ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1開幕戦オーストラリアGPでインターミディエイトタイヤにタイミングよく変更したことで5位入賞を果たし、チームの戦略遂行力を称賛した。
6番グリッドからレースをスタートしたアルボンは、スタートでシャルル・ルクレール(フェラーリ)に先行を許したものの、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)の追い上げを抑え、レースの大半で7番手を走行していた。
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しかしレース終盤、強い雨雲がサーキットに接近。最終セクターで雨が強まったタイミングでウイリアムズはアルボンをピットに呼び戻すことを決め、インターミディエイトタイヤを履かせた。
この判断が大正解。ステイアウトをしたフェラーリ勢や角田裕毅(レーシングブルズ)がポジションを失う中、アルボンは4番手まで浮上した。アルボンのひとつ前を走っていた角田はピットストップが遅れ、11番手までポジションを落としたことからも結果的にアルボンの戦略が正しかったことは明白だろう。
レース終盤はルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)からプレッシャーをかけられ、最終的にオーバーテイクを許し5番手でチェッカーを受けたアルボンだったが、アントネッリがアンセーフリリースのペナルティで5秒加算のペナルティを受けたため、アルボンが4位という結果となった。
※追記:その後、アントネッリへのペナルティが撤回されたため、アルボンの最終結果は5位となった。
アルボンは、レース前にチームでシーズン序盤のカオスな状況を利用することについて話していたことを明かし、チームの果敢な戦略が結果的に功を奏したと語った。
「チームとして、今日は本当にすべてのことを実行できたと思う」
「最初のレースは、戦略や週末へのアプローチという点で、なかなかうまくいかないものだ。でも今日はすべてがうまくいって4位を獲得できた」
「素晴らしいスタートだし、昨年から大きな進歩を遂げたことが証明された。こういう結果、4位なんて今季何度もあるものではないだろう」
「僕達はチーム内で、シーズンの早い段階で結果を出すことについて話し合っていたんだ。ルーキードライバーが多くいるという状況からアドバンテージを得て、素早くポイントを獲得できるようにね」
アルボンは、風やインターミディエイトタイヤのサーマル・デグラデーション(熱劣化)のしやすさを理由に、ウイリアムズが今回のコンディションで競争力を発揮できるかどうか分からなかったと認めた。
ウイリアムズのマシンは風の影響を大きく受ける点が弱点になっていたのだ。アルボンは今回も、突風によってマシンのパフォーマンスが影響を受けたことを示唆したが、それでも2024年からは大きな改善が見られるという。
「このようなコンディションでは、自分の限界もわかっているし、プッシュしすぎてはいけないこともわかっている」
そうアルボンは説明した。
「でも同時に、6番手からスタートして、フェラーリの1台に抜かれても7位でフィニッシュできていたとしてもとても嬉しかっただろう」
「でも今日は4位を獲得できた。もう一回同じレースをやりたくなんてないよ! 終わってよかった。突風が吹き荒れる天候と、オーバーヒートし始めるインターミディエイトタイヤの組み合わせは、一般的に僕らにとっては良くない」
「正直なところ、レーシングブルズやアルピーヌと比較すると、僕達は望んでいたほど競争力がなかったと思う。でも、ああいうコンディションでは昨年よりもずっと競争力があったんだ」
「ペースがあると分かったのは素晴らしいし、ピットウインドウが開くと分かっていたから、少しリスクを冒したんだ。そして事態は想定していた通りになった」
「プッシュしたら問題なくユウキに追いつくことができたし、彼がピットインするかしないかを待っていたんだ。そして僕達が先にピットインして、それは正しい判断だった」
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