現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > D’station Racing AMR発進! アストンマーチン・バンテージGT3と藤井&JPの強力コンビでGT300参戦

ここから本文です

D’station Racing AMR発進! アストンマーチン・バンテージGT3と藤井&JPの強力コンビでGT300参戦

掲載 更新
D’station Racing AMR発進! アストンマーチン・バンテージGT3と藤井&JPの強力コンビでGT300参戦

 スーパーGT GT300クラスに参戦するD'station Racingは2月15日、2019年のGT300参戦体制を発表した。新たにアストンマーチン・レーシングとパートナー契約を結び、チーム名を『D'station Racing AMR』に変更。新型アストンマーチン・バンテージGT3をGT300クラスに投入し、藤井誠暢とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラという強力なコンビで参戦することになった。

 新たなエントラントをはじめ、楽しみな要素が多い2019年のGT300クラスに、新たなビッグエントリーが登場した。2017年からエンターテインメント企業であるネクサス株式会社のCSR活動としてスーパーGTに参戦を開始したD'station Racingが、アストンマーチンとパートナー契約。D'station Racing AMRとして、今季からデリバリーがスタートする新型バンテージGT3を投入することになったのだ。

オリベイラ、ニッサンからの離脱を公表「感謝の気持ちで新しいチャプターに」

 公開されたそのマシンカラーリングを見ると、その“本気度”がうかがい知れる。D'stationのコーポレートカラーであり、アストンマーチンのイメージを想起される深いブリティッシュグリーンに、D'station Racingのロゴが描かれ、さらに大きく『ASTON MARTIN RACING』のロゴ、さらに1月の東京オートサロンでも日本でPRされたパフォーマンスサブブランド、『AMR』のロゴが躍る。

 マシンに描かれたラインは“AMRイエロー”と呼ばれるもので、チーム名に『AMR』がつくことから、公式な提携が結ばれた実質的なワークス待遇だ。メンテナンスをGT300で豊富な実績が誇るKTRが担当することは2018年から変わらないが、アストンマーチン・レーシングのテクニカルサポート、エンジニア派遣が行われる。そしてこのチームを束ねるのは、今季も“大魔神”佐々木主浩総監督だ。研究熱心で、チームも驚く戦略を講じることもあるその采配も注目だろう。  

 そしてドライバーラインアップも魅力だ。GT3車両の豊富な実績を誇り、これまで通算9勝を挙げている藤井誠暢に加え、2018年までGT500クラスで戦っていたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが加入。さらに長距離レースでの第3ドライバーには、押しも押されぬアストンマーチンのエース、ダレン・ターナーが起用された。

 ちなみに藤井はこれまでスーパーGTではアストンマーチンの経験はないが、2013年のドバイ24時間ではアストンマーチンV12バンテージGT3をターナーとともに駆り総合3位に入った実績をもっている。もちろんターナー起用は、アストンマーチン本体のスーパーGTに賭ける意気込みと言ってもいいだろう。

 当然パフォーマンスはGT3カーだけに性能調整にもよるが、AMG製4リッターターボを積むバンテージGT3は、基本設計をバンテージGTEと共用しており、すでに行われたアブダビ12時間等のレースでも高いパフォーマンスを披露している。2019年のGT3における期待のマシンだが、アジアでも導入決定は初。その戦いに大いに注目が集まる。

 日本はアストンマーチンにとっても重要なマーケットであり、今回のD'station Racing AMRの強力な体制変更は、今季からDTMドイツツーリングカー選手権にもクラス1車両が登場する動きと連動して考えたくもなる。

 今季のGT300クラスの話題の中心のひとつとなりそうなD'station Racing AMR。その走りに今から注目だ。

D'station Racing AMR 2019年スーパーGT参戦体制
カーナンバー:7
チーム名:D'station Racing AMR
車両名:D'station Vantage GT3
ドライバー:藤井誠暢/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(第3ドライバー:ダレン・ターナー)
タイヤ:横浜ゴム
メンテナンス:KTR
テクニカルサポート:アストンマーチン・レーシング
チーム代表:星野敏
チーム総監督:佐々木主浩
チーム監督:武田敏明
AMRエンジニア:マーク-アンドレ・クート

