MotoGPでKTMのテストライダーを務めるポル・エスパルガロは、ドゥカティ陣営が来季からMotoGPプログラムを変更することで、シリーズにおける支配力を徐々に失っていくだろうと考えている。
今季はMotoGPのレギュラーシートを失いながらも、ワイルドカード参戦という形でいくつかのレースに出走しているエスパルガロ。先日行なわれたオーストリアGPでは11位入賞を果たした。そんな彼は来シーズンに向けた展望として、有力なライダーやサテライトチームが陣営から離れるドゥカティは、失ったものの大きさをすぐに感じるだろうと語る。
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エスパルガロが出走したオーストリアGPでも、上位10台中7台がドゥカティ陣営であり、まさに現在のMotoGPを席巻していると言える。エスパルガロは、ドゥカティを率いるジジ・ダッリーニャがF1のような高い統率力を見せたこと、そして陣営が8台体制まで拡充したことが、現在の強さに繋がっていると称賛した。
一方でドゥカティは、来季からプラマックがヤマハ陣営になることで、6台体制に縮小される。さらに陣営の中でも特に高いパフォーマンスを見せていたホルへ・マルティンとエネア・バスティアニーニが共に他メーカーに移籍することが決まっており、戦力ダウンは避けられない状況だ。
「(ドゥカティは)非常に優れている。他のメーカーにはない大きなデータアドバンテージを長年持ってきた結果だと思う」
エスパルガロはそう語る。
「彼らはとても速く開発を進めることができた。ただ、他のメーカーが2台あるいは4台体制だったときに、8台のマシンを何年も走らせていれば、それは普通のことなんだ。バイクの台数が50%違うだけでも相当な差だ」
「しかし来年からは少しずつ逆転していくだろう。彼らはひとつのチームを失い、速いライダーも数人失うんだ」
オーストリアGPはKTMにとってホームレースとなったが、同陣営はブラッド・ビンダーの5位が最上位。優勝したフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)からは18.6秒の差をつけられた。エスパルガロは11位、そしてGASGASのペドロ・アコスタとアウグスト・フェルナンデスは13位と15位という結果だった。
ドゥカティ勢との差は大きかった一方で、エスパルガロはKTMがアプリリア勢を上回る結果を出せたことは励みになると語った。
「ドゥカティ以外の1番手はKTMだった。差は大きいけど、ドゥカティに対して苦戦しているのは僕たちだけじゃない」
「例えばアプリリアは、僕たちがドゥカティと戦えていない時は同じようなところにいる。今日(決勝レース)もアレイシ(エスパルガロ)が僕の2秒前でフィニッシュした」
「僕たちはみんなここで苦しんだけど、その中で最も苦しまなかったのはKTMだったと言える」
「僕たちは意欲満々でやってきたし、実際の結果よりももっと良いレースができると思っていた。 でも、ドゥカティと互角にやり合うのはとても難しいことなんだ」
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