フォルクスワーゲンが新型クロスオーバーSUV「T-Roc」を日本市場に導入。車両価格は384万9000円~453万9000円に設定
フォルクワーゲン・グループ・ジャパンは7月15日、新型クロスオーバーSUVの「T-Roc(ティーロック)」を新設定し、同日より発売した。
フォルクスワーゲンの最小コンパクトSUV「T-Cross」が日本での販売をスタート!
車種展開は以下の通り。
TDI Style:384万9000円
TDI Style Design Package:405万9000円
TDI Sport:419万9000円
TDI R-Line:453万9000円
新規に日本導入を果たしたT-Rocは、コンパクトSUVのT-Crossとティグアン(Tiguan)の間の車格に位置し、SUVならではの持ち味とコンパクトハッチバックの機動性を融合させた新時代のクロスオーバーモデルである。
基本骨格にはフォルクスワーゲン・グループの生産モジュール方式「MQB(Modularer Querbaukasten)」による堅牢かつ設計自由度の高いシャシーを専用セッティングで採用。エクステリアは、新しいフォルクスワーゲンのSUVのDNAを独自に表現し、ダイナミックで都会的なスタイルを取り込む。
フロント部は薄型のヘッドライトハウジングと一体感を持たせたグリルやLEDデイタイムランニングライトおよびコーナリングライトを個別に配した厚みのあるバンパー、大型エアインテークやアンダーボディガードなどにより、ワイド感と力強さを強調。サイドビューはAピラーからサイドルーフ全体に渡って伸びるクローム エレメント、クーペのように弧を描きながら下方へ向かう“タルガバー”を連想させるCピラー、鋭いアンダーカット処理を施したキャラクターライン、力強いショルダーエリアを形成しながら車体を保護するダークカラーのプラスチック製オフロードトリムを組み込むホイールアーチなどによってSUVならではの頑丈なスタイルを創出した。そしてリアセクションは、ウィンドウを含むルーフエリア、3Dデザインのコンビネーションランプおよびリアゲートパネルのエリア、テールゲートを囲うように両端を上方へと伸ばしながらブラックのプラスチックエレメント(ハニカムデザイン)およびリフレクターやディフューザーを配したバンパーエリアという3つのレベルから構成し、より低く、より幅広く、よりスポーティな後ろ姿を演出する。
ボディサイズは全長4240~4250×全幅1825×全高1590mm、ホイールベース2590mmに設定。日本仕様のボディカラーには、フラッシュレッド/アトランティックブルーメタリック/ピュアホワイト/ディープブラックパールエフェクト/インジウムグレーメタリックのモノトーンのほか、フォルクスワーゲンのSUVとして初のツートーンとなるフラッシュレッド&ブラック/アトランティックブルーメタリック&ホワイト/ホワイトシルバー&ブラック/ピュアホワイト&ブラック/エナジェティックオレンジメタリック&ブラック/インジウムグレーメタリック&ブラック/ターメリックイエローメタリック&ブラック/ラヴェンナブルーメタリック&ブラック/ラヴェンナブルーメタリック&ホワイトをラインアップした。
内包するインテリアは、クルマの全長に対して非常に長いホイールベースを有効活用し、最大5名の乗員がリラックスできる広々としたキャビン空間に、高い着座位置により良好な前方視界を確保したフロントシートを組み込んだことがトピックだ。また、インストルメントパネルは明確な水平ラインを基調とし、メーターパネルとインフォテインメントシステムはインストルメントパネルを左右に横断する装飾トリムによって一体化。8インチディスプレイを備えたインフォテインメントシステムは、利便性を考慮してダッシュボード最上部に配置する。さらに、メーター部には多様な情報を見やすく表示する“Active Info Display(アクティブ インフォ ディスプレイ)”をセット。コネクテッドカーとしての機能を有するVolkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、コネクティビティ機能“App-Connect”とテレマティクス機能“Guide&Inform”で構成するモバイルオンラインサービス“Volkswagen Car-Net”、スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”といった機能装備も設定した。
なお、ボディカラーでターメリックイエローメタリックおよびラヴェンナブルーメタリックを選択した際は、インテリアもボディカラー同色系のイエローおよびブルーにカラーコーディネートしている。
ラゲッジスペースに関しては、セグメントでトップクラスの容量の445リットル(後席使用時)~1290リットル(後席フル可倒時)を実現。後席シートバックには60:40分割可倒機構を内蔵する。リモコンキーで自動開閉が可能なパワーテールゲート(挟み込み防止機能付)も設定した。
パワーユニットには最新バージョンの“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(150ps/3500~4000rpm、340Nm/1750~3000rpm)を搭載。トランスミッションには7速DSGを組み合わせ、前輪を駆動する。また、自動的にアイドリングをストップする“Start/Stopシステム”やバッテリーへの充電を効率よく行う“ブレーキエネルギー回生システム”などで構成する“BLUE MOTION TECHNOLOGY”を組み込み、燃費性能はJC08モードで19.5km/リットル、WLTCモードで18.6km/リットルを達成した。一方、懸架機構には専用セッティングの前マクファーソンストラット/後トレーリングアームを採用し、TDI R-Lineにはアダプティブシャシーコントロール“DCC”を装備。シューズにはTDI Styleが6.5J×16アルミホイール(20スポーク)+215/60R16タイヤを、TDI Style Design Packageが7J×17アルミホイール(10スポーク)+215/55R17タイヤを、TDI Sportが7J×18アルミホイール(10スポーク)+215/50R18タイヤを、TDI R-Lineが8J×19アルミホイール(5ダブルスポーク)+225/40R19タイヤを装着する。
安全運転支援システムの拡充もセールスポイントだ。アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)やプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、レーンキープアシストシステム“Lane Assist”、リアトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ)、デイタイムランニングライト、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”などを全車に標準で採用している。
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