アメリカのCセグメントの代表格はカローラとシビック
C/Dは「シー・ディー」、と読む。こうした表現は、自動車メーカー関係者の間では日常会話のなかでちょくちょく出てくる。また、セグメントというのは、ざっくり言えば、クルマの大きさを指す。小さい順で、B、C、Dとなる。
さらに技術面でみると、車体の構造では、AとB、そしてCとDがそれぞれ共有化する場合が多い。そのため、C/Dセグメントと呼ばれる。
さて、コンパクトカーという言葉がある。日本では、トヨタ・ヴィッツ、ホンダ・フィット、日産ノート、マツダ・デミオ、スズキ・スイフトなどの小型車を指す。これらは、世界標準でみると、Bセグメントに属する。
一方、アメリカの場合、コンパクトカーという概念では、Cセグメントとなる。けっして、CセグメントのCは、コンパクトのCではない。
アメリカのCセグメントの代表格といえば、カローラとシビックだ。その延長上にDセグメントのカムリとアコードがある。これら4車種それぞれ、年間30万台前後を売り上げるドル箱商品である。
そんなドル箱に、「なぜアメ車は消極的なのか?」と思う日本人が多いように思う。いやいや、別にそうではなく”人気が継続的しない”というのが実態だ。
アメリカ市場はコンパクトSUVへシフト
アメ車の主力メーカーは、その昔ビック3と呼ばれ、近年ではデトロイト3と呼ばれる、GM(ゼネラルモーターズ)、フォード、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の3社だ。
GMのCセグメントといえば、シボレー・クルーズである。アメ車という枠組みを超えて、世界戦略車として開発されたGMの自信作だ。だが、どうしてもアメリカでアメ車を購入する人は、SUVやピックアップトラックが主体となってしまい「コンパクトカーは、長年に渡り日本車が人気だし、品質もサービスもいいから」と、クルーズ人気は長続きしなかった。
フォードの場合は、フォーカスがある。同車の商品開発と設計はドイツのフォードヨーロッパが担当したのが始まりで、欧州仕込みのスポーティな乗り味とハンドリングを強調して、一時はそれなりの人気があった。事実、筆者も2000年代半ばにカリフォルニア州内でフォーカスの新車を購入している。
また、FCAの場合、クライスラー時代にダッジ・ネオンがあり、チューニングカーのベース車としても一時人気があった。リーマンショック後しばらくして、FCAとして組織に再編されてからは、FCAとしてコンパクトカー開発はフィアットが請け負うようになった。
こうしたアメリカCセグメント市場の経緯があるなかで、いま起こっているのがコンパクトSUV市場の急拡大だ。カローラからRAV4へ、またシビックからCR-Vへと、ドル箱商品の流れが変わってきたのだ。
SUVを得意とするデトロイト3としては、こうしたトレンドを転機を捉えて、反転攻勢に出てくる模様だ。
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