こんな記事も読まれています

マクラーレン育成ボルトレートが初優勝。マシントラブル相次ぐ一戦に/FIA F2第7戦レース2
マクラーレン育成ボルトレートが初優勝。マシントラブル相次ぐ一戦に/FIA F2第7戦レース2
AUTOSPORT web
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった?  調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった? 調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
くるまのニュース
クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
AUTOCAR JAPAN
アウトバーンは130キロで走行しても遅くて流れを止めることも!? 安全かつスムーズな走り方をドイツ在住ジャーナリストが解説【みどり独乙通信】
アウトバーンは130キロで走行しても遅くて流れを止めることも!? 安全かつスムーズな走り方をドイツ在住ジャーナリストが解説【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
AUTOSPORT web
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
AUTOSPORT web
乗るなら目立つブラックキャブ! 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(1) ベースは定番のFX4
乗るなら目立つブラックキャブ! 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(1) ベースは定番のFX4
AUTOCAR JAPAN
ペニンシュラ・ホテルが現オーナー 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(2) 日産リーフの部品でEV化
ペニンシュラ・ホテルが現オーナー 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(2) 日産リーフの部品でEV化
AUTOCAR JAPAN
ブリヂストン 無敵となるか?!GR86/BRZ Cup用ハイグリップスポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」を発売
ブリヂストン 無敵となるか?!GR86/BRZ Cup用ハイグリップスポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」を発売
Auto Prove
「え、パンタグラフついてる!?」超巨大“フル電動ダンプトラック” 鉱山で世界初実験 日立建機
「え、パンタグラフついてる!?」超巨大“フル電動ダンプトラック” 鉱山で世界初実験 日立建機
乗りものニュース
全長4.3m! BMW新型「小さな高級車」世界初公開で反響多数!? 「デザイン好き」「丁度いいね」の声!300馬力&4WDの“超スポーティ仕様”も!?「1シリーズ」独に登場
全長4.3m! BMW新型「小さな高級車」世界初公開で反響多数!? 「デザイン好き」「丁度いいね」の声!300馬力&4WDの“超スポーティ仕様”も!?「1シリーズ」独に登場
くるまのニュース
「いのち短し恋せよ乙女」「闇街道地獄花」「人妻殺し」って漢感がシブすぎる! デコトラの「名文句」にはオーナーの人生観が溢れていた
「いのち短し恋せよ乙女」「闇街道地獄花」「人妻殺し」って漢感がシブすぎる! デコトラの「名文句」にはオーナーの人生観が溢れていた
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(前編)
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(前編)
GQ JAPAN
セレンス 車両用AI「セレンスChat Pro」をフォルクスワーゲンのIDAに組込み導入
セレンス 車両用AI「セレンスChat Pro」をフォルクスワーゲンのIDAに組込み導入
Auto Prove
俳優・駒木根葵汰の「今、気になるバイクに乗りたい!」──Vol.1 ホンダ・ダックス125
俳優・駒木根葵汰の「今、気になるバイクに乗りたい!」──Vol.1 ホンダ・ダックス125
GQ JAPAN
「居住者のための道」「スクールゾーン」に「選挙カー」が走っているのですが… 許されるのですか? 批判あるもいまだ横行
「居住者のための道」「スクールゾーン」に「選挙カー」が走っているのですが… 許されるのですか? 批判あるもいまだ横行
乗りものニュース
14年ぶり全面刷新! レクサス「新型“カクカクSUV”」登場! V6ツインターボ×「上質オシャレ内装」がカッコイイ! 国内初投入「新型GX」に大反響
14年ぶり全面刷新! レクサス「新型“カクカクSUV”」登場! V6ツインターボ×「上質オシャレ内装」がカッコイイ! 国内初投入「新型GX」に大反響
くるまのニュース
【2024年版】レクサス RX VS トヨタ RAV4を徹底比較
【2024年版】レクサス RX VS トヨタ RAV4を徹底比較
グーネット

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2240.02540.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

498.06250.0万円

中古車を検索
V8ヴァンテージ クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2240.02540.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

498.06250.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村