2024年F1アゼルバイジャンGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2位、カルロス・サインツはクラッシュによりリタイア(18位完走扱い)した。
ルクレールは、セカンドスティント序盤に、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に抜かれ、その後、すぐ後ろを走りながらチャンスをうかがったが、リードを取り戻すことができず、終盤は引き離され、2位も危うい状況に陥った。しかし、後ろから迫ってきたセルジオ・ペレス(レッドブル)とサインツは接触によりリタイアし、ルクレールは2位を守った。
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サインツは1周目にペレスの後ろ4番手に落ちた。終盤、2位争いに加わるが、ペレスとのバトルのなかで、最後から2周目に接触が起き、その場でリタイアとなった。このインシデントは審議対象になったが、レーシングインシデントと判断され、両者にペナルティは科されなかった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=2位(51周/51周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今日はふたつの要因で勝利を失った。ひとつ目は、ピットから出た時のアウトラップでのタイヤマネジメントだ。誰もが、タイヤのウォームアップには長い時間がかかると予想しており、僕たちのマシンはそうだった。でもマクラーレンは全くそんなことはなかった。彼らはすぐさまタイヤの温度を上げて、それによってタイムを大幅に稼ぐことができたんだ。
ふたつ目は、オスカーがオーバーテイクしてきた時に、もっと激しく戦わなかったことだ。
先は長いと分かっていたので、タイヤを労わり、DRS圏内にとどまって、終盤に彼を追い越そうと考えていた。でも、僕たちは、彼らのストレートでのスピードを過小評価していた。僕たちより低いダウンフォースのパッケージを走らせていたために、彼らはストレートでとても速くて、オーバーテイクすることができなかった。
全体的に、僕たちのチームにとってベストな一日ではなかった。でも次のシンガポールでは、もっと強さを発揮するつもりだ。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=18位(DNF 49周/51周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
本当に残念だ。一番大事なのは、チェコ(ペレス)と僕が、クラッシュでけがをしなかったことだ。それでももちろん、こういう結果になって悔しい。
僕は通常のレーシングラインを走っていて、何も変なことはしなかった。他のラップと同じように走っていたんだ。だから、リヤタイヤで接触が起きるなんて、思いもしなかった。
これはレースの一部だ。それでも今日たくさんのポイントを失ったから、辛い気分だ。とても良いレースをしていたし、速さもあったから、3位、あるいは2位も可能だったと思う。でもこれが現実だ。気持ちを切り替えて、シンガポールに集中するよ。
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