8月1日、ヤマハはアレックス・リンスとの契約延長を発表。リンスは2026年までチームに留まることになった。
リンスはスズキがMotoGPを撤退すると、2023年はホンダ陣営のLCRへと移籍。アメリカズGPで優勝を果たす活躍を見せたが、2024年からはさらにヤマハへ移籍することを決めた。
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リンスはここまで出走した8戦のうち4戦でポイントを獲得。ベストリザルトは13位となっている。ヤマハ自体が優遇措置を受ける厳しい状況の中、リンスとしても奮闘が続いている。
そんなリンスとヤマハは今回、契約を2年延長。2026年までリンスはヤマハに留まることになった。なおチームメイトのファビオ・クアルタラロも既に2026年まで契約を延長済みのため、基本的にヤマハは今後2年間ライダーに変更が発生しないことになる。
なおリンスは第8戦オランダGPでのクラッシュによって右手を骨折したため、第9戦ドイツGPは欠場。今週末行なわれる第10戦イギリスGPで復帰の予定となっている。
そんなリンスは契約延長の発表に際し、ヤマハを本来いるべき場所へと押し戻すことが目標であり、今後もチームとともに歩めることを嬉しく思うとコメントした。
「ヤマハとさらに2年間ともに仕事を続けられることになり、とても嬉しく思っている。チーム、そして磐田(ヤマハ本社)の経営陣が僕を信頼してくれたことに、感謝したい」
「僕たちにはヤマハをあるべき場所に戻すという明確な目標があるし、それはチャンピオンシップを争うということにある。加入したその時から、僕はヤマハの改善に向けた意欲や、目的を達成するためにどれだけのリソースを投入しているのかを目の当たりにしてきたんだ」
「そういったことや僕たちの仕事の結果として、今シーズンは改善に向けて重要なステップを踏み出すことができた。今後数年間もそのまま続けていきたいと思っている。ハードにプッシュし続けていることが示されたチームに、MotoGPにおける僕の経験や仕事への意欲を持ち込めることを嬉しく思っている」
なおヤマハは2025年から新たに、プラマックをサテライトチームとして陣営に加える予定だ。
プラマックの来季ライダーはまだ発表されていないが、現在トラックハウスに在籍するミゲル・オリベイラが起用されるのではないかと見られている。また、もうひとりはMoto2クラスから新人ライダーを起用する可能性が高い。
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