッド“彩速ナビ”2024年モデル・TYPE Sシリーズ4モデル発売
レスポンス
内装の質感にビビる!! 生産はわずか数百台のみ! ビートルのオシャレ番長モデルの「ヘブミューラー」
内装の質感にビビる!! 生産はわずか数百台のみ! ビートルのオシャレ番長モデルの「ヘブミューラー」
ベストカーWeb
25歳でルノー「キャトル」とマツダ「ロードスター」の2台体制!「できる限りの整備は自分でやっています」
25歳でルノー「キャトル」とマツダ「ロードスター」の2台体制!「できる限りの整備は自分でやっています」
Auto Messe Web
【2タイプのちょうどいい】 ホンダ新型フリード先行公開 「エアー」/「クロスター」を設定
【2タイプのちょうどいい】 ホンダ新型フリード先行公開 「エアー」/「クロスター」を設定
AUTOCAR JAPAN
メガーヌR.S.の最終モデルと人気のカングーを展示! アルカナの試乗もできます! ルノーブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
メガーヌR.S.の最終モデルと人気のカングーを展示! アルカナの試乗もできます! ルノーブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
【ドライブグルメ】関越自動車道・高坂SA(上り)で、埼玉の食材を使った渾身のグルメを味わう
【ドライブグルメ】関越自動車道・高坂SA(上り)で、埼玉の食材を使った渾身のグルメを味わう
Webモーターマガジン
8年ぶり全面刷新! ホンダ新型「フリード」初公開&6月発売! まるで“ミニ”ステップワゴン!? シエンタライバルは何が変わった? みんなの反響は
8年ぶり全面刷新! ホンダ新型「フリード」初公開&6月発売! まるで“ミニ”ステップワゴン!? シエンタライバルは何が変わった? みんなの反響は
くるまのニュース

みんなのコメント

4件
  • アルピナD3を人生上がりの車にしたいと思っている。
    アルピナはやっぱり良いよなぁ。
  • 当たり前だけど純正より、こっちのフロント周りの方がカッコいい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1078.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

258.01558.0万円

中古車を検索
D3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1078.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

258.01558.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村