トライデントからFIA F2に参戦するサンティノ・フェルッチに対し、2大会4レースの出場停止処分が科せられた。
アメリカ出身のフェルッチは、2016年からハースF1のテストドライバーを努め、2017年シーズンはDAMSからGP3に6レース参戦。その後シーズン途中からトライデントに移籍しF2にステップアップ、2018年は引き続きトライデントからF2にフル参戦していた。
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そんなフェルッチは、F2第7戦イギリスレース2終了後のクールダウンラップ中、チームメイトのアルジュン・マイニに接触。チームはこれが故意による接触だったと証言したため、レーススチュワードはフェルッチに対し聞き取り調査を申し出た。
しかしフェルッチがこれを拒否。これを受けレーススチュワードはフェルッチに対してハンガリーとベルギーの2大会4レース出場停止処分を下し、6万ユーロ(約783万円)の罰金を科した。
また、フェルッチは同じくイギリスレース2、ターン4でマイニを意図的にコース外へ押し出しており、レーススチュワードは再度聞き取り調査を申し出た。しかし、フェルッチはまたしても聞き取り調査を拒否し、レース2のリザルトから除外されている。
このほかにフェルッチは、パドック内でマシンを移動する際に、グローブを外しスマートフォンを操作していたことも発覚しており、これに対しては6000ユーロ(約78万円)の罰金が科されている。
一連のレースウイーク中の行動についてフェルッチは、自身のツイッターに謝罪文を掲載。そのなかでフェルッチは「F2レースでの日曜日の行動に心からお詫びする」としている。
「私はこの件について恥ずかしく思っている。スポンサー、トライデント、仲間であるドライバー、ハース、FIA、F2、ファン、友達、家族に対し謝罪する」
またフェルッチは、父親とともに、僚友のインド人ドライバー、マイニを侮辱する発言を繰り返していたことも発覚している。
トライデントはチームの公式ツイッターを通じて声明を発表。「彼(マイニ)がフェルッチとフェルッチの父親から受けた、非スポーツ的な耐え難い行動について、チームは連携し支えていく」とした。
「契約については弁護士によって処理される。これまでの12年間の活動のなかでこのようなことが起きたことはなかった。我々はこのことについて謝罪する」
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