ダイハツがマレーシアの国民車「マイヴィ」を初めてフルモデルチェンジ！

ダイハツ工業とマレーシアとの自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥア（セランゴール州）は11月16日、国民車「マイヴィ」をフルモデルチェンジ。同日に発売した。

プロドゥアはマレーシア第二の国民車メーカーとして小型車を中心にラインナップを充実させており、今回の「マイヴィ」のフルモデルチェンジは、同社の「アジア」「ベザ」に続くプロドゥア構造改革第3弾の商品となる。

マレーシアでのクルマの使われ方、ユーザーの志向・ニーズを汲み取った現地最適モデルとして、ダイハツが日本の軽自動車・小型車開発で培ってきたノウハウをベースに現地主体で開発。

さらに今回は、日本国内で多くのユーザーから好評を得ている衝突回避支援システム「スマートアシスト（現地名称：アドバンスドセーフティアシスト）」を一部グレードに設定。初めてグローバル展開した。

今回の改良では、従来よりも全長・全幅を広げ、全長×全幅×全高＝3,895×1,735×1,515mmとすることで、ロー＆ワイドなデザインを与えながら、前後乗員間距離を先代より87mm、荷室空間を125mm拡大。

プラットフォームは、日本の軽や小型車で培ったノウハウを生かし開発した従来車のプラットフォームをベースとしながら、マレーシア市場のニーズに合わせた改良を加えることで、高速巡航を重視する現地ニーズにマッチするよう操縦安定性を高めている。

また、現地ニーズを反映したマレーシア人好みのデザインを実現するため、スタイリングとアッパーボディ開発をプロドゥアが担当した。

エンジンは、ASEAN向け次世代エンジン「1NR-VE(1.3L)」と「2NR-VE (1.5L)」を全グレードで展開。4速ATを両エンジンに、5速MTを1.3Lに設定し、同国のエコカー政策であるEEV（Energy Efficient Vehicle）政策に適合する高い燃費性能を確保している。

マレー半島での小売価格は44,300～55,300リンギ（1リンギ＝27.1円換算で約120～149万円）。